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熟練した職人によるハンドメイド! KUHLのオリジナルマフラー
KUHLといえばエアロ、そのためKUHL製マフラーはそのエアロを元に開発が進められており、これまで純正エアロ車両への装着は困難でした。ただ純正エアロオーナーからのリクエストも多いことから、今回純正エアロベースのマフラーをリリースすることになりました。その特徴はどのようなものなのでしょうか?KUHLの純正エアロ向けマフラーの特徴をご説明しましょう。
2021.10.20
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1.純正エアロに適合する
純正エアロのまま装着することが可能です。サンプル車両のR35 GT-Rはリアバンパーの両サイドから現れる4本出しのテールエンドが特徴、今回はこのデザインを踏襲しつつ、テールエンドを130φの4本出しとKUHLらしさをさりげなく演出しています。
2.排気効率
2つ目は排気効率です。純正マフラーは街乗り時の安定感などを重視していることから、どうしても廃棄効率が犠牲になりがちです。KUHLはあくまでも排気効率重視、太いセンターパイプとできる限りのストレートレイアウトが高い排気効率を実現しています。
3.素材とレイアウトが実現する軽さ
そしてその排気効率を高めるためのレイアウトは軽量化にもつながっています。ストレート構造は配管長を短くし、これが軽量化につながります。そしてSUS304という高剛性かつ軽量な素材を利用することがさらなる軽量化に貢献しています。
これがノーマルマフラーです。かなり重たいです。
4.見た目のかっこよさを作り出す、SUS304とヒートブルーカラー
SUS304は軽量化だけでなく、その見た目にも特徴があります。鏡面に輝くその見た目はマフラーのインパクトを高め、車全体に高級感を与えます。
またマフラカッター部分は、角度をつけてカットし、さらに斜め方向に突出させることで、カスタムカーらしいインパクトのあるリアビューを実現し、オーナーさんの満足感を高めます。
そしてもう一つのかっこよさ、それがヒートブルーカラーです。テールエンドにはチタンが焼けたようなデザイン、ヒートブルーをあしらうことで、スポーツカーとしての尊厳とさらなるかっこよさを与えられます。
左右に均等に分割することで排気効率を高めています。
ナナメに斬ってナナメに出す!分かっていただけますか?
5.もちろん車検対応
かっこよく高性能なマフラーですが、もちろん車検対応なので安心してお乗りいただけます。
排ガス規制や音量をしっかりクリアしており、公道での使用が可能です。音量も車検にあわせ抑え気味ではありながら低音が響くジェントルな音質を奏でる点も、このマフラーの特徴です。
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実はKUHLのマフラーはある会社に委託しています。
その名も「ZEES PROJECT」。知る人ぞ知るワンオフマフラーの老舗です。
代表の澤村さんはマフラーづくり27年の大ベテラン、自社でも多くのマフラーをラインナップしており、ワンオフマフラーも対応していただけます。
なんでも自社で作るのではなく、高い技術をもったZEESさんに委託することでかっこよく高性能なマフラーを提供しているのです。
ZEESのマフラー作り最大のこだわり、それは、すべて自社生産していることであり、それはパイプやサイレンサーだけでなく、ボルト1本にまで至ります。性能や見た目を高めるため、その1つ1つに高いこだわりをもつころがこのマフラーを生み出すポイントといえるでしょう。
それではどんな点にこだわっているのか? その一部をご紹介しましょう。
ワンオフマフラー開発に定評のある老舗ZEES PROJECT。国産・輸入車問わずさまざま高性能マフラーを開発しています
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1.センターパイプ制作
まずはセンターパイプ制作です。
センターパイプはSUS304の配管素材をベンダーで曲げることで1本1本製作しているのです。ベンダーで配管を曲げる際に気を付けないといけないのがすべて同じ形にしわやへこみなく曲げることにあります。
ZEESは長年の経験をもとにこの点を考慮した金型や治具を作ることでこれらを対応しています。
そして曲げた配管同士を溶接、この際も高い技術をもった職人が1本1本丁寧に溶接し、きれいな見た目を演出しています。
パイプベンダーで折り曲げる工程。シワがでないよう高精度なセッティングが必要
折り曲げたパイプを綺麗に溶接しつなぎ合わせていきます
2.サイレンサー制作
サイレンサーはSUS304の板を丸めるところから始まります。車種別やエアロなどでサイレンサーのスペースが大きく異なる為、1個1個大きさや形を決めサイレンサーを作り出すのです。
また消音機能を高めるパンチングパイプやグラスウールなどについてもこれまでの経験をもとにその形は分量を割り出し、高い見た目と車検対応を両立させています。
サイレンサーの中には適正な排圧や消音を実現するためにさまざま部材が詰め込まれます。
3.サイレンサー組付け
そして最後はサイレンサーとテールエンド、パイプを組み付ける作業です。
テールエンドは非常に複雑なデザインになるにもかかわらず、ZEESは寸分狂わず全く同じ形のマフラーを作り出すことが可能です。何故そんなことが出来るのか?それは非常に精密な治具があるからです。
高い技術力を持つ職人が作り出す治具が高い品質のサイレンサーづくりに一役買っているのです。
目に触れるテール部分の溶接は特に丁寧に仕上げます。
こちらが完成品。見た目の美しさやスペックはもちろん、完璧なフィッティングを実現
いかがでしたか?KUHLレーシングの高性能マフラーが生まれる理由、それは高い技術力をもつZEES PROJECTとのコラボがなせる業なのです。
皆さんもご自身の愛車にKUHLの高性能マフラーを装着されてみてはいかがでしょうか?
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