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2022-2-28

車のアルミホイールの寿命は?交換目安や長持ちさせるポイントも紹介!

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本記事では車のアルミホイールのメリットやデメリット、寿命について紹介します。車のホイールの選び方や交換目安、寿命を延ばすコツも解説しているので参考にしてください。交換費用や交換手順もお伝えするので、アルミホイールの購入を検討している方は必見の内容です!

車のホイールの寿命は?ホイールの種類ごとにチェック

車のホイールの寿命を確認する前に、ホイールの役割について簡単に解説します。
【ホイールの役割】
①デザイン
ホイールのデザインによって車全体の印象を変えられる
②走行性能・運動性能
車体のサスペンションの動きが軽くなり、地面を捉える力やスムーズなハンドリングが可能になる
③放熱性
ホイールの回転運動や隙間からの放熱により熱によるトラブルを防ぐ
このように車のホイールの役割は車全体の印象に影響を与えるだけではなく、走行性能や安全性にも寄与しています。
代表的なホイールの種類と特徴、寿命について紹介します。

①スチールホイール

鉄砧(てっちん)ホイールとも呼ばれ、丈夫で安価に製造できるのが特徴です。デザインのバリエーションは多くありませんが、自動車メーカーの最新車種にも使われています。
スチールホイールの寿命は、メンテナンス次第で30年以上乗れると言われています。

②アルミホイール


市販されているホイールのほとんどはアルミホイールです。アルミニウム合金で製造されており、軽くてデザイン性が高いのが特徴です。
アルミニウム素材は錆びにくく、耐久年数が40年〜50年以上とも言われています。

③マグネシウムホイール

アルミニウムより軽量なマグネシウム合金で製造されたホイールです。非常に高価なため、競技用スポーツカーなどの一部にしか採用されていません。

④カーボン・チタンホイール

カーボンファイバーやチタンで製造された性能・価格ともに最高峰のホイールです。高強度かつ軽量、海外の一部スーパーカーにのみ採用されています。

車のアルミホイールの交換目安はいつ?

基本的に車のアルミホイールの交換目安は、アルミホイールにクラック(=ヒビ割れ)や変形、バルブ部分(空気を入れる部分)から空気が漏れていた場合には、すぐに交換が必要です。クラックや変形が発生したホイールは車が真っすぐ走れない可能性が高く、重大な交通事故につながるリスクが高まるためです。
アルミホイールは耐久年数が非常に高いため、何年で交換という概念ではなく定期的に状態を確認することが大切です。
バルブ部分から空気が抜けていると、ホイール内部で腐食が進行し強度が落ちることでこちらも事故につながってきます。腐食は融雪剤や凍結防止剤、浜風などに含まれる塩化カルシウム(塩)によって引き起こされます。
ホイール内部の腐食やバルブ部分からの空気漏れは気付きにくいため、早期発見には定期的なホイール確認が必要不可欠です。特に沿岸地方や降雪地帯にお住まいの方は、1ヶ月に1度はチェックする習慣をつけておくと安心です。

車のホイール交換をするとどんな利点がある?デメリットも紹介!


車のホイールを交換する最大のメリットは、車がキレイな印象になり魅力度が上がることでしょう。ホイール交換と同時に洗車を行うと、車の美しさや新鮮さがより際立つのでおすすめです。
ホイール交換のデメリットは特にありませんが、購入時に「注意点」が存在します。ホイールを中古品や個人間売買で購入検討されている方は、ホイールの状態を念入りにチェックしてください。
写真だけではクラックや変形などが発生しているか判断が難しく、購入しても長く使用できない可能性があるためです。中古品のホイールをお探しの方は、信頼性の高い業者や出品者から購入することを強くおすすめします。

車のアルミホイールを長持ちさせるコツとは

車のアルミホイールを長持ちさせるには、定期的なクリーニングとローテーションは欠かせません。自分でホイールをクリーニングすると、クラックや塩害などに気付きやすく未然にトラブルを回避できます。
車のボディがキレイでも、ホイールが汚いと車の印象はよくありません。車の印象とトラブルを防ぐためにも、愛情を持ってホイールのお手入れをしましょう。
アルミホイールを長持ちさせるもう一つのコツが「ローテーション」です。ローテーションとは、前後対角線上になるようにホイールを入れ替えることです。
4本同一サイズであることが条件ですが、ローテーションを行うとタイヤの偏摩耗やホイールにかかる負担を軽減できます。ローテーションを行う目安は半年に1度、時期は春と冬に固定すると忘れにくくなるのでおすすめです。
アルミホイールはブレーキダストや土の影響で、裏側が汚れやすい傾向にあります。ローテーションする際はアルミホイールの裏側もチェックし、固着した汚れや腐食の原因を取り除きましょう。

車のアルミホイールの交換費用はどのくらい?選び方や変え方もご紹介!


車のアルミホイールの交換費用は4本で5,000円〜15,000円ほどです。アルミホイールを新しくした場合はホイールからタイヤを脱着して組み替える作業が必要になります。
交換費用はホイールのサイズやボディサイズで変わり、18インチ以上やSUVなどサイズが大きくなればなるほど高額になる傾向が強いです。また、ホイールを新調した場合は廃タイヤ処分料として1本あたり500円〜1,000円ほどかかるので覚えておいてください。
アルミホイールの選び方はデザインや重量(=走行性能)、予算から検討することになります。アルミホイールの費用相場はとても幅広く、18インチホイール4本セットを例にすると、安いものなら本体を3万円ほどで購入できます。
デザイン性や軽量化に優れたホイールメーカーのアルミホイールは、約25万円で高級ホイールメーカーとなるとおよそ40万円になります。アルミホイールによっては腐食耐性に優れた塗装を施したモデルも存在しますので、沿岸地方や積雪地帯にお住まいの方は購入を検討してみてください。
ホイールの交換の方法ですが、タイヤ脱着を伴うホイール交換には「タイヤチェンジャー」という専用機械が必要です。「タイヤチェンジャー」は個人でも購入可能ですが、ホイールの交換はカー用品店やカスタム専門ショップへ依頼するのがベターです。
カー用品店やカスタム専門ショップなら、アルミホイールを見比べたり購入したりできます。デザインやカラーが違うホイールを比較したり、スタッフから適合に関するアドバイスなどを受けられたりするので安心して作業を任せられます。
ちなみに、ホイールとタイヤの組み替えが必要ないホイール交換はDIYが可能です。ホイール交換に必要な道具と手順は以下の通りですので、ぜひトライしてみてください。
【ホイール交換に必要な道具】
・ジャッキ
・ソケット
・十字レンチ
・トルクレンチ
・軍手
【ホイール交換の流れ】
①車がジャッキから外れるのを防ぐため、必ず地面が水平な場所で作業する
②車のジャッキポイント(※)を確認し、真っ直ぐにジャッキをセットする
③ホイールナットを軽く緩めてから車体をジャッキアップ
④ホイールナットを外してホイールを外す
⑤新しいホイールを装着したらホイールナットを仮止めする
⑥車体を地面に戻し対角線上にホイールナットを締めていく
⑦トルクレンチで増し締めを行い、最終確認する
※車体下部にある凸凹の印
ホイール交換は必ず水平な場所で行い、車の下に潜らないように注意してください。ホイールナットは、対角線上に締めることでホイールがハブボルト(締結部分)からズレるのを防げます。
ホイールがハブボルトの中心付近に締結されることで、タイヤの偏摩耗を防いだり運動性能を高めたりする効果が期待できます。

おまけ:ロードバイクのホイールに寿命はある?交換目安も

ロードバイクのホイールの寿命は、一般的に20,000kmと言われています。ホイールのリム部分の摩耗が進んでいたり、段差などにぶつけて変形してしまったりした場合は早めに交換してください。
ホイールの状態が悪いと、走行中にバランスを崩して転倒する恐れがありとても危険です。過酷な環境下で走ることが多いロードバイクだからこそ、日頃のメンテナンスが大切と言えるでしょう。

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