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    KUHLが仕立てる“走って楽しい”カスタムランドクルーザー300

    TOYOTAのフラッグシップSUV「ランドクルーザー300」。その堂々たるボディに、KUHLが本気の“快速化”チューニングを施したらどうなるのか?──その答えがこの1台。重厚感あふれるディーゼルサウンドとともに、街でも高速でもキビキビ走る“黒い猛獣”が完成した。エアロはあえて控えめ、サスと吸排気、そしてタイヤでしっかり性能を底上げ。KUHLの美学と技術が詰め込まれた、まさに“走るラグジュアリー”。試乗レビューを交えて、その全貌を紐解く。

    2025.8.28

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    HKSマフラーで咆哮を調律

    まずはインパクト大のリアビューから。KUHLがチョイスしたのは、HKS製リーガマックス プレミアムマフラー。KUHLオリジナルではなく、あえてこの“信頼の老舗”HKS製をセレクトしたのは、「車検対応」と「性能」の両立を狙ってのこと。

    このマフラー、センターパイプまで一体となったロングレイアウトで、抜けの良さとトルク感をしっかり向上させてくれる。さらに、テールエンドにはブラックフィニッシュのスラッシュカットとHKSロゴが刻まれ、KUHLのブラックボディとベストマッチ。見た目の戦闘力が一気に引き上がっている。

    驚くべきは、その効果がしっかり体感できること。ディーゼルらしい重低音が心地よく響くのに、音量はあくまで控えめ。HKSのカタログ値では約10psアップという数値も出ており、これは体感的にも納得。アクセルを踏み込んだときのレスポンスが、明らかに軽くなっているのが伝わってくる。

    KUHLでは残念ながら今のところランクル300専用の自社マフラーはラインナップしておらず、ガソリンモデル専用のこのHKSマフラーが、大変おすすめの逸品。その性能とクオリティは「あえて選びたい」ほどの完成度だ。


    KUHLからリリースされているマフラーカッター

     

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    ランクル300は、足まわりのチューニングで走りが激変する

    このランクル300の最大のチューニングポイントは、ズバリ「サスペンション」。ノーマルではやや腰高感が否めなかった足元に、KUHLがBLITZ製ダンパーZZ-Rを導入。しかも、車高は控えめにダウンしつつ、走りを重視したセッティングに。

    フロントは約40mm、リアは約30mmのローダウン。地上高は確保しつつ、重心が下がることで、カーブや高速走行での安定感が段違いにアップしている。乗り味はしっとりしつつ、ふわつきがない。まさに大人の味付け。

    さらに注目なのがタイヤとホイールの組み合わせ。KUHLオリジナルのVERZホイール「VERZ FORGED NEXSUS NEX01」24インチを装着し、組み合わせるのはTOYOのSUV向けハイグリップタイヤ「プロクセス スポーツ SUV」。このセットで、トレッド剛性もグリップも大幅に向上している。

    この足まわりだけでも「乗ればわかる」進化があるのだが、KUHLのすごさはそれを見た目にも破綻なくまとめていること。ローダウンしてもタイヤハウスが破綻せず、エアロやパネルとのバランスが見事。機能と美しさを両立している。


    まるでレコード盤のような切削の美しさが際立つVERZ FORGED NEXSUS NEX01

     

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    控えめだけど効いてるKUHLのオリジナルエアロ

    KUHLといえば派手なエアロというイメージを持つ人も多いだろう。しかし、このランクル300はあえて控えめなエアロチューンが施されている。

    装着されているのは、KUHLオリジナルのフロントディフューザーとリアフローティングディフューザー。ボディ同色のブラックに塗装され、ぱっと見は純正っぽさも残しつつ、でも明らかに厚みと造形の違いで「ただものではない」オーラを放っている。

    とくにフロントディフューザーは、厚みのあるリップ形状で、SUVの重厚感をさらに強調。一方リアは、純正バンパーをうまく活かした控えめな“吊り下げ型”ディフューザーで、リアビューを引き締める。全体に「やりすぎてない」のが好印象だ。

    この「大人なチューニング」こそ、KUHLがランクル300に求めた美学なのだろう。主張しすぎず、でも確かに存在感がある。そのバランス感覚が光っている。


    純正ウィングの上に被せるタイプのスタイリッシュなリアスポイラー。


    ミリ単位のフィッティングで上質な仕上がりを実現したフロントのハーフエアロ

    機能性を損なわず日常使いもしっかりと!

    あくまで「日常使いできるチューニングカー」を意識しているため構造変更不要、車検対応、取り回しもそのまま。

    やはりランクル300の実用性は確保するためファミリーカーとしても成立しつつ、運転好きの大人が満足できる走りが味わえる。

    ボディサイズや装備はそのままで、走りとスタイルだけをしっかり引き上げる“真のチューニング”がここにある。


    9mmワイドの控えめなワイドフェンダー

    スタイリングも運転もカスタムでもっと楽しくなるランクル300!

    そして最も重要なのが、このランクル300、本当に運転が楽しい。ただの“デカいクルマ”じゃない。アクセルを踏めば気持ちよく加速し、コーナーでもロールが少なく安定。マフラーの響きも心地よく、踏み込むのが楽しくなる。

    ディーゼル車とは思えない伸びやかな吹け上がりと、24インチタイヤとは思えないしなやかな乗り心地が両立している。

    一方で、視界や乗り降り、後席の快適性などはノーマルの良さそのまま。あくまで“普段使いできる快速SUV”というバランスが絶妙だ。まさに、**KUHLが作る「大人のためのランクル」**と呼ぶにふさわしい1台だ。


    KUHLRACING LC300-SS LANDCRUISER

    ランドクルーザー300は現在、新車のオーダーはストップしていますが、中古車ベースのカスタムコンプリートカーの製作や、お客様のお乗りのランクル300をベースにしたカスタムのご依頼は随時承っております。お気軽に店舗までお問い合わせください。

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