CATEGORIES:エアロパーツ
ハイエースやってます。カスタムコンプリートカープランができました
今回は、ハイエースのカスタムコンプリートカーのプランができたので、KUHLエアロを装着したハイエースについてご紹介していきます。
ハイエースってまあ商用車ということもあって、普通の車のカスタムとは違う部分が多かったりします。結構難しいところが多く、構造が全く違うんで当然カスタムの仕方も全く違ってきます。特に足回りなんかはそうですね。
今回は6型の新車を購入させていただいて、KUHLエアロを装着してコンプリートカーに仕上げました。では早速見ていきましょう。
2022.3.26
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こちらはKUHLのボンネットになるのですけれども、特徴についてご紹介していきますね。
まず、少しだけヘッドライトの上のところにかぶる感じになっているのがポイント。光軸は妨げないようになっているので、車検は全然OKです。
サイド部分はボディと均等なんですけれども、フロントは少し膨らませた感じになっていて、ノーズを長くしているのが特徴。
それと、下にも伸びているんですけれども、上にもちょっと伸ばしてあるんですよ。ワイパーの黒い樹脂部分が少しでも見えなくなるように、センターに向かう部分を2センチくらいかさ増しをしています。
純正のボンネットと比べると、ちょっと長く見えるのがこちらのハイエースに装着したボンネットの特徴です。
セーフティーセンス対応のグリル
セーフティーセンスがない色違いのグリル
フロントグリルは、今回新しく開発したものを装着。レーダークルーズトヨタセーフティーセンスに対応できるグリルを今回作らせて頂きました。純正のセンサーが移植できるようになっていますので、トヨタセーフティーセンスが通常通り使えるのがポイント。
ハイエースの場合は、純正でセーフティーセンスのあり/なしを選べるようになっています。センサーなしを選択した方には、センサーなしのグリルもご用意させて頂いています。
フロントのディフューザーは、純正バンパーの下に取り付けるタイプになっています。ハイエースって結構ローダウンする方が多いのですが、こちらは地上高が確保できるように、あまり下げていません。
それでいて「ディフューザーを付けているぞ!」という主張がでるように、少し前方に延長しつつサイドピンを大きめに設定して、前方に長く見えるデザインとなっているのがポイント。
あとまっすぐだと板っぽいイメージとなってしまうので、3ミリぐらい若干上げ気味にしています。まぁそこがこだわりなんですよね。
サイドステップについては、従来から使っていた薄型タイプのものを使って\います。ボディの下部に貼り付ける形で装着します。
スライドドアの開閉にも昇降にも全く邪魔になりません。
ホイールは鋳造スポーツホイールのトップブランド「RAYS」さんの、VOLK RACINGシリーズ「TE37SB Tourer」を装着。
17インチにインチアップしているんですけれども、膨らみ感・ホイールの入り方・サイズ感などかなり良いマッチングができていると思います。少しケーブが入った落とし込まれたようなデザインのホイールが、結構きれいにツライチになるんですよ。
タイヤについてはハイエースは商用車なので、バントラック用のLTタイヤを装着。FALKENさんからリリースされたLT規格対応のCタイヤを履かせています。
「FALKEN」ってホワイトレターが入っているのが、ファッション的にもビジュアル的にもカッコイイですよね。ちなみにタイヤサイズは215/60R17Cです。
リア下については、これは純正バンパーの下に付けるタイプで開発させていただいたんですけれども、これリア両サイドのサイドディフューザーと、センターのアンダーディフューザーの三分割になっているのが特徴。
センサーだけ付けたり、両サイドだけ付けたりと好みによってアレンジできます。
マフラーは、KUHLオリジナルマフラーの車検対応品を装着しています。
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こちらのハイエースは、2.5インチのローダウンをしています。ハイエースのローダウンの仕組みがイマイチ理解できないという方も少なくないのですが、大まかには次の通り。
・フロントはトーションバーを調整。
・リアはブロックを使用。
いわゆる車高調とかエアサスでローダウンしているのではないんですね。
足回りの構造が、普通の車とは全然違うので。
今回ご紹介したハイエースは、玄武さんというメーカーのパーツを使ってローダウンしてあります。
リフトアップした状態ですけれども、リアの足回りからいきましょうか。
ハイエースのリアの足回り構造なんですけれども、ハイエースは前後ともコイルのスプリングは使用しておらず、この板バネのようなリーフスプリングを使用しています。鉄板の板が何枚か重なることで、たわみと戻りを出すと。
で、これをどうやってローダウンしているのかというと、それはものすごく単純です。ホーシングを、リーフスプリングとダンパーでボディに対して固定をしていると。
で、ここの部分ですが、ローダウン用のブロックになります。
ちょうどこの厚みが2.5インチあるローダウン用のブロックがあるんですけれども、この2.5インチの厚みの分だけ、車高が下がると。純正ではここには何もありません。
ハブの位置が、ブロック分の厚みだけハブの位置が上に上がるんですよね。
バネの部分を抑えているというよりは、ホーシングを上げているというイメージです。だから、ホーシングがこのブロックを挟み込むことで上にあが
るじゃないですか。
その分、このタイヤとホイールがボディに近づくというカタチになるんで、ローダウンができるという感じです。
で、ここのこれダンパーを変える必要性というのは、ローダウン量に合わせてダンパーの長さを変えることで、ストローク量に応じた適正な足回りが作れる。ダンパー自体は車高を調整しているわけではなく、あくまでもこちらは乗り心地だったり、走行性能を上げるために調整しています。
それとハイエースのローダウンで重要なのは、ボディフレームとホーシングが直接干渉しないために、このバンプストップと呼ばれる青い部品が結構重要になってきます。こちらも玄武さんの薄型のパーツへ交換をしているんですよ。
ボディが沈み込んだ場合は、このバンプストップとこのホーシングが、タッチすると。走行中にこのバンプストップとこのアクセスキャリアとホーシングが当たるということです。
このバンプストップの素材とか、柔軟性とかが乗り心地に響いてきます。
ハイエースは奥深いんですよ。足回りとか。すごく単純な構造なんだけれども、単純なだけに色々突き詰めていくと、面白いと。リアの足回り構造はそんな感じですかね。
フロントもまたこれが複雑でダブルウィッシュボーン式サスペンションなんですよ。こちらが(左)アッパーでこちらが(右)ロアアーム。
二つがナックルに対してくっついている仕組みになっているんですけれども、スプリングがコイルスプリングではなくて、トーションバースプリングとなっている。
ダンパーは全長調整して、長さを変えることができます。こちらのダンパーも玄武さんのパーツですね。トーションバーの調整で車高を上げ下げするという仕組みとなっています。
このトーションバーは棒状なのにどうしてスプリングの役割をするのかというと、捻る力がこの棒に加わった場合、戻ろうとする力が働きます。捻られて戻る、これがバネの替わりになるという原始的な仕組みとなっています。
ハイエースをローダウンさせる場合、トーションバースプリングを交換することなく、このアンカーも固定しているアンカーボルトがダブルナットになっていますけれども、ナットの位置が外側に行くっていう形になるとこのアンカーアームの位置と角度が変わって来るんですよね。フロントもそれに合わせてトーションバーのこのアンカーボルトを緩めて調整を行います。
そうすると、トーションバーを伝って、アッパーアーム自体が持ち上げられると。するとホイール・タイヤをつけているこのハブが上に上がっていくという形になってローダウンができると。
ハイエースのフロントの足回りのポイントは、このトーションバーの調整でローダウンをさせるというのがメインにはなってきますが、ロアアームについている(左)バンプストップと、アッパーアームとぶつかっている、(右)バンプストップの2つを絶対に変える必要があります。
これは、ボディとサスペンションアームが干渉する際に、バンプストップが、直接干渉しないようにというのと、あとは、ロール量というかなんというのですかね、ふわふわ感を無くす、上下のふらつきを無くすために、セッティングをするという風になってくる。
フロントも逆にタッチさせることによって、上下動の上下に振れる量をコントロールする。
玄武さんのパーツはアジャストプレートの部分に何枚か入っているので、枚数でここの距離をセッティングをして、こちらはあの沈み込んだ時に、突き上げを沈み込みを少なくしたいのか、ストロークをしたいのかによって、このバンプの厚みを変えてしっかりタッチしているような形にコントロールする。
ストローク量を制限することで、安定をしてコーナリングができるというのがハイエースの面白いところで、非常にやりがいはあります。
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KUHL大阪店の新大阪の試乗ルートを、こちらのローダウンハイエースで実際に走ってみましょう。各種試乗車を走らせて、車高調・エアサスの具合や乗り心地をチェックしてもらっているルートとなります。
この道路って結構ギャップがあって、バンプがタッチしていますね。バンプタッチといっても、ガツーンという感じではまったくなくて、タッチしているかどうかわからないぐらい、割とかなりソフトな感じでタッチしてくれていますので、快適に乗って頂けるのではないかと思います。高速道路の走行も静かで安定しています。
このハイエースの減衰は10段階の真ん中ぐらいに設定しているんですけれども、ダンパーが柔らかくて硬さがなく、足回りが非常にしなやかです。もう少し固くしても良さそうですね。
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今回ご紹介したこちらのハイエースなんですけれども、新車でコンプリートカーとしてご購入頂くことができるんですよね。
装着オプションについては、工賃とか塗装代等も含めてですけれども、合計144万3,000円分が装着されています。
装着されているパーツの内訳は次の通り。
■エアロパーツ5点
・ボンネット
・フロントグリル
・フロントのアンダーディフューザー
・サイドステップディフューザー
・リアサイドアンダーディフューザー
■足回り
・玄武 2インチローダウンブロックバンプセット
・17インチ タイヤ&ホイール レイジ ボルクレーシング T37SB
・それからファルケンのホワイトレター・ダブル11タイヤ
■その他
・パイオニア 7インチナビゲーション標準装備
・KUHLオリジナルフロアマット
・キッズレーシングオリジナルベッドキット
ベッドキットがコンプリート価格に含まれるため、不要な方は取り外すことも可能。リアのセンターアンダーディフューザーに等に費用を回すのもおすすめです。
今回ご紹介したコンプリートカーの以下のパーツについては別途オプションとなります。
■オプション
・リアのセンターディフューザー
・ダンパー
・KUHLオリジナルマフラー
・ホイール・タイヤについても変更が可能
上記オプションを含めたハイエース新車コンプリートカーの価格は、
■ガソリン車
新車/スーパーGL/ガソリン車/2WD/パールホワイト
コンプリート価格:359万円(税込)
■ディーゼル車
新車/スーパーGL/ディーゼル車/2WD/パールホワイト
コンプリート価格:417万円(税込)
コンプリートカーとして購入すると、割引額として80万円以上もお得となります。
ハイエースのカスタマイズに興味がある方は、コンプリートカーの購入も視野に入れてみたはいかがでしょうか?
ハイエース新車コンプリートカーについては、KUHL全店舗にて取り扱っています。KUHLレーシング大阪店では、このハイエース試乗車として乗って頂く事も可能です。ご興味のある方・試乗してみたい方商談希望の方は、ぜひお気軽にご相談お問い合わせください。
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