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    東京オートサロン2024に展示したR35GT-Rの詳細を解説します!

    2024年1月12日から3日間に渡って開催された東京オートサロンでは、皆様のお力添えもあり、ドレスアップ・セダン部門において最優秀賞を2年連続で獲得することができました。今回紹介するR35GT-Rは、映えある栄冠を頂いた展示ブースにて、メインカーとなっていた車両です。

    ワイドボディキットの開発についてはこれまでお伝えしてきた通りで、ラフイメージのCGなども公開していましたが、より進化した形で完成に近づいています。そこで今回は、R35GT-R用ワイドボディキットである2024EDITION WIDE BODYが、どのようなプロジェクトなのかご紹介します。

    2024.3.6

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    R35 2024モデルをオマージュしたフロントビュー

    R35 GT-Rワイドボディキット

    2024EDITION WIDE BODYは、GT-Rの現行モデルである2024年型をイメージさせるデザインをベースとしたボディキットです。2024年型だけでなく、2008年をはじめとした全ての年式で装着することが可能。前期モデルのGT-Rであっても、新しいデザインを取り入れることができるというのが、2024EDITION WIDE BODYのコンセプトとなっています。

    ボンネットの造形はセンター部分を大きく下げ、キャラクターラインを追加することで立体感を強調しました。見た目だけでなく、エンジンルームの冷却機能をアップするため、ダクトを入れています。

    フロントバンパーには、2024年モデルの純正バンパーにKUHL流の解釈を入れ、これまでにないデザインを採用しました。最も変化が大きいのは、ボンネットと上下に隣あうバンパーのノーズにあたる部分です。ここをエンブレムが隠れるほど前方に伸ばすことにより、印象が大きく変化しました。

    R35 GT-Rワイドボディキット

    フロントダクトの周辺にも折り目や逆アールを積極的に取り入れることで、丸みを帯びた純正バンパーからシャープな印象へと変化を遂げました。アッパー/ロアダクトの両サイドのラインに連続性を持たせることにより、開口部がより大きく迫力のあるものとして見えるよう工夫しています。

    アッパー/ロアグリル内に設置した縦フィンだけでなく、2024年モデルのバンパー最大の特徴である、中央の鋭角なプレスラインは引き続き採用としました。ただし、グリルに挟まれた部分(ロアグリルを基準にすると上部)を段落ちさせることで、スポーティな見た目と冷却効果の底上げを狙ったデザインとしています。

    そして、ハニカムデイライトもそのまま採用。デイライト周辺の滑らかな面構成も2024年モデルのデザインを踏襲しました。下部のディフューザーはユーザーによって塗り分けをする部分を選べるようなラインで構成しています。

    R35 GT-Rワイドボディキット

    また、バンパー下部に装着するアンダーディフューザーは、サイドに立ちあがる特徴的なボックス型カナードと一体型です。ただし、型を起こす難易度の高さとドライバーの運転しやすさを考慮して、市販化する際にはデザインに変更が加えられる可能性があります。

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    オーバーフェンダーとディフューザーでボリュームが増したサイド

    R35 GT-Rワイドボディキット

    フロントフェンダーは純正との交換タイプで、フロントバンパーサイドに取り付けるアタッチメントとセットで取り付けています。このアタッチメントは、2017年モデル以降のR35GT-Rの純正バンパーに取り付けられるバージョンも開発中であるため、純正バンパーのままオーバーフェンダー化することが可能になります。

    R35 GT-Rワイドボディキット

    フロントフェンダーには、純正と比較して3センチの出幅があります。その厚みを生かし、三角形の掘り込みをデザインとして取り入れました。ブラックのガーニッシュにロゴとサイドウインカーを配置することで、サイドビューを引き締めます。

    サイドステップは、2017年モデル以降の純正ステップを装着しています。画像で言えばブラックに塗装されている部分です。

    R35 GT-Rワイドボディキット

    また、サイドステップの下部には別体パーツとしてサイドディフューザーを装着しています。今回紹介するR35GT-Rは東京オートサロン仕様となっているため、カナードやボックスタイプのディフューザーを装着しハデに見えますが、ボックスやカナードを付けないという選択肢も選べます。

    こちらも、フロントのアンダーディフューザーと同じく形状が複雑なため、市販化に至ってはデザインに変更が加えられる可能性があります。

    リアのオーバーフェンダーも、アタッチメントとセットです。そのため、フロントフェンダー+アタッチメント、リアフェンダー+アタッチメントの4つを装着することで、純正バンパーのままオーバーフェンダー化することが可能となります。

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    リアは、より攻撃的でレーシーなデザインに

    R35 GT-Rワイドボディキット

    リアはよりアグレッシヴなデザインとするため、3つのパーツで構成しました。バンパー上部は一見シンプルですが、下部に鋭角な台形のカットを施し、アッパーディフューザーを取り付けることで存在感を主張します。

    そして、アンダーディフューザーはマフラーを中央に寄せ、空間を埋めるように攻撃的なフィンを大体に設置するデザインを採用しました。アッパー、ロアともに角度を付けた複雑なラインを採用しているため、立体感は純正とは比較にならないでしょう。

    R35 GT-Rワイドボディキット

    ただし、ロアディフューザーの両サイドはデザインの関係でどうしても空間が生まれてしまいます。そこでサイドに張り出すサイドカナードを装着しています。このカナードも別体デザインですが、取り付けるだけで連続性を損なわないよう工夫しています。

    さらに、リアは3つのパーツで構成されているため、3つ全て装着することはもちろん、バンパー+アッパーディフューザー、バンパー+アンダーディフューザーという好みのスタイリングを楽しむことができるのもポイントです。

    R35 GT-Rワイドボディキット

    また、純正ウイングに装着されているハイマウントストップランプは、トランクにべた付けするトランクスポイラーに移植することで装着できるようにしました。

    その上に、吊り下げ式スワンネックステーにGTウイングを取り付けています。翼端板の両サイドにシャープな曲がりを入れ、中央付近のフラット部分から、サイドにかけて一段上げたスポーティなウイングデザインとなっています。

    マフラーは新開発の4本出し仕様となっており、テールエンドを中央に寄せ、縦型のマーカーを挟むようにすることでレーシーさをアピールしました。テールエンドの口径は130Φとなっており、現在鋭意開発中です。

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    KRONEの新作ホイール、KR04をインストール

    R35 GT-Rワイドボディキット

    今回、2024EDITION WIDE BODYのデモカーとなったR35GT-Rには、VERZ WHEELSのブランドラインでも最高峰に位置する「KRONE」の新作「KR04」21インチをインストールしました。

    KRONEシリーズの特徴といえば、鍛造の2ピースホイールであることでしょう。KR04は鍛造のメリットを最大限に生かし、ブランド内でもトップクラスに細いメッシュデザインを採用しました。これにより、軽快さを印象付け、ブレーキをはじめとする足回りの奥が見えやすい構造となっています。

    また、KRONEのホイールといえば、リムエッジからホイールのセンターに向って大胆に落としていくコンケイブ形状が見どころのひとつとなっていました。しかし、KR04では逆にスポークをセンターからリムに向かって伸びる課程で潜り込ませるように落とし、リム幅を稼げる設計です。

    デモカーとなったR35GT-Rに装着しているホイールは12J-40というスペシャルなサイズですが、このサイズはリム幅を多く取れるよう計算されたスポークデザインにより実現したものとなっています。

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    KUHLRACING 35R 2024EDITION WIDE BODYの価格を発表!

    R35 GT-Rワイドボディキット

    ■ KUHLRACING 35R-2024EDITION WIDE エアロキット ベーシックセット(未塗装)
    ・KUHLRACING 35R-2024EDITION WIDE ワイドボディキット
    ・KUHLRACING 35R-2024EDITION WIDE フロントディフューザー(ワイド) 
    ・KUHLRACING 35R-2024EDITION WIDE サイドアンダーディフューザー(ワイド)
    ・KUHLRACING 35R-2024EDITION WIDE リアサイドディフューザー(ワイド)

    ベーシックセットの価格は、770,000円となる予定です。また、このセットに含まれない装備の価格は、以下のようになる予定です。

    ■ ベーシックキットに含まれない装備品一覧(塗装・取付工賃別途・税込み)
    ・フロントバンパー 220,000円
    ・リアバンパー 198,000円
    ・デイライト 88,000円
    ・エンブレム 16,500円
    ・ラジエーターグリル 44,000円
    ・フロントエアロセット(バンパー+純正部品) 368,500円
    ・バックフォグ 40,700円
    ・リアアッパーディフューザー 110,000円
    ・リアアンダーディフューザー 242,000円
    ・リアアンダーディフューザー4テールフィン(4P) 88,000円
    ・スラッシュカットセンター4テールマフラー 330,000円
    ・リアエアロセット(センター4テールマフラー含む) 1,008,700円
    ・リアアンダーディフューザーフィン(1P) 22,000円
    ・リアサイドディフューザーワイド 110,000円
    ・フロントバンパーカナード 66,000円
    ・サイドカナードオーバー 88,000円
    ・サイドカナードアンダー 88,000円
    ・リアバンパーカナード 88,000円

    現在、KUHLではエアロパーツの市販化を進めるとともに、パーツをフルに装着したコンプリートカーの製作も行っております。価格やデザインの変更がありましたら、別途お知らせいたしますので、それまでお待ちいただければ幸いです。

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