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2022-6-30

日産スカイラインGT-Rの歴代モデルをご紹介!一番人気のモデルもチェック!

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この記事では日産スカイラインGT-Rの歴代モデルを、スペックや限定モデルを交えて紹介します。スカイラインGT-Rの歴代モデルを振り返ってみたい人はぜひ参考にしてください。特に人気の高い「R32・R33・R34」GT-Rの見分け方や中古車の相場もお伝えします。

日産スカイラインGT-Rとは?歴史や特徴をチェック

スカイラインGT-Rは、スカイラインの最上級スポーツグレードに位置するハイパフォーマンスカーです。レースでの勝利を目的に開発され、パワーアップしたエンジンを搭載しており、路面にパワーをしっかり伝えられるように足周りが徹底的に鍛え抜かれています。

日本を代表するスポーツカーとして世界中で人気があり、丸型のテールランプはスカイラインGT-Rならではのものです。スカイラインGT-Rが登場したのは1969年で、販売開始から50年を超える歴史あるモデルです。

日産スカイラインGT-Rの歴代モデルを一挙ご紹介!

日産スカイラインGT-Rの歴代モデルを、スペックや限定モデルを交えて紹介します。

初代スカイラインGT-R PGC10/ KPGC10(1969〜1972)

PGC10 KPGC10
全長(mm) 4,395 4,330
全幅(mm) 1,610 1,665
全高(mm) 1,385 1,370
ホイールベース(mm) 2,640 2,570
最高出力 160PS 160PS
最大トルク 18.0kgf/m 18.0kgf/m
駆動方式 FR FR

 

初代スカイラインGT-Rのキャッチコピーは「愛のスカイライン」で、箱型のボディ形状から「ハコスカ」の愛称で親しまれていました。S20型と呼ばれる高性能エンジンを搭載し、当時の国産車の最高出力に匹敵するスペックを持っていました。

日本グランプリレースなど数多くの大会で活躍し、国内レースの同クラスでは49連勝という大記録を樹立しました。ハコスカの性能やセッティングが、日本のスポーツカーの歴史に大きな影響を与えたのは言うまでもありません。

2代目スカイラインGT-R KPGC110(1973)

KPGC110
全長(mm) 4,460
全幅(mm) 1,695
全高(mm) 1,380
ホイールベース(mm) 2,610
最高出力 160PS
最大トルク 18.0kgf/m
駆動方式 FR

 

2代目スカイラインGT-Rのキャッチコピーは「ケンとメリーのスカイライン」で、CMに登場する男女、ケンとメリーがスカイラインで日本を旅する光景が描かれました。ロマンチックなストーリーが幅広い年齢層に支持され「ケンメリ」という愛称で親しまれたモデルです。

オイルショックの影響や排ガス規制の煽りを受け、わずか3ヶ月で販売が終了したこともあって、197台のみしか販売されませんでした。非常に希少な幻のスカイラインGT-Rとして、今でもファンから愛され続けています。

 

3代目スカイラインGT-R BNR32(1989〜1993)

BNR32
全長(mm) 4,545
全幅(mm) 1,755
全高(mm) 1,340
ホイールベース(mm) 2,615
最高出力 280PS
最大トルク 36.0kgf/m
駆動方式 4WD

 

3代目スカイラインGT-R(BNR32型)は、16年ぶりに復活を果たした2世代目にあたるモデルです。レース参戦を目的にしたポテンシャルを秘めており、専用設計されたツインターボエンジン「RB26DETT型」は、当時の馬力規制値に該当する280PSを叩き出しています。

高性能エンジンを存分に活かすために新開発されたサスペンションを装着し、高い運動性能とスピードを誇ります。駆動方式が4WDに変わったことで、ストレートでは力強さと安定感を持ち、コーナリングではFRのような滑らかな走行が可能になりました。

 

【限定モデル①】R32GT-R ニスモ


限定500台のみ製造された「ニスモ」は、レース仕様にしても支障が出ないように、空力性能や冷却性能などを高めたモデルです。エンジンの最高出力は600PS以上を確保できるように大容量のメタルターボを採用し、フロントバンパーやボンネットには冷却機能を高めるためのダクトが開いています。

また、エアコンやオーディオなどの快適装備を取り外し、徹底的な軽量化に努めています。

【限定モデル②】 R32GT-R N1

1991年に登場した「N1」は、N1耐久シリーズへの参加者向けに製造された限定モデルです。N1レースとはJAFから公認を受けた市販車で競い合うレースです。

ボディカラーは専用色のクリスタルホワイトのみが用意され、エンジン強化や制動力を高めるためにブレーキローターが大型化されているのが特徴です。

4代目スカイラインGT-R BNR33(1993〜1998)

BNR33
全長(mm) 4,670
全幅(mm) 1,780
全高(mm) 1,360
ホイールベース(mm) 2,720
最高出力 280PS
最大トルク 37.5kgf/m
駆動方式 4WD

4代目スカイラインGT-Rのキャッチコピーは「卓越した走りの本流グランドツーリングカー」で、スポーティーでありながら居住性と利便性を確保しており、どこまでも走りたくなるような仕様になっています。ドイツ北西部にある有名なサーキット「ニュルブルクリンク」でテスト走行を重ね、ボディの大型化に伴い5ナンバー車から3ナンバー車に変更されました。

ハイパフォーマンス仕様の「Vスペック」や「VスペックN1」グレードを設定し、ル・マン24時間耐久レースに参戦するなど、R32型スカイラインに引けを取らない活躍を果たしています。

【限定モデル①】R33GT-R ニスモ400R

日産直径のワークスメーカーであるニスモが手がけた「ニスモ 400R」は、最高出力400PSを叩き出すモンスターカーです。40台のみの限定生産で、1,200万円という販売価格は世間から大いに注目を集めました。

「400R」グレードは現在のスカイラインにもラインナップされており、後々の日産の車づくりに大きな影響を与えた存在です。

【限定モデル②】R33GT-R オーテックバージョン 40tアニバーサリー

スカイライン生誕40周年を記念するモデルとして1998年に販売を開始し、422台のみが生産されました。初代スカイラインGT-R「PGC10」以来の4ドアモデルで、家族がいても乗り降りしやすく利便性に優れています。

GT-Rでありながらリアスポイラーのないシンプルなテールデザインは、大人向けのスカイラインとして注目を集めました。ボディカラーは「ソニックシルバー」「ホワイト」「ミッドナイトパープル」の3色が用意され、中でもミッドナイトパープルはスカイラインGT-Rを象徴する人気カラーとなっています。

5代目スカイラインGT-R BNR34(1998〜2002)

R34 スカイライン GT-R(1999年)

BNR34
全長(mm) 4,600
全幅(mm) 1,785
全高(mm) 1,360
ホイールベース(mm) 2,665
最高出力 280PS
最大トルク 40.0kgf/m
駆動方式 4WD

 

5代目スカイラインGT-Rのキャッチコピーは「DRIVING BODY」で、スカイラインから数えて10代目にあたる記念すべきモデルです。走る楽しさを見直してコンパクトなモデルに生まれ変わり、強化されたボディや存在感のあるデザインが特徴です。

ボディ剛性の高さはBMWやメルセデス・ベンツにも劣らないとされ、車を走らせるよろこびを思い出させるモデルとなりました。「スカイラインGT-R」の名称は5代目をもって終了することとなり、2007年からは「日産GT-R」として新しく生まれ変わっています。

【限定モデル】R34GT-R V-スペック IIニュル

「V-スペック IIニュル」は、スカイラインGT-Rの生産終了を記念して生産された最後の特別仕様車です。ニュルとは、多くの車が開発段階で訪れるニュルブルクリンクコースを表しています。

ボディ下部を流れる風を整流するアドバンスドエアロシステムを採用したり、ボンネット素材にカーボンファイバーを採用して軽量化を図ったりするなど、多くのチューニングを施しました。リアバンパーに装着される「V-スペック IIニュル」の専用エンブレムが、オーナーの所有欲を存分に満たしてくれます。

日産スカイラインGT-R~R32、R33、R34の見分け方~

スカイラインGT-R「R32・R33・R34」を見分けるには、ヘッドライトの「厚み」に注目してください。R32〜R34と年式が新しくなるにつれて、ヘッドライトは厚みを増していくのがわかります。

また、ボディの形状が角張ったものから次第に丸みを帯びていくのも見分け方の一つです。

日産スカイラインGT-Rの中で1番人気はどれ?

スカイラインGT-R史上、もっとも人気の高いモデルが3代目にあたる「R32型」です。1989年に初代「KPGC110型」の生産終了から16年ぶりに復活を果たし、全日本GT選手権で他を圧倒して優勝を飾るなど、華々しいデビューを印象付けました。

薄型で角張ったボディはデザイン面の評価も高く、走行性能と相まって多くのオーナーを虜にしています。

日産スカイラインGT-Rの相場は?1番高いモデルとは

スカイラインGT-Rの中古車の相場は、どのモデルも500万円前後と高い水準を維持しています。特に「R34型」がもっとも価格が高く、VスペックIIやVスペックIIニュルといった最上級グレードは3,000万円を超えるものも存在します。

昨今、新型コロナウイルスの影響で部品供給不足が起こり、新車の納期が遅れています。スカイラインGT-Rの価格高騰は、すぐに納車できる中古車の需要が増え続けていることにも関係しているかもしれません。

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