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KUHLがスープラのノーマルボディ 用エアロキットを販売開始!
KUHLが2020年11月、3代目スープラ(DB型)のノーマルボディ用のエアロキットを販売しました。ノーマルのスープラの外観は、グラマラスさが特徴になっていますが、このエアロを装着するとレーシーな雰囲気が加わって精悍(せいかん)さが増します。
KUHLはさらに、このエアロキットをスープラに装着して、足回りなどを改良した、コンプリートカーも販売。コンプリートカーの内容は1)エアロパーツ、2)車高調、3)20インチのホイール&タイヤ、4)4本出しマフラーで、それぞれの部品を1点ずつ購入するより50万円近く安くなっています。
それではKUHLのスープラのノーマルボディ用エアロキットの詳細をみていきましょう。
2022.2.26
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今回紹介するエアロキットは、ノーマルボディ向けのものです。KUHLはすでに、スープラのワイドボディ版のエアロキットを販売しています。さらに、ドリフトレースのD1での走行を想定した、スープラ用D1スペシャルエアロもつ
くっています。
GRスープラワイドボディキット「90R-GTW」
D1-GP参戦用のスペシャルエアロ車両
そして今回ついに、ノーマルのスープラにそのまま装着できるエアロが完成しました。街乗りメインのスープラ・ファンには、KUHL製品のなかで最も親しみやすいエアロといえるでしょう。
スープラのグレードには、2リッター4気筒のSZ、SZ-Rと、3リッター6気筒のRZの3種類があり、KUHLノーマルボディ用エアロキットはすべてに装着できます。
それではパーツを1つひとつ紹介していきます。
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ディフューザーとはボディに取りつけるパーツで、これによってボディに当たる気流が拡散するので(ディフューズするので)、ダウンフォースが発生して走行が安定します。
KUHLのエアロキットは、このディフューザーをフロント部分、サイド部分、リア部分に取りつけます。
フロント向けパーツから確認していきます。フロント・ディフューザーは、純正バンパーの下部につけます。厚みは15mmなので、その分だけボディが地上に近くなります。
フロント・ディフューザーのサイド部分はフィン形状になっていて、跳ね上がりがある
フロント部分にはバンパーカバーもつきます。ノーマルのスープラのフロント下部には、左右にフィンがついていますが、KUHLのバンパーカバーをつけるには、そのフィンをカットする必要があります。バンパーカバーは、カットしたフィンの部分の上に被せます。
フロント・ディフューザーとバンパーカバーはFRP製です。
カットしたフィン部分にバンパーカバーを被せている。
バンパーカバーは薄い形状の貼り付けるタイプ。
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KUHLのサイドステップ・ディフューザーは、ノーマルのサイドステップの下部に装着します。これも厚みが15mmで、「地上に吸いつく感じのボディ」を演出してくれます。
そしてこちらも、ノーマルのボディについているフィンをカットしてつけます。フィンをカットすることでラインがシンプルになり、そこにサイドステップ・ディフューザーをつけることでボリュームが出ます。
サイドステップ・カバーは、ノーマルのサイドステップの後端部分につけます。このパーツによって、リアタイヤの前方に盛り上がりができて重量感が増します。
サイドステップ・ディフューザーもサイドステップ・カバーもドアに干渉しないので、ドアパネルは純正のまま使える
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リア・フローティング・ディフューザーは、純正バンパーの下部につけます。みえる部分は数十センチほどですが、奥ゆきが1m近くあり、ボディ下部の気流をしっかりコントロールしてくれます。
リア・バンパーカバーは、ノーマルのフィンをカットして取りつけます。造形をシンプルにしながらワイドにする効果が得られます。
スープラのリア周りのボリューム感は、ボディの見た目のハイライトの1つになっているので、ここをエアロで装飾するのはとても重要です。
フィンが2枚ついていますが、「フィンなし」も選べます
純正のフィンをカットして装着したリア・バンパーカバー
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フローティング・ディフューザーが「リアの下部」を彩るとしたら、「リアの上部」を演出するのが、ミドルマウント・リアウイングです。
ミドルマウントとは中間の高さという意味で、KUHLのスープラ用リアウイングには、この他に高いハイマウントと低いハイマウントがあります。
とにかく、かなり迫力があります。これをつけていると、すぐに「普通のスープラではない」ことがわかるでしょう。
サイドステップ・ディフューザーもサイドステップ・カバーもドアに干渉しないので、ドアパネルは純正のまま使える
カーブ形状のリアウイング
翼端板(ウイングの両端の垂直の板)は別体式で、ビスで止めている
アルミ削り出しで軽量化しつつ、加工跡がアクセントになっている
ステーは強度も考えて設計されている
スープラのリア部を上からみると、全体的に緩やかな円を描いていて、リアウイングもその造形に合わせてカーブ形状になっています。押し出しが強いのにしっかり収まっている印象があるのは、このデザインによるところが大きいでしょう。リアウイングはカーボン製です。
リアウイングをボディに固定するウイングステーは、アルミ削り出しというこだわり。質感の高さは近くでみて触るとすぐにわかります。ウイングステーのデザインも手を抜いてなく、広くて深い溝を入れて軽量化しているところに、レーシーな雰囲気が漂います。
リアウイングは、外からみるとかなり大きな部品ですが、運転席からの後方視界はしっかり確保されています。実用性が高く、オーナーに喜ばれるでしょう。
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エアロキットの解説は以上になりますが、コンプリートカーにはその他に重要なパーツが装着されているので紹介します。
まずは、4本出しマフラーです。116パイのボリューム感もさることながら、KUHLはこれを、外側に向けて装着しています。これにより「ヤンチャ感」が出ます。
4本出しマフラーに合わせて、マフラーカバーも製作している
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コンプリートカーに装着されているホイールは、KUHLオリジナルのもので「VERZ-WHEELS」のKCVシリーズです。
ホイールの色は1)ツヤあり黒、2)ツヤ消し黒、3)ツヤありブロンズ、4)ツヤ消しのブロンズの4種類のなかから選べます。
タイヤはファルケンのFK510で、車高調はブリッツ製のZZRが入っています。コンプリートカーをみると「かなり攻めているな」と感じるはずです。
ホイール&タイヤのサイズは左)フロント:9.5J、265・30・20、右)リア:10.5J 、285・30・20
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コンプリートカーとは、新車のスープラに、上記で紹介したエアロキットとリアウイング、ホイール&タイヤ、4本出しマフラー、車高調を装着して売り出すものです。
KUHLのスープラ・コンプリートカーの価格は以下のとおりです。いずれも税込です。
SZ:619万円
SZ-R:719万円
RZ:849万円
この価格は、部品をすべて購入して装着するより、約47万円安く設定してあります。スープラを買ってあとからドレスアップするなら、コンプリートカーを買ったほうがお得でしょう。
KUHLは全国に5店舗展開しています。コンプリートカーのお見積もりなど最寄の店舗で気軽にご相談ください。また、エアロパーツなどの単品での購入も公式オンラインショップから購入することもできますし、公式サイトから購入シミュレーターで簡単にお見積もりを取ることができます。
今回は、GRスープラのノーマルボディ用エアロキットのご紹介でした。最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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