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2021-10-4

車の走行距離に限界はある?車に長く乗るメンテナンス方法3選

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この記事では車の走行距離の限界や乗り換えに適切な時期について解説しています。走行距離を基準に車の購入や買い替えを検討される方は多いかもしれません。愛車に長く乗り続けられるコツや中古車を購入する際のチェック点もあわせて紹介します!

車の替え時って?走行距離は何年で何キロ?

​​車の乗り換え時は10年10万キロと言われていましたが、近年では車の性能や耐久性が飛躍的に向上し、この走行距離の上限目安も変化しています。走行距離以外にも、以下のタイミングで乗り換えを検討される方は多いです。

①メンテナンス費用が高くなる時

納車されてから年数が経過すればするほど車に不具合が起こりやすく、メンテナンス費用が高くなる傾向があります。自動車メーカーや日頃のメンテナンスの仕方によって変わりますが、新車登録から10年10万キロ以上経過した車は、トラブルも起こし起こりやすく一つの買い替え目安になります。

②自動車税が上がる時

自動車税が上がる際に、買い替えを検討される方も多いでしょう。自動車税は新車登録から数えてガソリン車で13年、ディーゼル車で11年が経過すると重課されます。重課率はガソリン車・ディーゼル車ともにおよそ15%です。
また、軽自動車税も新車登録から数えて13年が経過すると、およそ20%の重課となります。排気量1.5Lのガソリン車を例にすると、自動車税39,500円が新車登録から13年経過で45,400円の支払いになる計算です。
中古車を購入される際は「初年度登録日」の確認が大切です。思ったより年数が経過していると、重課になるタイミングが早くなるので注意してください。

③ライフスタイルが変わる時

結婚して家族が増えたり引っ越しなどで住む場所が変わったりすると、車のボディタイプやサイズ変更を考える方は少なくありません。ライフスタイルに合わせ積載性に優れたSUVやミニバン、低燃費や運転しやすいコンパクトカーを選択される方は多いでしょう。

乗用車の走行距離の限界は平均15万キロ!?

日本車の耐久性は世界一と言われていますが、ほとんどメンテナンスを行わずに乗り続けられる走行距離の限界は、平均15万キロとされています。エンジンが壊れることはありませんがゴムやプラスチック部分、パッキンなど多くの部品が寿命を迎えるためです。
軽自動車は少し事情が異なり、走行距離の限界目安は10万キロとされています。軽自動車は車両価格が低く抑えられる代わりに、使用される部品も少しコストが抑えられているのが理由です。
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言うまでもなくメンテナンスを行わずに車に乗り続けることは、安全上の理由から考えても避けるべきです。自分や同乗者の命を守るため定期的にメンテナンスを実施して、愛車を長持ちさせましょう!

メンテナンス次第では走行距離20万キロ〜100万キロも可能?

​​車はメンテナンス次第で20万キロ〜100万キロもの走行が可能です。車の心臓部分にあたるエンジンも壊れませんし、実際に街中を走るタクシーや商用車は、20万キロ〜100万キロ走行しているものも存在します。
ちなみに、海外では細かくメンテナンスを行いながら同じ車に長く乗り続けるという考えがあり、走行距離20万キロ以上の車を街中で見かけることは珍しくありません。

ハイブリッド車の走行距離の限界は?

ハイブリッド車の走行距離の限界は他の乗用車同様、15万キロと言われています。ハイブリッド車を持つ上で気になるのが「駆動用バッテリーの寿命」です。

発売当時は駆動用バッテリーの寿命が短く、交換にも多額な費用が必要でしたが、近年、品質は飛躍的に向上し故障の心配はほとんどありません。ハイブリッド車はガソリン車と異なりバッテリーやモーターなどパーツの部品数が多く、日頃のメンテナンスも欠かせません。
とはいえメンテナンスの方法はオイル交換やクーラント液の補充など、ガソリン車と変わりませんので安心してください。ハイブリッドシステムは非常に複雑な構造をしており、個人で点検できるものではないので、ディーラーやカー用品店に検査を依頼しましょう。
バッテリーの耐用距離は15万キロ〜20万キロとされていますが、万が一故障した場合の交換費用は20万円〜30万円と高額です。ハイブリッド車の買い替えを検討される方は、バッテリーの状態に注目してみてください。

車に長く乗るためのコツ3選

正しいメンテナンスを継続するとタクシーや商用車のように、走行距離30万キロ超えも夢ではありません。車は精密な機械の集まりでパーツの定期的な交換は欠かせません。ここでは個人でできる、車に長く乗るためのコツ3選を紹介します。

①エンジン


車の心臓とも言えるエンジンですがオーナーができるメンテナンスは、定期的なエンジンオイルとオイルエレメントの交換です。エンジンオイルとはエンジンをスムーズに動かすための潤滑油で、人間に例えると血液の役割を果たしています。
エンジンオイルの交換は車種にもよりますが、6ヶ月毎または走行距離5,000キロ毎が目安です。新しく交換することでエンジン内部の酸化を防いだり、気密性を高めたりする効果があります。
オイルには汚れた不純物が混ざっており、それを濾過するためにオイルエレメントと呼ばれるフィルターが装着されています。エンジンオイル交換の2回に1回は、一緒に交換するようにしてください。

②タイヤ

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タイヤの適切な空気圧管理は燃費の向上に繋がり、車への負担を和らげます。タイヤの空気圧の適正値は運転席ドア付近のプレートに記載がありますので、参考にしてください。
ちなみに、ガソリンスタンドやカー用品店では無料で空気圧の点検と補填を行ってくれますので、定期的に確認してもらいましょう。

③バッテリー

バッテリーはエアコンやナビゲーションなどの電子機器から、サスペンションの電子制御などに必要な装置で、多くの役割をもちます。バッテリーが劣化すると十分に電気を蓄えられなくなり、走行中のヘッドライトの点滅や、エンジンがかからなくなる原因となります。
交換時期は3〜5年ですので、普段のメンテナンスはバッテリー液の補充を心掛けてください。2ヶ月に一度はバッテリー液の残量確認を行い、インジケーターの「LOWER LEVEL」と「UPPER LEVEL」の中間になるようにバッテリー液を補充します。

中古車は危険?購入時のチェックポイントを紹介

中古車の購入で後悔しないためにも、購入時の大切なチェックポイントを3つお伝えします。

①修復歴の確認

中古車情報で見かける「修復歴あり」とは車の骨格である「フレーム部分」が損傷し、修理された車を指します。過去に事故の経験があったとしても、軽度のものなら「修復歴あり」の記載がされるわけではありません。
修復歴のある中古車は同車種同条件で比較しても価格が数十万円ほど安く、入手しやすいメリットがあります。しかし、真っ直ぐ走らなかったりハンドルがブレたりと、購入後に支障をきたす可能性も考えられます。
フレームの歪みは万が一衝突された場合、うまく衝撃を分散させられない可能性があり、安全上のデメリットが大きいのも事実です。「修復歴あり」の車両を購入したい方は実際に試乗し、入念にチェックすることが大切です。

②メンテナンス履歴の確認

車両がきちんとメンテナンスが行われていたかどうかは「記録簿」で判断します。日常的なメンテナンスから12ヶ月点検や車検、修理内容も記載されています。中古車の購入時には記録簿に目を通し今までどのように乗られていたかをチェックし、購入後のトラブルを未然に減らしましょう。

③異臭・異音

中古車の異臭に関してはタバコや香水の匂いなどが挙げられますが、感じ方には個人差があり、現車確認が欠かせません。
キュルキュルやカラカラといった異音が発生すると、車に大きな故障が起こっているかもしれません。アイドリング時・エアコン使用時・走行時にそれぞれ異音が発生しないか必ず確認し、異常が見受けられた場合は中古車ショップに相談して、問題をクリアにしましょう。

ちなみに、株式会社スタルジーによる自家用車に関する調査・アンケートでは、「中古車選びで重要視するポイントを教えて下さい」という質問に対して、「走行距離」と答えた方が275名(68.75%)と最も多い結果が出ています。それだけ走行距離は中古車選びの際に最重要なポイントとなります。
 

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