CATEGORIES:エアロパーツ
どこまでカスタム可能?新型ランドクルーザー300の現車をチェック!
2021年8月2日、70周年記念となるこの年に日本が誇るSUVの王様「ランドクルーザー」が、14年ぶりに新型を発表しました。心待ちにしていたファンも多く、すでにバックオーダーは2万台を超え納車はなんと2~3年待ちとか…。今回は、この大注目のランクルをKUHLならどうカスタムするのか、をご紹介したいと思います。
2021.11.2
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今回はネッツトヨタ愛知 プラザ安城店様のご厚意で、特別に現車を見させていただきました。
さっそく、グレードの違いやエンジンの違い、内装のチェックといきたいところなのですが…。そこはどうぞ他の方々の動画を見ていただき(笑)、今回は「KUHL Racing」らしくカスタムのみの説明です!新型ランドクルーザー300 ZXグレード 3.3Lディーゼル(5人乗り)がどれだけカスタムできるのか!?をご説明していきたいと思います。
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KUHLでは新型車の発表時、真っ先に行うのがホイールマッチング。エアロをかっこよく決めるコツは、足元をいかにスッキリとスマートに仕上げるか、です。
つまりフェンダーとタイヤのツライチを実現するためのベストなホイールサイズをを知ることが大切です。
これから新型ランドクルーザー300のホイールを開発していく上で、私たちもツライチのインセットが知りたい…!
というわけで…メジャー!マスキングテープ!下げ振り(重りのついた紐)!持参してきました!こちらを使ってさっそく測っていきます。
まずは目視でホイールの出面をチェック
こんな原始的な方法で測るんですね。でも正確に分かるんですよ!
※今回は特別な許可を得て現車の計測をしており、通常は現車での計測はできません
※皆さんは決して現車にマスキングテープを貼ったりしないでくださいね
フェンダートップにマスキングテープを貼り、フェンダーからホイールのセンターに向かって重りを垂らします。計測してみると…フェンダートップから40㎜奥にホイールが入っていました。現車のホイールは8.0J+60㎜なので、8.0Jのままなら8.0J+20㎜までのホイールが履けますね。ですが…KUHLではもう少し太い9.0Jのホイールを開発予定なので、9.0Jに換算して計測していきます。9.0Jで換算すると、9.0J+30~33㎜くらいのサイズのホイールが、この現車のドンピシャツライチです。
ここで気をつけないといけないのが、タイヤの膨らみです。
RV系やクロカン系の車はタイヤの膨らみがあるので、タイヤの膨らみも考慮した上で、インセットを計算しないといけません。ホイールをツラに合わせて大きくすると、その分タイヤも膨らんでしまうのでその分外にでてしまうのです。
現車は20インチ 8J22 265-55R20を履いていますが、タイヤのサイドウォールからツラまで25㎜くらいしか余裕がありませんでした。つまり、15㎜もホイールよりタイヤが外に出ているということです。なので20×8.0j+20からタイヤが15㎜突出してくると、車検は厳しくなります。
実際にタイヤを組んでみないとわからないことも正直多いです。外径が変わりすぎてしまうと車検も通らなくなってしまうので、色々なサイズのタイヤをはめてデータをとり、検証していこうと思います。
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まだラフなイメージパースなので、ここからさらに煮詰めていく予定です。
張り付けるタイプのシンプルなKRUISEブランドと、立体感のあるKUHL Racingのハーフタイプの2種類をリリース予定です。
【フェンダー】
片側10㎜か9㎜のワイドのオーバーフェンダーを作るかもしれません。見たところ、オーバーフェンダー単体で外すことができそうでした。
バンパーを外すときは、オーバーフェンダーを先に外すような手順になりそうですね。かぶせるタイプのオーバーフェンダーを作るとしたら、同じ構造で一体型になるかと思います。
こちらがKUHL Racingからリリース予定のフルエアロのイメージ
こういった大きいフェンダーを作ってもいいかなぁ?と思っています。
純正フェンダーの形に合わせた逆Rをかけて、反り返っているようなデザインにしました。
【グリル】
純正グリルも押し出しが強くて非常にかっこいいのですが、KUHLで考えているのがこちらのスポーティなグリル。
枠は残しながら、出っ張っている部分を少し奥に収めた突出感を少なくできればいいかなと思っています。
ミリ波レーダーとカメラがある部分は触れないと思うので、そこは考慮しながら変えていきたいところです。
ノーマルでも押し出し感のあるメッキグリル
突出を抑えブラックアウトしたスポーティかつ精悍なグリルに
【バンパー】
今回、グレードによってバンパーの形が全く違うんです。
ZX、GX、AX、VX、GRとグレードがあるんですが、全部少しずつ変わってきます。
ZXはバンパーの下部が外せそうなので、その部分のデザインを大きく変えてみたいです。
下からつけられるKRUISEブランドのイメージも作ってみました。
純正バンパーの下に張り付けられるディフューザータイプのエアロパーツです。
簡単に取り付けが可能なKRUISEフルエアロのイメージ
【サイドステップ】
サイドステップも二種類作る予定です。KUHL Racingブランドでは、フェンダーの終わり部分をスカートのように外に広げてサイドステップとの一体感を作りたいです。一方
KRUISEブランドはサイドステップの下に張り付け、リア部分でフィンを立てるようなシンプルなデザインです。
エアロを開発するにあたりサイドステップの張り出しをどう処理するかがポイントになりそうです
【リア周辺】
リアバンパーのイメージはこんな感じです。実はマフラー4本出しも考えています。ガソリン車は難しそうですが、ディーゼル車ならイケる…!と思っているのですが、なんせスペアタイヤが少々お邪魔でして。牽引フックが使えなくなる可能性が大です(笑)
牽引フックはボルトで外せそうだったので、いらないよ~という方はマフラー4本出しが可能かと思われます。あと、オフロードを走る方はマフラーを下にしたくないと思うので、レイアウトは考えないといけないですね。
別体風のディフューザーが際立つKUHL Racingのリアバンパー
スマートな佇まいを演出できるKRUISEエアロ
もう一つはKRUISEブランドのもので、バンパーの下にぺたっとくっつける簡単取り付けタイプです。
より洗練された印象になると思いますよ。デザインは今後もう少し煮詰めていく予定です。
【ウィング】
まだイメージ画像はありませんが、ウィングは必ず作ります!!
現車は下向きのウィングで少し物足りない感じでした。もう少し上にあげていきたいかなぁ…と。ゲートウィングのリアワイパー下部あたりに、スポイラーを取り付けるのもかっこよさそうですね。
何かとカチ上げたがるヒト
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ということで、ご紹介した通りたくさんのエアロパーツが作れそうです。できればZXグレード用のエアロパーツを二種類、VX以下のグレードのパーツを作ることができればベストかと思っています。
ですが冒頭にも書いた通り、納車が長ければ3年ともウワサされており、いつになるのか分からないので…皆さんそれまでどうかお待ちください。
今回はカスタム目線で、新型ランドクルーザー300 ZXグレードのご説明をしてきました。ネッツトヨタ愛知 プラザ案城店様にはZXグレードの現車がありますので、
ぜひ皆さん実際に見に行ってみてください。
KUHLに納車され次第、徹底的に開発を行っていきますのでどうぞお楽しみに!動画ではもっと細かく説明していますので、ぜひご覧ください♪
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