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【KUHLのエアロ】GR86用のバンパーエアロ完成しました。足まわりセッティングのノウハウも語ります| KUHL Racing TOYOTA GR86
今回は 「新型GR86 & BRZ用のフルバンパーエアロが完成しました」とのことで片岡代表に仕様や特長について説明いただきました。
クール名古屋店の駐車場にはすでに色違いのGR86が並べられており、向かって左側から黒・赤・白(パールホワイト)の3台です。
「この3台はすべてGR86ですが、BRZも全く同じエアロがつけられるので、イメージは同じと考えていただいてOKかな」と片岡代表。
この3台はボディカラーとホイールが違うだけで、その他は同じ仕様とのこと。
黒色に装着してるのが「KCV03シリーズ」で、5本スポークタイプ
赤色に装着してるのが「KCV01シリーズ」で、メッシュタイプ
白色に装着してるのが「KCV02シリーズ」で、10本スポークタイプ
ホイールのサイズ・インセットは基本的にすべて19インチで9J+30、それから9.5J+38、といったサイズを入れてるそうですが、あくまでデモカースペックとなっているとのこと。
この状態では車検はちょっと・・・と不安げに問えば、「リアにフルアームを組んでいますので、リアはもう少しだけキャンバーをつければ車検合格」とのこと。
今回はフルバンパーエアロと聞いていることを伝えると、「そうですね。ち
なみに東京オートサロンと大阪オートメッセではワイドボディーのデモカーを先行お披露目させて頂いてたんですけど、今回は標準ボディ用の量産タイプのエアロが完成しましたので今日はお披露目させて頂きたいという感じですね」と嬉しそうに代表は話します。
標準ボディ用のバンパーは純正バンパーを外して交換するものなので、ボディ加工は必要ありません。
すべてブリッツさんの車高調でローダウンをしてあり、タイヤはファルケンさんのFK510 19インチが入ってます。
まずは3台を代表して黒色を見ていきしょう。
2022.8.4
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エアロパーツはというと、まずフロントバンパー。バンパーとバンパーの下にディフューザーが付いてるという2分割タイプになっています。
ノーズ部分は純正よりだいぶ上に上げて、そして先端に延長しています。そして先端部はちょっと四角い感じで立体感を出しています。
そして、なんと言っても大きい六角形の開口部。「これがやっぱりクールのフルバンパーエアロの特長」と代表が力説。深い奥行きと粉体塗装を施したネットが奥に装着されてるという感じになっています。
「先端を伸ばし、四角い形状で立体感を出しています」
「六角形の開口部がクールの証。ディフューザーもいい感じ」
ディフューザーはワイドボディ用に比べてかなり中に入れてあります。そして両端を縮めているという感じになっています。
それから、非常に薄いエアロになっており、このバンパーの地上高は純正とまったく同じなので、ディフューザーで15ミリ下がるだけという仕様になっています。
なので、これだけローダウンしても余裕のクリアランスと乗りやすいフルバンパーエアロという感じに仕上がっています。
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次にサイドを見ていきます。
サイドステップは純正交換タイプになっています。デザイン的には、上部は純正を生かしながら、後ろまでキュッキュッと伸ばして、後方部分には立体
感を出しています。
そして下部は別体風のディフューザーで仕上げるという感じになっています。
実際は一体型のサイドステップなのですが、下部が別体に見えるように、そして後方部分に立体感が出るようなデザインに仕上げています。
それから、サイドの高さはどうなっているのかというと、サイドもフロントと同じように純正から15mmダウンとなっており、サイドの下も余裕という感じになっています。
「後ろまで伸ばして立体感を出してます」
「一体型なのにディフューザーは別体に見えます」
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次にリアを見ていきます。
リアも純正バンパーを外して交換するバンパーエアロになっています。
「クールのエアロの特長はやっぱりこの立体感というかね、この奥行きですね、このように非常に深く奥行きを作らせていただいてますね!」と自信たっぷりに話をする片岡代表。
「奥行きで立体感を出しています!片岡代表のこだわりを感じます」
奥行きは10センチ以上は軽くあり、奥でフロントと同じく粉体塗装したネットで塞いでいる感じなのですが、特長はマフラーを囲んでいる部分で、これが別体風のデザインになっているのですが、実際は一体型となっています。
そして、下の部分(ディフューザー)だけが別体になっています。
今回、黒は同色で塗ってありましたが、赤や白みたいにディフューザーを黒く塗り分けるとより別体感がでます。
「リアのディフューザーは別体となっています」
「バックフォグもばっちり確認できます」
それから、バックフォグは純正をそのまま使用していただくことができます。バックフォグの視認角の関係上、ディフューザーはギリギリのところまでしか上げられなかったんですが、しっかり基準をクリアしています。
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そして、マフラーは車検対応の116Φの4本出しマフラーとなっています。
セルを回し、エンジンを掛けると、けっこういい音が聞こえてきます。「水平対向エンジンなので、もともとけっこう低音系。低めの良い音に仕上がってると思います」と代表。
そして、「かなりトルクが上がってるんで乗りやすいと思います。街乗りとか。そしてこう斜めに出してるんで・・・」と代表が言ったところで、「今、水かかった?」とカメラマンさんに声をかける代表。
「そう言えば飛んできますw」と代表。「まさか斜めに飛んで来ると思わなかったんでw」とカメラマンさん。ちょっとしたハプニングで笑顔になっていました。
「マフラーは斜めに出ていてスタイリッシュ!」
それから、現在ウイングを開発中とのことで、86といえばやっぱウイングが要るということでを開発を進めているそうです。
このエアロバンパーだとやっぱりウイング系が似合うかなということで、ローマウントタイプのGTウィングからスタートし、もう少しで完成するので、またお披露目をさせていただきたいとのこと。
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最後にホイールを見ていきます。
まずは黒、 KCV03シリーズということで5本スポークです。サイズは9.5 J+38 を装着しています。これはデモカースペックとなります。
ディープコーンケイブでかなり中心がグッと落とし込んであり、角度が特徴的となっています。通常はミドルコンケーブ。もう少しコンケーブのゆるいタイプをつけていただく場合が多いとのこと。
一般的には86でアームを入れない場合は8.5Jか9Jくらいがベストマッチングとなります。
しかし、このように9.5J+38を入れたい場合、車検対応で乗るにはアームを入れて、少しだけキャンバーをつければバッチリ収まる、または9mmワイドのオーバーフェンダーも開発しますのでそちらをつけていただければバッチリとのこと。
「KCV03シリーズ5本スポーク。ディープコーンケイブ形状」
こちらのタイヤサイズはファルケンさんのFK501で225/35-19となってま
す。9.5J 225なので、フェンダーをきれいに這わしていくという感じになっ
てます。
でも実は86の場合、フロントの方がわりと余裕があるんですよ、と代表。
フロントはキャンバーをかなり起こした状態で装着しています。
「リアのディフューザーは別体となっています」
「バックフォグもばっちり確認できます」
ブリッツさんの車高調の場合、アッパーがスライド式になっているので調整が効くという感じなので、リアのキャンバー角に合わせてフロントも寝かしてもいいかもしれないとのこと。前後同じサイズを装着しています。
次に赤ですが、こちらはKVC01シリーズのマットブラックカラーで、こちらもディープコーンケイブになっています。こちらは9.5J+30で少し攻めてあります。
これはクスコさんのアームを3本入れて、しっかりセッティングさせて頂いてるので綺麗に収まっています。
「KVC01シリーズ(メッシュタイプ)で色はマットブラック、こちらもディープコーンケイブ」
クスコさんのアームはラテラルリンクのフロント側とリア側、そしてキャスター角を調整するトレーディングロットまで入れてあります。
それで86の場合、ローダウンするとこのキャスター角が後ろにずれるっていう特徴があり、落とせば落とすほどタイヤがリアバンパーの方に寄っていくとのこと。
なので、急発進とか急減速した時にリアタイヤからジャダーが出やすく、あとカスタム目線で行くと後ろに下がるとフェンダー上側にヒットしやすくなるのでトレーディングロッドを使ってセンターよりに調整もしてますという形なのです。
まずはキャンバーをつける、もしくはローダウンしてキャンバーがついたものを起こすためにラテラルリンクのリア側、いわゆるロアームを交換します。
そしてキャンバーをつけると今度はトー角が純正では限界になるので、ラテラルリンクのフロント側を使ってトー角を補正して、そしてトレーディングロッドで前後を補正するという感じでセッティングすると86の足はいい感じに納まります。
ちなみにこの3本のアームリンク類は全て構造変更が必要になります。ただクスコさんから書類がキッチリ出ますので、もしこちらのアーム類を希望される方は新車の時に同時に構造変更してしまうと初回車検の3年が取れたままご納車いただくことできます。
なので、ぜひ新車時のご購入を検討していただけるといいんじゃないかとのこと。後から買いたいとなったら構造変更(=車検取り直し)しなければならないので。
ちなみに黒はアームを使わずにローダウンしているので、少し後ろに寄っているのがわかります。リアのフェンダーあたりのクリアランスが全然違います。
赤の方が綺麗にセンターに入ってます。
ただ、これで走行すると問題があるって言うわけではなくジャダーが出やすかったりとかタイヤヒットしやすくなるので、こだわる方はアーム3本換えてセンターに寄せればいいのではないでしょうか。
「アーム未使用。少し中心が後ろ寄りに」
「アームを入れれば綺麗にセンターへ」
そして最後がKCV02シリーズということで10本スポークです。
こちらのサイズは9.5J+30なんで赤色と同じセッティングになっています。こちらも綺麗に入っています。
黒よりは少しキャンバーが増えたような状態になってます。なのでアームを入れていくと車検対応で、入れられるホイールの幅も増えますのでおすすめのカスタムです。
「KCV02シリーズ10本スポーク。ディープコーンケイブ形状」
フロントのアーム類は換えなくても大丈夫なんですか?と気になりますが、フロントはブリッツさんの車高調を入れていただければアッパーマウントで調整ができます。
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ということで今回も新車コンプリートカー用意してあります。GR86、BRZとも新車でフルカスタムした状態でご購入いただくことができます。
実はKUHLでは「KUHL ONE」というオンラインで簡単に車がオーダーできるシステムがあり、そちらの方で見積りシミュレーションが瞬時にできるので、ぜひ使っていただきたいと代表。
今回86で検索します。選択するのはVer1 03R-GT バンパーエアロとなります。まずコンプリートカーに含まれるアイテムからいきましょう。
■コンプリートカーに含まれる装備品一覧
・KUHLエアロパーツ5点セット
・KUHL4本出しマフラー
・BLITZ車高調
・VERSホイール19インチ
・FALKENタイヤ
・カロッツェリア7インチナビ
・KUHLフロアマット
オプション総額は工賃込みでだいたい178万2,440円ぐらいになります。
塗装代や取り付け工賃も含まれての金額、車1台分ぐらいのオプションパーツが付いた状態でのコンプリート価格になっています。ただ、アーム類等はオプションになります。
グレードもいろいろ選択ができますが、今回一番ベーシックなRC6速マニュアルの方で値段を発表させていただきます。
それでは気になる価格は次の通り。
■GR86・RCグレード・6MT
・389万円(税込)
「けっこう値引きしましたね~」とカメラマンさん。
「値引きはね、76万8,439円で・・なので間違ってるかもしれないですねw」と代表。
「システムが修正される前に皆さん大至急ご契約をw」とさらにカメラマンさん。
こんな冗談が飛び出すほど値引きがすごい!ということでしょうね。
ちなみにSZとRZのの6速マニュアルの場合は次の通り。
■GR86・SZグレード・6MT
・409万円(税込)
■GR86・RZグレード・6MT
440万3,000円(税込)
「なので389万円から440万円の間でご購入頂けると。まあこういうカスタムした状態でね。新車で乗りたいと思われる方はぜひこのクールのコンプリートカーを検討していただけると嬉しいです」と代表。
そして、できる限りたくさんのデモカーを各店舗(クール名古屋店、クールプレミアム名古屋店、クール埼玉店、クール栃木店、クール大阪店、それから7月22日にオープンしたクール福岡店)に展示したいと思ってますとのこと。
ということで、今回のGR86コンプリートカー(バンパーエアロ)はKUHLONEで自宅にいながら見積りして、購入してもOKですし、店舗の方に来てデモカーを見ながらいろいろ相談をして、購入しても大丈夫です。ぜひ、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
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