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GT-Rの2024年モデルのバンパーを2020年モデルに装着してみました
先日、KUHLに日産 GT-Rの2024年モデルが入庫しました。GT-Rは、モデルチェンジされるにあたり、前後のバンパーデザインや細かい部分に変更が加えられています。そこで、今回は2024年モデルの前後バンパーを2020年モデルに装着することはできるのか、検証を行っていきます。
GT-Rの2024年モデルは、2020年モデルと比較して前後バンパーのデザイン以外は多くの部分を共有しています。ボンネットの形状やサイドステップ、フェンダーといった箇所です。そのため、前後のバンパーをスワップすることができれば、2020年モデルのGT-Rを2024年ルックにできるのではないか、というのが企画の狙いになります。
2023.12.4
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2024年モデルのフロントバンパーは、一体型で整形されています。裏から見ると、かなり複雑な形状になっていることがわかりました。このバンパーに追加のパーツを細かく装着し、組み上げていく形になります。
パーツは、アッパーグリルとロアグリル、ハニカム型デイライトなど。さらに、サイドウインカーを固定するためのリテイナーなどが、主な構成です。
そして、フロントの部品でバンパーにつぐ大きな部品が、フロアを保護するアンダーカバーです。GT-Rの2024年モデルは、このアンダーカバーにリベット留めでバンパーが乗る形となっています。
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リアバンパーには、アンダー部分にロアグリルを2枚取り付け、マフラーの周囲を囲む金属製のプレートが左右それぞれ用意されています。さらに、本来ならバックフォグも取りつけなければならないのですが、注文した時点では欠品中となっていました。そのため、リアのバックフォグがカプラーオンで点灯するのかの検証はできませんでした。
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ここから、実際にスワップしていくのですが、新しく取り寄せたパーツだけでなく、2020年モデルから流用するパーツもあります。それは、GT-Rのエンブレムとバンパーに埋め込まれているクリアランスソナー類です。写真中央、黒いボタンのように見えるのが2020年モデルのソナーです。
本来、完璧に2024年ルックの2020年モデルを目指すのであれば、クリアランスソナーの色もワンガンブルーに塗装しなければなりませんが、今回はそのまま付くかどうかが焦点となるため、ブラックのまま使用します。
ここまでが、取り寄せたGT-Rの2024年モデルのパーツ構成です。ここからは、実際に2020年モデルのパーツを取り外していく作業となります。
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▲裏から見た2024年モデルバンパー
▲裏から見た2020年モデルバンパー
フロントバンパーの違いをチェックしていきます。本来であれば、2024年モデルのアンダーカバーはバンパーを装着したあと、最後に下から蓋をするような形で取り付けるものですが、検証のため最初にドッキングした状態で確認を行います。
まずチェックするのはロアグリルです。形状の違いを確認してみたところ、2024年モデルはバンパーの開口部が拡大しているように見えて、実際にはほとんど寸法が変わっていないことがわかりました。また、メッシュのデザインも変更されており、2024年モデルのグリルはハニカム、2020年モデルのグリルはひし型のメッシュとなっています。
サイドウインカーを固定するためのリテイナーは部品の品番まで同じであるため、そのまま取り付けることが可能です。
そして、2024年モデルと2020年モデルのフロントフェイスで大きな変更がなされているデイライトですが、両者の形状は全く異なっています。2024年モデルは横長のハニカム形状。2020年モデルは縦長の4連デイライトです。
そのため、カプラーオンで点灯するかが問題でしたが、カプラーの形状をチェックしてみたところ、ほぼ同一のパーツであるのが分かったため、電装系のパーツを交換せずとも取り付けることができるでしょう。
この他、オイルクーラーへのダクトとアブソーバーは2020年モデルの物をそのまま使うこととします。本来なら、2024年モデル専用の物があるはずなのですが、バンパーに干渉するようであれば取り外してバンパーを取り付けます。
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ここからは2024年モデルのバンパーにパーツを装着していく作業ですが、グリルやデイライト、ソナーを取り付け終わった段階で、ひとつ問題が発生しました。それは、2020年モデルから流用しようとしたエンブレムの形状が違っていたことです。
2020年モデルと2024年モデルでは、グリルのメッシュ形状が変わっているとお伝えしました。そのため、2020年モデルのエンブレム上部に出っ張っている部分の形が2024年モデルのグリルには合いません。
エンブレムのデザインや大きさ自体が変わっているわけではないので、位置自体は合います。そのため、固定すれば見えない部分なのですが、別途2024年モデル専用のエンブレムを注文する必要があるでしょう。
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いよいよ、2024年モデル用のフロントバンパーを2020年モデルに装着していきます。このまま上手く装着できれば、2020年モデルのフロントを2024年ルックにすることができるでしょう。
しかし、やはりポン付けとはいかず、オイルクーラーアダプターが干渉し、取り付けられません。そのため、アダプターを取り外し、念のためアブソーバーも取り外します。そうすることで、問題なく2024年用バンパーを装着することができました。インタークーラーへの導風ダクト等も問題ないようです。
次は、デイライトとセンサー類の配線です。ここは、そのままカプラーオンで点灯も問題ありません。センサーのエラー等も出ず、ドライブレンジに入れてのチェックも行いました。
ここまでくれば、各部の固定とウインカーの取り付け、動作確認をすることでフロントの作業は完了となります。
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まず、GT-Rはテールレンズがバンパーに直接組み込まれているので、テールレンズをバンパーから外し、クリアランスソナーのセンサー類、リアゲートを開閉するための電子ボタン、ナンバー灯といった電装系のパーツを分解していきます。
その他、サイドマーカーを固定するためのリテイナーやテールランプを固定するための部品、バンパーダクトのカバーに加え、マフラー周りのガーニッシュパーツを取り付けていきます。全てこれら全てのパーツを移植したら、バンパーの取り付け作業に入っていきます。
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リアバンパーの取り付けに際し、仮合わせのためフロントと同じくショックアブソーバーを取り外しての作業開始となります。
取り外したアブソーバーのフィッティングを取り外した状態のリアバンパーで確認したところ、2020年モデルには当然適合しますが、2024年モデルのバンパーには合いませんでした。そのため、こちらは2024年モデル専用のアブソーバーが必要となります。
ショックアブソーバーを外すことによって、2024年モデル用バンパーを2020年モデルの本体に装着することができました。
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これで、リアの電装系が問題なく動くかどうかを確認して、スワップは完了。GT-Rの2020年モデルが、2024年モデルのルックスを手に入れることができました。
ただし、リアアンダーに装着されるドライカーボン製のアンダーパネルは装着することができていません。理由は、そもそもマフラーの形状が異なるため。完全なフルスワップを目指すならば、マフラーそのものから移植する必要があります。
2020年モデルは現在施行されている騒音規制の対象外であるため、控えめな音になったマフラーに換装する必要があるのかどうかは、オーナーさん次第ということになるでしょう。
また今回、前後バンパーを移植したことによって、2020年モデルのボンネットに入れられているプレスラインから、2024年モデルのバンパーに入れられているプレスラインが綺麗に繋がりました。
このことから、やはり2020年モデルと2024年モデルは共通のボンネットを使っていることが判明。ヘッドライトとフェンダーに全く干渉せず、フィッティングも完璧であるため、2020年モデルと2024年モデルの変更されていない部分と、変更されている部分がより浮き彫りになる結果となりました。
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KRUISEブランドからリリース予定のエアロについては、ブログで報告させた頂いた通り、すでに完成しています。
KRUISEブランドからリリースする2024年モデルのGT-R用エアロは、アンダーディフューザーのフロント・サイド・リアの3点セットの構成。KUHLのエアロパーツブランドの中でも、最もシンプルかつスポーティなデザインとなっています。ということで、エアロパーツの価格について発表していきます。
■装着オプションパーツ
KUHLオリジナルエアロパーツ3点セット（フロント・サイド・リア）
・未塗装品 411,180円（税込）
・1トーン塗装品 597,080円（税込）
・カーボンクリア塗装品 864,270円（税込）
さらに、今回企画に使用したGT-Rをベースとして、フェンダーを切らずに装着できるワイドボディキットを開発しています。
現在、GT-Rという車自体が非常に高騰してきているため、お客さんの中にはボディに手を入れたくないという方も増えてきています。そこで、KUHLではフェンダーをカットせず、ボルト留めもせず、貼り付ける形で装着可能なワイドボディキットを作ります。
さらに、2024年モデルのバンパーデザインをオマージュしたGT-R用エアロの開発にも着手します。こちらは、2024年モデルのバンパーをベースにKUHL流のアレンジを加え、全ての年式で取り付け可能なKUHLの最新バンパーとなる予定です。
また、現在GT-Rにお乗りのオーナー様で、2024年モデル用バンパーにスワップしてみたいという方は、全国に7店舗を展開しているKUHLにお気軽にご相談ください。
そして、スワップだけでなく中古のGT-Rをベースとしたお得なコンプリートカーや高品質なエアロパーツも多数ご用意しております。足回りやホイールのインストールも多数の実績があります。
GT-Rのお得なコンプリートカーやエアロパーツも多数ご用意していますので、GT-Rにお乗りの方、もしくはGT-Rを購入したいという方は是非、KUHLの店舗までご相談ください。
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