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中古のGRスープラはボディカラーで価格がかなり変わります。|KUHL Racing TOYOTA GR SUPRA
KUHL KARS 愛知にて、今回はスープラをずらっと並べまして、中古車のポイントをご紹介していきたいと思います。
今回のテーマは、スープラの中古カスタムコンプリートカーの値段。状態によってどのくらい値段が変わるかということを解説していきます。
グレードは最も上級の6気筒のターボエンジンのRZグレード。こちらの2台はRZグレードをベースにカスタムしたおクルマで価格が729万円です。こちらの価格がスープラーのコンプリートカーをフルカスタムした状態の値段の目安になります。
ただ、以下の点において違いがあります。
・カスタムの仕様
・走行距離
・ボディカラー
中古車でよくある現象ですが、ボディカラーの違いで価格が大きく変わります。特に、500万を超えてくるおクルマの場合は、値段の差がつきやすくなります。ちなみに後ろの黒のおクルマはどう考えても人気色だとおもいますが、黄色の場合は同じタイプでも30万円安くなります。
結構かっこいい色だと思うのですが、なぜか30万円安いです。やっぱりおクルマの場合は、個人の好き好みの問題が相場に大きく反映されているのかなと感じます。特にパールとか黒は比較的好まれる方が多いのかなと思います。
限定車のマットグレーは、ものすごく高いですけれども、こちらの方は、30万円ほどお安くなります。場合によってはもうちょっと安くなるかもしれません。黄色・赤色・ガンメタ当たりの色が好きな方の場合は、お安く買える可能性が大きいということです。ラッキーですよね。
逆に新車だと、黄色は33,000円アップとなります。新車だと高い色なのに中古だと安くなるといった現象が起こっています。
2022.12.23
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今回は、このベース車の違いからご紹介していきましょうか。両方とも、令和2年登録・グレードはRZ。年式・グレードは一緒で最上級グレードです。
走行距離は黄色が14,000kmで黒が3,700km。必然的に黒の方がはるかに高くなります。黒で、しかも少ない走行距離。3,000kmというと、まぁほぼ新車のようなイメージのおクルマになってくるので、通常の相場はかなり高くなります。
ちなみに、黄色はカラーが理由で30万円ほどお安くなっています。そして、走行距離の方で20万ほど変わります。
合計すると、50万ほどベース車としては安く仕入れさせて頂いているということです。でも同じ金額ということは、逆算すると黄色の方がよりカスタムをできるということです。中古車の選び方というのは、予算を決めて内容をどう組み立てるかというところが、なかなか面白いですよね。
例えばご予算750万円というふうに設定をしていただいたら、じゃあボディーカラーはこれにして、走行距離はこれぐらいにして、だったらここまでのカスタムができますよ。という感じで、ご予算をまずは決めていただいてから、ベースを決めていくという方法もありかもしれませんね。
ちなみにコンプリートカーは700万円以内では作れないのかというと、そういうわけでもないんですね。SZRグレードだった場合、50万円ほどRZよりも安くなります。その場合でも、色の相場は同じようにスライドをしていきますので、黄色の方が安くなります。そして最もベーシックなSZであった場合は、100万円ちょっとは安くなります。
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それでは、カスタムの違いを見て行きましょうか。
まずこちらの黄色のホイールはワークさんのエモーションCR2Pです。いいホイールだから高いということですね。ちなみにKUHLオリジナルのVERSホイールも、2ピースはワークさんで作って頂いております。
黒のホイールはVERSホイールのKCV01マットブラック。KCVの01から03までは、マットブラックの設定があります。
ワークさんのエモーション2PとVERSのKCV01の定価は、VERSの方が高いです。今回はワークさんのCR2Pを入れさせていただいていますが、ホイールは自由に変更が可能です。VERSホイールへの変更も可能ですし、ワークマンさんの別のホイールへの変更ももちろん可能です。
定価が違う場合は、そのぶん価格差は出てきます。ホイールがいきなり違うということですが、ここでの差はあまりないということです。タイヤは両方とも20インチで、FALKENさんのFK510の新品タイヤがついています。
ここまでは同じになります。
エアロについては、フロントディフューザーは共通です。
そして、違うのは両サイドにあるフィンがあるかないかです。通常スープラというのは、両サイド部分にサイドフィンが純正で付いているんですが、黄色の方はカットしてカバーで被せてしまうという感じになっています。そのため、フィンが見えなくなっています。
黄色の方が、スッキリとまとまり感がある感じに仕上がっています。黒の方は、一体感はありますけれども、黄色・白・赤みたいな感じだと、あのサイドフィンがマットブラックになっているんですね。
だからちょっとよく見えすぎてしまうので、こういう形で隠してもらえるとシンプルに見えるかなということで、このカバーをご用意させていただいています。
そしてサイドのサイドステップディフューザー。
こちらも、下から付けてあるんですけれども、黄色のほうはサイドステップにもフィンがあるんですけれども、フィンをカットしてカバーを付けてあります。黒と見比べて頂きたいんですが、純正のフィンがサイドステップから少し見えてますよね。
ダブルフィンみたいになっているところです。これはこれでいいと思うのですが、フィンを消したい場合は、フィンをカットしてカバーを付けるとサイドステップを付けた時にすっきりとします。
そして、もう見ての通り、リアが大きく変わっております。全然違いますよね。黒の方は、マフラーがノーマル。
黄色は4本出しの、KUHLオリジナル車検対応マフラー。RZグレードなのですが、車検に適応をしております。
ディフューザーは共通ですが4本出しマフラーを入れるために、バンパーの部分をカットしています。
カットしたものを被せて隠すために、マフラーカバーという商品があります。この部分に、カバーをつけてあるということです。
黄色の方はこちらのサイドのフィンをカットしてカバーを付けています。黒はこのようにフィンがあり、ダブルフィンになっていますね。一瞬分かりにくいんですが、このような違いがあります。
マフラーが変わっているということで、ノーマルマフラーとどれぐらい音が変わるのかということを試してみたいと思います。
4本出しの方が結構低音が強調されたような感じになっています。実際に乗っていただいても、トルクが上がったような感覚があります。テールエンドが青のヒートブルーのカラーになっていますが、ヘアラインのブラックも選択可能。
カスタム仕様がこれだけ違うんですよね。ベース車をややお安く仕入れをしているので、その分カスタム費用にしっかりとかけさせていただいたというわけです。
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オプションの総額の違いについては以下の通りです。
黄色
218万4,270円
黒
138万830円
こちらが塗装代・取付代まで含めた新品パーツの総額です。結構違いますよね。
マフラーがかなりコスト的に上がるというのと、それとカバーの方ですね。カットをして装着をするという工賃もありますので、パーツ代だとこれだけ違いがでます。
車高調については、黄色がHKSさんで、黒色がBRITZさんです。KUHL KARS 愛知では、ほとんどのおクルマに新品パーツがついております。車高調も当然新品です。
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ワイドボディのエアサスにした場合についてもご紹介していきます。こちらは両方ともRZグレード。白の方がワイドボディです。黒の方は標準ボディですが、フルバンパーエアロでリアのウイングが付いています。いわゆるエアロをフルに付けた標準ボディということです。そして、両方ともエアフォースさんのエアサスが付いています。
こちらの白が949万円。さきほどの729万円仕様のおクルマより、一気に220万円ぐらいアップしました。エアサス・ワイドボディでアップということです。
こちらのおクルマはKUHLのお客様のもので、イチから製作をさせていただいた新車コンプリートカーです。今回は下取りでご入庫しているというクルマになりますので、ホイールとかエアロとかは使用している状態となります。
そして、こちらの黒の方は鍛造のワンピースホイールがついておりますので、定価的には高額商品です。RZ・エアサス・標準ボディ・フルバンパー・ウイング付きという仕様で849万円です。
年式は両方とも令和2年。走行距離は白が7,000km、黒が9,700km。
スープラは、一度マイナーチェンジしてますが、その辺で価格とかも変わりがあります。いわゆる91モデルと呼ばれるかなりタマ数は少ないモデルとなります。A91モデルという形になりますが、同じRZでもお値段的に50万円ほど上がるケースがあります。運が良ければ30万アップぐらいで手に入ります。
まだ出たばっかりのクルマですのでタマ数があんまりないんじゃないかと思われる方もいますが、意外にタマ数はあります。もちろんまだまだ新車でもご購入できるおクルマとなります。
ただ、SZ・SZRのグレードに関しては、極端にタマ数が少なくなります。SZなんかだと100万円ぐらいはお安くなるんですが、その代わりにタマ数が無いので探すのが大変となります。
ただ今はどうしても中古車は値段が上昇傾向にあります。
実はこのRZなんかは、半年ぐらい前はもう少し安かったです。また新車で買えるのに、この金額よりも恐らく40万・50万安い時期がございました。今後も基本的には上がっていくと予想をしています。
実はR35のGTRも、発売してすぐの頃かなり中古車の値段が落ちました。
そこから底値を突くと、こういうスポーツカーに関しては需要がどんどんと増えてきますので、そこからじわじわと値段が上昇してくるという傾向があります。
このような状況のなかで、距離は結構大きな要素となります。この年式のおクルマだとおおよそ2万km台までのベースが多いのですが、3万kmを超えてくると、またお安くなるという走行距離の問題が生じます。
今のところ3万kmよりも乗っているクルマというのは非常に少ないので、割と距離が少なめのタマが多い傾向にあります。
もし3万km・4万kmという個体が出た場合には、30万とかお安く買える可能性がありますので、ご予算を押さえてその分カスタム費用につぎ込みたいというような方の場合は、敢えて狙ってもいいかもしれません。
さらに、黒白のカラーを避けてベース車を選択すると、浮いた金額をカスタム費用にどんどんと回せるということです。予算に合わせてベース車両・色・走行距離・カスタムを考えるのが中古車の面白いところです。
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KUHL KARS 愛知の方にスープラを展示させていただいておりますので、ぜひ見に来ていただけると嬉しいです。展示・在庫状況は変更がある場合があるのでお問い合わせください。もし来店が難しい場合は、KUHL ONEというオンラインのオーダーシステムをチェック!
中古車の車両をシミュレーションしたい場合やオーダーしたい場合は、KUHL ONEをタップしていただけると、在庫車がずらっと出てきます。車種を選択していただくと、例えばスープラで絞ってもらえると、スープラだけ出てきます。
店舗に来れない方もスマホの方で簡単にさまざまなシミュレーションができるので、じゃんじゃん使って下さい。
ということで、KUHL KARS 愛知からお届けしております中古車シリーズ。今回はGRスープラの中古車の買い方のポイントをKUHLカスタムの目線からお届けをさせていただきました。ありがとうございました。
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