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【GR86カスタム講座 #02】ワイドボディキットを装着
YouTubeチャンネル「KUHL RacingTV」のカメラマンが自腹で購入したGR86をカスタムしてドリフト仕様車にする連載企画。前回は、オーバーフェンダーの作り方をご紹介しましたが第二弾ではいよいよワイドボディキットを装着していきます。KUHLの86用ワイドボディキットは、全17ピースで構成される大ボリュームのカスタムパーツです。装着することで見た目がよりグラマラスになるだけでなく、大径ホイールの装着を可能にしてくれます。今回は、実際にワイドボディキットを装着していく工程をご紹介します。
2024.7.5
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KUHLのワイドボディキットは、バンパーとディフューザーが必ず別体となっており、サイドも2分割されています。そのためアイテム数が多く、それぞれに強度を持たせられるため空力効果も高めることが可能です。
さらに、ミリ単位でのフィッティングもアピールポイントの一つであり、合わせの段階からまったくと言っていいほど削って合わせる必要がありません。
また、キット自体の強度と軽さも特筆すべき点でしょう。FRPの製品は一般的に重量があると思われがちですが、KUHLのボディキットはFRPに流し込む樹脂の処理を何度も丁寧に行うことで、軽さと強靭さを両立させました。
その軽さは、フロントエアロを片手で持ち上げられるほど。ちょっとやそっとの力が加わったくらいでは歪まないほどの強さがあります。
その他、表面処理や塗り分けにともなうマスキングの美しさ、立体的な奥行き、全て自社工場製など、KUHLならではの特徴が詰まったボディキットとなっています。
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ヘッドライトやフェンダーなど、元々付いているパーツを取り外し終わったら、ボディのフレームに突出した鉄板の出っ張りを潰す加工を行います。これは、ホイールとタイヤがボディに干渉することを防ぐため。ワイドボディ化する際には、欠かせない加工の一つです。
鉄板に切れ込みを入れてハンマーで叩き、内側に折り曲げて逃がしを作っていきます。折り曲げた後は酸化防止剤、コーティング、パネルボンドを塗布し、強度の確保と保護を行います。
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リアバンパーを装着していきます。仮合わせすら必要ないほど抜群のフィッティングであり、チリを合わせながら固定していくことで無加工のままほぼ完璧に装着することができました。
そして、別体となっているフローティングディフューザーをボディ下部から16本のビスで固定。テールランプ等を戻していき、リア周りは完成です。
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リアバンパーの次はフロントフェンダーを取り付けます。ここも加工の必要はなく、チリを見つつボルトオンで装着していきます。
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ヘッドライト等を戻したのち、フロントバンパーを装着していきます。フェンダーに繋がるアタッチメント、ディフューザーも装着したらフロントセクションが完成します。
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サイドステップを装着します。純正で開いている取付け穴をそのまま流用するため、まずは固定するためのステーをボディに固定。その上からサイドステップを被せるように取り付け、フロント/リアと同じくディフューザーをボディキット下部に固定します。
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リアフェンダーの取り付けです。リアバンパーに被せるため、固定は両面テープとボルトにて行います。
このままでは給油口が不自然にへこんだ状態になってしまうため、専用のカバーを取り付け、ワイドボディキットの装着は完了です。次回は、いよいよブリッツさんの車高調を使って足まわりをカスタムしていきます。
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