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    修復歴ありの86を買いました。下取り・買取査定のやり方を紹介します。|KUHL Racing TOYOTA 86

    今回は、下取り査定のポイントについて、分かりやすくご紹介していきたいと思います。

    車を下取りに出した際に、お店はどういうポイントを見ているか、どういうポイントが査定のアップになるのか、査定のダウンになるのかという点について解説。

    また、自分が下取りに出す時に何かしらの修理をした経験がある場合、どの程度の修理だったら査定にマイナスが出るのか、どういうポイントを見て修復歴車っていうのが分かるかどうかという点についても解説します。

    あまり査定に響かない修理というものもあるので、「ここまで直しちゃうとダメですよ」とか、「この程度だったらそんなに査定は実は下がらないですよ」とかっていうポイントも解説できればと思います。

    下取りの査定時間というのは、あまりお客様を待たせてもいけないということで、一般的に5~10分程度と言われています。

    5~10分の査定で果たして修復歴車を見分けることができるのか、見分けのポイントについてはどうか、という点もご紹介していきたいなと思っています。

    2022.9.28

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    今回の企画用に86の修復歴車を購入しました!

    ここにノーマルの86とKUHLのエアロが付いたフルコンプリートカーの86をご用意しました。左のクルマは、先日オートオークションで仕入れをしてきた修復歴車です。

    KUHLでは、修復歴車の販売は基本的に行っていませんので、当然ながら在庫車両のなかには修復歴車はありません。

    なので修復歴車を買ってきて、直したクルマと直してないクルマの2台を使って比較すれば分かりやすいんじゃないかと思ってご用意させて頂きました。

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    下取り査定の際にチェックするポイントとは?

    クルマをお店に持ち込んで下取り査定を依頼した際に、どのような順でチェックが行われるかご存知ですか?

    まずは車検証をチェックするのが最優先。そして、KUHLでは、査定の方法をカラダに染み込ませるために順番を決めています。

    まずは、クルマの中に乗ってエンジンを始動、メーターで走行距離のチェックを行います。続いてエンジンに異音が無いか、ミッション車であればミッションの入りはいいか、ダッシュボードに変形は無いか、内装の汚れぐらいはどうかとかをチェック。

    一通りのチェックをしたら、KUHLでは運転席⇒リア⇒助手席⇒フロントの順番に回ります。

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    フロント周りのチェック方法・チェックポイント

    今回のおクルマは、なんといっても修復歴車。フロントに修復歴があるので、フロントから見て行きましょう。

    見て頂いたら分かる通り、今回解説に使用するクルマはかなりキレイなんですね。

    平成28年式・走行距離は4万キロ。だからもし修復歴が無かったらかなり評価が高いクルマになると思います。

    パッと見て修復の有無を見分ける方法なんですけれども、「ボンネットとフェンダーの隙間を左右見比べてみて下さい」とかはよく言われるパターンです。

    キレイに直ってれば当然ラインもキレイに出るので、正直これだとよく分からない。左右の隙間が一緒になるように直すというのが通常ですのでなかなか判断できないんですね。

    しかし、86に限らずボンネットを開ければ、実は修復歴のあるクルマというのは一目瞭然でわかんるんです!

    今回86で解説していますが、他のクルマでも査定方法は同じですので参考にして下さい。

    まずどこから見ていくかというと、ボンネットですね。続いて左右フェンダー・バンパー・ヘッドライトと。

    例えばフェンダー・バンパー・ボンネットなどはボルトで固定されていますよね。基本的にボルトで固定されていて外せるものは、いくら交換をしたり板金をしたりしても、修復歴扱いにはならないんです。

    クルマを傷つけて修理したからといって、必ずしも修復歴車であるということにはならないんですね。

    どこまで直してるかいうのが非常に重要なポイントとなってくるので、ボルトで外せる物っていうのは修復歴にはならないというのは覚えておいてほしいポイントです。

    他の部分では、ドア・リアトランクのハッチ等もボルト固定なんでOK。ガラスが割れても交換可能な部分なのでOKです。

    ただ、やはり全く直していないクルマに比べると若干査定価格は下がります。直し方が悪い場合は減点対象となります。

    例えば以下のようなクルマです。

    ・隙間がキレイに合わない直し方をしている
    ・塗装の色目が違う

    中古車として販売をする時にどうかと考えると、やはりこのようなクルマは嫌じゃないですか。だからそこは、最終手直しをしてから販売しなくてはならないため、その分は査定が下がるということです。

    このクルマの現時点の状態でも、ここは直しちゃダメだよっていうところが出ています。

    ・インサイドパンというストラット周りの部分
    ・ダッシュパネル
    ・ラジエーターサポート
    ・ラジエーター下のクロスメンバーという左右に走っている部品

    このようなフレーム部分は骨格となるので、修復があった場合は修復歴車という形になります。

    だから、チェック方法としては、ボンネットとかフェンダーが交換とかになっている場合は、ここだけで収まらずに中に入り込んでいる可能性があるので、それを意識してチェック。

    どこまで直しているんだろうというのを、僕らは見ます。

    こちらのクルマでは、まずボンネットが交換されています。オークションの資料にも書いてありますけれども、見ても分かります。

    次、フェンダーは両方とも交換になっています。ただ、最近のクルマは歩行者への安全というのも考えて、割と中の方まで衝撃を吸収するような構造になっているんですね。

    だから両フェンダーとボンネットを変えているから酷い事故であるかというと、必ずしもそうであるとは限らないんです。

    事故を起こして修復しているのは、割とオフセット衝突であるケースが多いんですよ。真正面から当たって、全く左右均等に損傷をするっていうのはあまり無いので。

    見分けのポイントとしては、左右を見比べるっていうのも重要なポイントですね。

    それから、肝心かなめのなぜ修復歴車になるのかというフロント周りのチェックポイントですけれども、このクルマだとインサイドパネルのストラット前がごそっと交換になっています。

    オフセット衝突をしていてどちらかというと右側の方が酷い事になっているため、右側を中心にかなり直しているという感じなんですけれども、非常にキレイに直っています。

    パッと見は分かり難いかもしれませんが、見分けるポイントを説明していきますね。まずはボンネットからいきましょう。

    ボルトで止まっている部分というのは修復歴車にならないという話をしましたが、例えばこの部分はボンネットを直す場合には必ず取り外しが必要となるので、ここのネジを必ず触るんですね。

    ここはこのように工具が当たった跡があります。見て頂くと分かるのですが、角がほとんど削れていますよね。塗装もしているのでボルトの色とボンネットの色が微妙に違っています。

    下にも取り付けポイントがありますが、かなり削れています。こちらはあまり目が届かないところというのでそのままにしています。それから、ボンネットの裏側にシーラーが塗られていて、後塗りシーラーとなっています。

    メーカー出荷時のシーラーと違っている形になるんで、非常にキレイに塗られているんですけれども、触って頂くと塗料が割れる音がします。パチパチっていう音が出ますので、結構ツメを立てて確認します。

    お客様のおクルマだと少しチェックさせていただくことがあります。純正だとこれが割れないんですよ。という感じでボンネットがまず変わっているというのが一目瞭然で判明しました。

    ではボンネットだけ修復歴無しのものと比べてみます。

    年式が後期型になるので、ヘッドライトの形状とかが違うんですけれども、中の構造は一緒ですので、見比べてもらえるかなと。まずはボルト。ご覧のように全く何も変わっていません。

    こちらも同じように見比べて頂くと全然キレイですよね。工具をかけた後が全くありません。ではシーラーに触ってみて下さい。硬いですよね。何も動かない。

    なかなか同じ車で比べる機会はないと思うので、チェックしてみて下さい。

    ボルト跡が一番分かりやすいポイントであるという感じですね。

    あとはここのヒンジボルトの色が違う場合が多い。その理由は、ボンネットに関してはオモテ面とウラ面に新品を使うとすると、両方とも新しく塗装をするからです。

    ヒンジボルトはそのまま再利用できるケースが多いので、塗らないんですね。だからヒンジボルトとボンネット色の違いは査定の大きな見極めポイントとなります。

    あとは塗膜のざらつきもチェックポイントとなります。オモテ面はクリアを塗ってしっかりと仕上げるんですけれども、ウラ面は塗ったとしてもさほど手を加えないケースというのが多いので、触って頂くと感触が全然違います。

    これは本当に皆さんに触って比べて欲しいんですけれども、後で直しているものとは触った感覚が全然違ってきます。だから僕が査定を行う場合は、本当に目で見て触ってみて査定をするということを重視しています。

    こちらはまだボンネットまでですが、この間10秒程度でも済ませるところは済ませているということです。

    今回の状態だと、ボルトの跡を見ればパッと分かるので、もう触ったりもしないんですよ。ボルトが変わっている・ボンネットが変わっている・ではフェンダーはどうだ・フェンダーも怪しい。ではどこまで入っているんだ、という感じですね。

    次はフェンダーをチェックしていきます。フェンダーも同じくネジをチェックしてください。

    こちらも見て頂いたら分かる通り、修復歴ありのクルマは既に触った後があるのと、ネジの色がボディーカラーと違っていますよね。明らかにネジが白いじゃないですか。

    修復歴あり

    修復歴なし

    修復歴なしのクルマはネジを触った後は当然ありませんし、フェンダーの色とネジの色が全部一緒なんですよね。

    難しい場合には、もっと見やすい方法があります。

    ここは良く見える所なんでしっかり治されるケースが多いんですが、ここのネジとフェンダーのこの部分が止まってないんですね。

    それと、フェンダーの色とボディの色の違いを見てもらうといいのではないかと。フェンダーはキレイですけれども、このネジは完全に触っています。フェンダーの色とボディの色も違うんですよ。

    こちらの部分も違います。このボルトはちょっと塗ってありますね。

    ということで、ボンネットとフェンダーは交換されているということが分かりました。

    でもこれだけだと、まだ修復歴があったということは分かりません。

    ただこれがヒントにはなったので、後はこれがどこまで入っているかというのを見なくてはならないので、まずは外観とかの分かりやすいところでヒントを探していきます。

    ボンネットとフェンダーが変わっているから、フロントは直しているだろうと考えて、ではどこまで直しているのかというところが査定の重要なポイントになってきます。

    全くフレーム部分に損傷がない場合は、修復歴車にならないので、そんなに査定金額は下がらないんですね。直している箇所がフレームのどの部分まで及んでいるかによって、査定金額は大きく変わってきます。

    このストラット部分ですけれども、これは下にサスペンションが付いています。

    例えばこのインサイドパネルのストラット部分まで修復が及んでいる場合は、足回りも損傷したと判断できます。すると、扁摩耗している可能性が高いため、以下のような症状が懸念されます。

    ・アライメントを調整してもキャスター角が狂っていて角度が出ない
    ・ホイールベースが極端に変わって真っ直ぐ走らない
    ・高速でふらつく、舵が出るとか

    このレベルまで損傷しているクルマというのは、査定金額は大きくダウンします。

    そしてダッシュパネルの辺りまで入っているとなると、エンジン自体が後ろに推している可能性もあるので、かなりの修復歴車として査定されます。中に近づけば近づくほど、査定金額がマイナスになるということです。
    今回のこのおクルマの場合は、このストラット部分は無事です。何故無事だとわかるかというと、それはこのクルマの場合はこちら側がオフセットで当たっているからです。

    だから、左右を見比べるというのが見分けるコツです。

    フェンダーも両方触ってたので分かりにくかったかもしれませんが、左右の色の違い、ネジの違い等を見比べてもらうっていうのが重要となります。

    フレーム部分が損傷した場合はフレーム修正機で引っ張ったり溶接をやり直したり塗装し直したりといった作業を行う必要があるので、必ず左右差が出る。

    このクルマの場合はほぼ左右同じ色です。

    それと、このような接合部分。手触りで触って頂いて左右差が無いかどうかを確認。

    このクルマの場合は、もうこのストラット部分は無事でしょう。

    後で直している部分はこのようなスポットも1回剥がした跡があったりとか、あるいは溶接の方法が変わって入ったりとかいうのがあるので、こういうスポットの後を見るというのも効果的な方法です。

    ではどこを直しているのかというと、フェンダーを取り付けるサポート部分。この部分が新品に変わっています。色が全然違います。

    クルマって、同じ年数を経過すると同じように汚れていく特徴があるので、色の変化も同じように変化していくんですよね。

    さっきボンネットを触りましたけれども、直していないこちらと直しているこちらでは、触った感じも全然違います。

    この盛り上がっている部分を触ってみて下さい。全然違いますね。新車の方はツルツルです。クリアを吹いているのでテカっているし、触った感じも全然変わります。

    このクルマがなぜ修復歴車になるかという一番の理由は、このストラット前のインサイドパネルなんですね。

    ここが、もう完全に交換されているんです。この辺り、色がおかしいですよね。下地が少し透けて見えてますので、この辺りのネジを触っている。

    それから一番わかりやすいのはここのスポット。溶接の跡を1回剥がしています。

    純正だとこういう形になります。

    全然違いますよね!ここのスポットもキレイに残っていますし、色味も統一されています。

    左右で見比べてもらっても違いがわかるので、基本的には左右を見比べてもらうというのが重要。左右見比べて、「あ、こっちがおかしい」という感じです。

    以上が査定のポイントとなります。通常査定の時は多分1分かからないと思います。仮に、下取りの時に「修復歴あります」って言わなくても、ほぼ分かってしまいます。

    ただ、直し跡が古ければ古くなるほど実は分かりにくくなります。年数が経てば経つほど汚れていってしまうので、塗装の色目の違いとかが非常に分かりにくくなってくるためです。

    査定の時にね、どこか直されましたかという風に必ず聞かれると思いますので、その場合は、例えばこのクルマだったら「右のフロントを少し直しました。」「そんなに酷くはないですけれども」ぐらいに言っておいていただけるとスムーズです。

    中古車で販売する場合には、フレームが損傷している修復歴車には必ず申告義務が発生します。

    ただし、事故はしたことがあるが修復歴車には該当しないというようなクルマに関しては、実は申告義務が無いんですね。

    だから何も聞かされずにご購入されている方もやっぱりいると思います。
    自分が下取り査定に出してはじめて気付くというケースも当然ありますよね。

    ということで、フロント周り査定が終わりましたので次を見ていきましょう。

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    ドア周りのチェック方法・チェックポイント

    続いて、ドア周りのチェックについてご紹介していきます。

    この部分をどう査定をするのかというと、同じようにドアの交換歴等を見ていきます。シーラーの硬さが左右で違わないか、塗り方がキレイかといった点をチェックします。

    あとはボディ側にくっついているヒンジと呼ばれるネジ。ヒンジはドアの調整とかでも必要となるので、触っているかをチェック。

    こちらのボディ側にくっついている方はあまり触らないので、ここが変わっていないかをチェック。

    もしドアが変わっている可能性がある場合は、このウェザーストリップをめくります。お客さんの許可を頂いてカバーを外します。

    ドアだけだったら修復歴になりませんがピラーの部分に損傷がある場合は修復歴ありとなります。

    こういう風にウェザーストリップのスポット跡がおかしくないかをチェック。左右見比べるのもポイント。

    塗っているクルマはここにマスキングテープのラインがついていたりとかします。スポット跡がパテで消えていたりする場合もあります。これも左右見比べるのがおすすめです。

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    ルーフは査定に響くため要チェック!

    ルーフラインの部分は、実は骨格になるので査定に大きく響くポイント。

    だから、上から物が落ちてきて凹んだとか、雹害で凹みがいっぱいできちゃったという場合は減点となります。

    これはもう直接目視で見て、ちゃんとラインが出ているかどうか、凹んだ跡がないかどうかという点をチェックしていきます。

    最悪のケースでは、ルーフを交換しているクルマもあります。ルーフの交換は、切り落として交換する際に溶接でくっつけるんですね。

    そのようなクルマもあるので、ルーフは結構査定に響きます。ルーフ交換を行っている場合は修復歴車になります。

    ワンボックスとか、結構体重を乗せちゃうと結構凹んだりするんですよ。
    その場合は実は査定で減点になります。これは要注意です。

    ルーフにエクボができた場合は、デントで出しておくのが一番減点が少ない方法となります。

    デントリペアとは、下から天板をはずして中から押すか、上から磁石を貼り付けて鋼を引っ張り出すという方法です。

    ただ、パテで補修をして塗装をかけるとやっぱり見た目でわかってしまうので、減点となります。だから、直し方にも注意が必要です。

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    内装の汚れ・タバコの臭い・走行距離をチェック!

    次は内装について解説します。

    一般的にオートオークション等では、abcdeの大体5段階評価になっており、喫煙者の場合でタバコの臭いが中に残っているとか、シートが焦げているという場合は減点になります。キレイな方が査定はいいですね。

    実際の走行距離とメーターの走行距離が違うみたいな、メーター戻しやメーターの改ざん車とかはどのように査定されるのかという点についても解説しますね。

    現在ではどこかで査定をされた場合は、何月何日に何キロの走行メーターだったという記録が残るようになっているんですよ。

    例えば1年前のオートオークションで6万kmで出ていたクルマが3万kmぐらいでオートオークションに出ていたら、もうメーター改ざん車!

    車体番号が同じなので、一応履歴を追って改ざん車が分かるようになっています。

    スピードメーターを300kmに交換をしたいという場合は、ディーラーさんで記録を書いてもらって、何月何日に何キロでメーター交換をしましたよという履歴を取っておいていただけると、メーター改ざん車にはなりません。

    もしメーター交換をしてその履歴を持っていない場合は、実走行が分からなくなるため、走行不明車という形になって査定の値段が大きく下がります。

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    板金・パテ補修の痕跡をチェック

    こちらのおクルマですが、ドアとクオーターパネルに板金が入っているんですよ。特にひどいのが右のフロントドアです。

    凹んでいた跡を板金した後に、パテで補修をしているのですが、キレイに出し切れていないので、このように波打っていて塗装の肌が荒れている。左右を見比べてもらうとよく分かります。

    ボンネットの前の部分はすごくキレイだったんですけれども、フロントのドアは、ちょっとわかっちゃうので、査定に響きますね。

    いわゆる板金補修跡の波跡は1・2・3と3段階評価となっています。
    3が一番低い評価で、波が酷くなればなるほど減点が大きくなります。
    こちらは2から3に近いと思うので、やや査定は減点になりますね。

    こういう板金跡が分からない場合は、やはり左右を比べて頂くといいですね。反対側はラインがすごくキレイに入っています。このような感じでボディ周りはチェックしていきましょう。

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    リア周りもフロントと同じようにチェック

    まずトランクを開けます。リアも基本的にはフロントと全く同じような方法でチェックを進めていきます。シーラーの状態・ボディの状態・ヒンジとトランクとボディの色の違い。特にこのあたりをしっかり見ていきます。

    こちらも左右差を必ず見て、シーラーの状態等はもうとにかく触って確認しましょう。触ってみて、左右違わないかを確認。こういうパネルとパネルの接合部も必ずチェック。

    修復がある場合は、ここの状態の左右差を見比べる。

    リアのこのクオーターパネル・リアフェンダーは、フロントと違ってボルト止めではないんですね。

    リアフェンダーをもし交換をする場合には、このあたりでカットをしてはめ換えます。

    昔はこのリアフェンダーの交換でも修復歴になっていたんですけれども、今は外側であれば修復歴にはなりません。査定の評価は下がりますけれども。

    ただ、フェンダーは中のフェンダーと外のフェンダーがあって、前者が損傷している場合は修復歴車となります。

    あとはこのコーターはこのあたりで切っているので、パテの跡やスポットで見極めていけます。

    給油口は接合があるので、ツメを立ててみてパリパリいったりしないかというのをチェック。

    もしフェンダーを外してリアのフェンダーを交換していて中も交換している場合は、こういうところのつなぎ目や内張りが外されていないかをチェック。

    リア周りは後ろからオカマを掘られちゃいましたという場合がよくあるケースですが、それはウェザーストリップを外してこのような接合部を確認します。

    バックパネルを変えている場合は、ここのスポット溶接おかしくなります。また、マスキングテープのラインの跡がある場合もあるので見ておきましょう。

    トランクフロアは、バックパネルの交換だけだと修復歴にならない場合もあります。

    もし押されている場合は、ここが歪んでます。叩いた跡とか修正した跡とかが出てくるので、このあたりのシーラーを見て頂くのがおすすめです。

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    カスタムパーツはブランド・コンディションが査定に影響

    この86はテールランプが社外品になっています。前期の純正でも無く社外品のテールレンズです。

    こういう社外品のテールレンズはプラス査定になるケースが多いんですけれども、あくまでコンディションによります。玉切れ・不具合等のコンディション次第で査定が変わってきます。

    社外品に変えていること自体は問題はありません。

    KUHLのフルエアロは査定アップですね!いつもの大幅アップです!1本10万円のホイール等が装着されていますが、そういうのも考慮されます。

    エアロパーツのキットについても、コンディションが査定に影響します。
    塗装の状態・下回りが特に重要なポイント。

    また、人気ブランドであるかどうかというのも、実は重要なポイントとなります。人気ブランドのアフターパーツが付いている場合は、査定は大幅アップです。

    ただ人気ブランドを評価できる査定マンの方がおそらく多くはないので、カスタマイズを行っているクルマというのは、KUHLのようなカスタマイズに特化をした専門店で査定を行った方が金額は高くなります。。

    KUHLの商品が付いているものは査定UPです。

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    下回りのサビや破損も忘れずにチェック!

    下回りは見えない部分ですが、要チェックポイント。

    例えば、雪道を走っているクルマ等は、下回りに錆が多かったりとかマフラーが錆びて穴が開いていたりとかする場合があります。そのため、下周りを覗いて錆び穴をチェックすることが重要。

    このクルマの場合だと、フランジのあたりとかパイプ類が結構錆びています。このようなクルマは査定がダウンです。

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    タイヤの摩耗・車検時期も査定に影響

    査定の際には、タイヤの山とか溝も結構チェックするんですね。買い取ったクルマを販売するにあたって、タイヤが摩耗をしている場合は、新品を入れなくてはならないため、査定に大きく影響があります。

    同じような理由で、車検の残り期間もチェックします。車検は長い方が売りやすいため、査定金額はアップします。車検が2年丸ごと残っている場合などは、ぜひPRしてください。

    例えばブレーキパッドを新品にしたとか、バッテリーを新品にしたとかというのは、セールスポイントになります。車検が残っている状態で売るのは損ということにはならないので安心して下さい。

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    最後はガラスの状態をチェック!

    一通りチェックしたら、KUHLでは最後にガラスを見ます。

    このクルマのフロントガラスはここに飛び石が少しあります。この針の先ぐらいですが、少し減点になります。酷い場合は車検が通らないので、割と大きめの減点となります。

    ということで、下取り査定のポイントを解説しました。自分が中古車を買う時とかの参考にすることもできます。

    ただ、単純に修復歴のあるクルマを買っちゃダメというわけではなくて、どれだけきれいにしっかり直されているか、修復されているかっていうのが重要なポイントとなります。

    状態に問題が無いというおクルマの場合は、修復歴のないクルマより安く買えるのでお得であるというメリットもあります。

    ということで、今日は企画のために修復歴車を1台買ってきてご紹介をさせていただきました。おクルマの売り買いの時にはぜひ参考にしていただければと思います。

    今回はありがとうございました。

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