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【カスタム雑学】ホイールの選び方。タイプによってメリットが異なります|KUHL Racing OSAKA AUTO MESSE 2023 WHEELS
車をカスタマイズしたい人にとって、ホイール選びは悩みの種でしょう。
現在市場には、さまざまなメーカー・デザイン・価格のホイールが流通しています。ホイールを選ぶにあたって、種類が多すぎて違いが分からなかったり、メリット・デメリットが分からないという声は少なくありません。そこで今回は、ホイールの選び方やタイプによるメリットを解説していきます。
2023.5.30
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ホイールを選ぶ基準として、製造方法で選ぶ方法があります。
アルミホイールの製造方法は、大きく分けて2つ。鍛造と鋳造に分けられます。まず、鍛造ホイールは強度が高いことと、デザインの幅が広いことがメリットとなります。
特に、VERZ WHEELSのKRONEシリーズは、鍛造の中でもビレット鍛造と呼ばれる製造方法を採用しています。ビレット鍛造とは、鍛造されたアルミ合金を削ることで整形する方法。鍛造ホイールならではの高い強度を最大限生かした、アグレッシブなデザインを取り入れています。
さらに、鍛造ホイールはエッジのシャープさも特徴。“触ると指が切れそう”とも評されるほどの鋭利なエッジをデザインする可能なのも、削り出しで作る鍛造ホイールならではです。
また、鋳造ホイールを選ぶメリットとなるのが、販売価格の安さです。鋳造とは、金型に素材となるアルミ合金を流し込んで整形する方法。鍛造ホイールと比較して、製造コストが抑えられているため、鍛造ホイールと比較してリーズナブルであるのが、大きなメリットと言えます。
このことから、価格は高くなる傾向にあるが、デザインの自由度やエッジのシャープさで選ぶなら鍛造ホイール。デザインやエッジのシャープさをある程度妥協しても、リーズナブルさを選ぶなら鋳造ホイールという選び方ができるでしょう。
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コンケイブの立体感やリムの深さなど、優先するデザインで選ぶこともできます。
VERZ WHEELSのラインナップで例を挙げるなら、コンケイブの立体感を優先するなら、KRONEシリーズ。リム幅を優先するのなら、KCVシリーズやDDRが候補となるでしょう。
特に、KCVシリーズの『04』と『05』は、ホイールのセンターから立ち上がってきたスポークを、リムの手前で奥に落とし込んでいます。コンケイブを浅くすることで、リムを広く取りつつ、装着可能となる車種が広げているのです。
また、ニューブランドであるDDRでは、ホイールの取り付け面よりもスポークが繋がるリムを奥に配置することにより、超が付くほどの深リムを実現しました。
これによって、装着できる車種が広がるだけでなく、タイヤハウスに余裕がないとされている車種であっても、深リムのホイールを履くことができるようになっています。
ただし、このDDRのような構造のホイールにもデメリットがあります。それは、ビッグキャリパーのブレーキに干渉する可能性があるということ。いかにリムが奥に引っ込んでいるとはいえ、キャリパーが大きい場合には取り付け面に接触する可能性が高まります。
しかし、そのような場合であっても、取り付け部にスペーサーを噛ませることによって対応可能。取り付け面やスポークとブレーキキャリパーの間に隙間を作ることで、逃がしを作れるように工夫されています。
ホイールはデザインによって、優先されるものが変わってきます。ここで挙げたように、コンケイブの深さとリムの深さを両立させるのは構造上難しくなります。なので、自分がホイールのデザインに対して、譲れないもの=優先するものを決めておくことで、ホイール選びもスムーズにいくのではないでしょうか。
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VERZ WHEELSのラインナップとなる、KRONE・KCV・DDRという3シリーズのホイールは、全て2ピース構造を採用しています。
アルミホイールは構造によって1ピース・2ピース・3ピースに別れています。この中で、2ピース構造であることのメリットは、ミリ単位でリム幅が変更できることでしょう。
2ピースホイールは、リム部分とディスク部分が別々のパーツになっています。そのため、車種や足回りのカスタマイズ状況に合わせたサイズのホイールをオーダーすることで、リム幅を1ミリ単位で増減させることができるのです。
車検に通るギリギリのラインまで攻めることができるため、攻めたサイズのホイールを装着したいというオーナーにとって、2ピースホイールは頼もしい味方となります。
価格に関しては、1ピースと3ピースの中間に位置しています。デザインの自由度やリム幅の調整度合いは3ピースのホイールと変わらないため、2ピースホイールはカスタマイズ初心者から上級者まで、選びやすいホイールと言えるのです。
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カスタマイズしたい車のジャンルと、合わせるホイールを紐づけるのも、ホイール選びにおける考え方の一つでしょう。
例えば、1ピースホイールはスポーツカーのオーナーに人気のホイール。なぜなら、リーズナブルかつ軽量であるためです。
KUHLのVERZ WHEELSの中では、レーシングブランドを掲げるVERZ-RACINGが、スポーツカーのオーナーを中心に人気のシリーズとなっています。軽量であることはもちろん、軽快かつスポーティなイメージをプラスするデザインとなっているのが、選ばれている理由の一つといえるでしょう。
さらに、スポークがリムぎりぎりまで伸びていることで、実数値を越えたサイズ感を演出すると共に、コンケイブの角度も稼ぐことが可能。VERZ-RACINGシリーズのホイールは、1ピースホイールならではの構造を生かしたデザインとなっています。
また、カスタマイズするのがSUVなどのクロスオーバーカーであれば、オフロード系デザインのホイールがマッチするでしょう。
例えば、VERZ WHEELSには、VERZ KROSSというシリーズがラインナップしています。
ランドクルーザープラド、ハイラックス、RAV4、ハリアー、デリカD5、ジムニーシエラやといった車種だけでなく、タフトやハスラーといった軽カーをターゲットにしたサイズもラインナップ。オフロードタイヤを装着させた、アルファードなどのミニバンにもぴったりなシリーズです。
セダンやクロスオーバー、スポーツ、ミニバン、軽カーなど、カスタマイズする車のジャンルに応じたデザインのホイールを選ぶという方法もベターでしょう。
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ホイールのリム形状で、足回りの見え方は変わります。
例えば、上の写真に写っている2つのホイールは、同じ20インチのホイールですが、左がステップリム、右がフルバースリムです。リムの形状によって、全く見え方が変わることが分かるのではないでしょうか。
さらに、ステップリムを採用したホイールはディスクが同じ20インチの場合でも、一段外側に広がるステップのおかげで、リムの外径を21インチに広げることができます。
逆に、リムに段差がないフルリバースリムのホイールであれば、20インチのディスクサイズなら、ホイールの外径も20インチのまま、となります。
つまり、同じ外径のディスクを用いたホイールであっても、リム形状によって外径を変えることができるのです。
また、足回りのカスタマイズは、ブレーキのことも忘れてはならない要素の1つでしょう。
なぜならば、大径ホイールに交換することによって、奥のブレーキやキャリパーがより目につくようになるため。
基本的に、マッチングするホイールとの差によって、リムやスポークとの間に隙間ができてしまいます。ブレーキのキャリパーやディスクも、セットで社外品に交換する場合はこの限りではありませんが、ブレーキ類が純正のままでは、どうしても足回りがすかすかな印象をぬぐい切れないのが現実です。
そこで考えられるのが、ブレーキとの隙間を埋めるため、あえて1サイズ小さなディスクのホイールを選ぶ方法。ディスクとローターとの隙間が小さくなるため、足回りうぃ引き締めて魅せるといったドレスアップも可能です。
足回りの見え方・見せ方は、メリット・デメリットとなるものではありません。しかし、自分の車がどう見えるのか、どう見せたいのかによって、ホイールのデザインやリムの形状、サイズを選ぶ指標の一つにすることができます。
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