開発情報
2023-8-16
VRARVA ORCUS ブラーバ オーカス(デリカD5ベースカスタムカー)開発中!KUHLJAPAN大阪工場のエアロ真空製造・最新設備もご紹介!
本日は「VRARVA ORCUS」の開発速報をお届けします。
「VRARVA ORCUS(ブラーバ オーカス)」は、VRARVAブランド第2弾「デリカD5」ベースの「近未来クロスオーバービークル」となります。
VRARVA ORCUS 完成イメージ⇩
「VRARVA ORCUS」は、先日先行でイメージを紹介させていただいたのですが、予想以上の大反響をいただいており、誠にありがたい限りです!
このイメージに仕上がる様にと、ただ今、現車合わせにてアイテム開発を行っているところです。
「VRARVA ORCUS ブラーバ オーカス」開発最終段階。現車合わせにてモデリング中。
それでは開発中の「VRARVA ORCUS」をご紹介させて頂きます。
ただ今、フロント回りの現車合わせモデリング中です。
ベース車両は「デリカD5」となりますが、ライト類以外は全て交換させて頂きます。
「VRARVA」らしい、かなり押し出しの強いフェイスに仕上がっているのではないかと思います。
ノーマル「デリカD5」よりも、かなり大きく見えるというのが第一印象です。
片側30㎜ワイド設定となるボディも影響しているかと思いますが、ボディ上部にボリュームをプラスしていることで、原寸よりも大きく見える視覚効果があるのではないかと思います。
この実寸よりも大きく見えるという点は、「VRARVA」1号機「MARS」の時もそうだったと思います。
これからサイド回りのマッチングから、リア回りのマッチングへと進んでまいります。
やはりかなりのパーツ点数と、スライドドアという点など、開発難易度が高いため、若干開発スケジュールが遅れていますが、かなりインパクトのある「カスタムカー」が完成するかと思いますので、楽しみにしていてください。
KUHLJAPAN大阪工場のご紹介。エアロの真空製造など最新機械・設備を多数導入。
そして今回の「VRARVA ORCUS」は、新工場「KUHLJAPAN大阪工場」にて開発を進めています。
従来より、KUHLのエアロ開発・製造と言えば「KUHLJAPAN DESIGN STUDIO(藤井寺工場)」にて、FRPハンドレイアップと真空機械を使っての開発・製造を行ってまいりました。
しかしながら、藤井寺工場も手狭になってきた事と、今回最大級の「真空成型機」や「5軸ルーター」を導入したことで、新たに「KUHLJAPAN大阪工場」を大阪府八尾市に開設いたしました。
八尾市の志紀駅から徒歩5分の外環沿いの立地となります。
こちらが大型バンパーも成形可能な「真空成型機」となります。
⇧この型は「デリカD5」用のオーバーフェンダーとなります。
この型を「真空成型機」にセットし、ABS板を真空化で引き込みすると、エアロパーツが量産出来るというわけです。
そして「真空成型機」にて引き込んだABS製品には、周囲に余分なカットしたい部分があったり、穴開け加工などが必要となります。
それを手作業で行うのは大変なので、この「5軸ルーター」にて、オートマチックに加工を行います。
「真空成型機」で成形し、「5軸ルーター」で加工・仕上げを行って製品化するというわけです。
従来の「FRPハンドレイアップ製法」に比べて、量産に向いている点と、塗装も工程が減らせるので、今後は納期短縮と大量生産を行う事も可能になってきます。
⇧そしてこちらは「換気ブース」となります。
主に「FRP」製品のカット・仕上げに用います。
KUHLは「FRPハンドレイアップ」製法を得意としておりますので、今後もエアロ製造の主力として位置づけしています。
エアロパーツには「ABS真空成形」では出来ない形状であったり、「FRP」の方が向いている製品も多数あります。
従って「FRP製造」はこれまでの生産量を落とすことなく維持しつつ、「真空成形」で新たに上乗せ生産を行っていきたいと考えています。
そしてこちらがKUHLが独自に研究開発を進めているシリコンを使用した「真空機械」となります⇩
⇧左側の真空機械はバンパーも製造出来る「世界最大⁉サイズ」の機械設備となります。
この機械は「真空成型機」とは違い、「インジェクション(射出)成形」の代わりになる機械だと考えています。
「インジェクション成形」とは、「金型」へプラスチック原料を射出し冷却・固化させる最もポピュラーな加工法です。
複雑な形状にも対応でき、量産に最も向いていると言っても良いかと思います。
自動車部品でも定番であり、最近ではトヨタさんのエアロパーツもインジェクション成形が用いられることが増えてまいりました・・。
しかしながら、バンパーやエアロパーツなどの大型プラスチック製品で「金型」を使うとなると、とんでもない金型コストが必要となります。
従って、当社のようなアフターエアロパーツメーカーの場合は、何千・何万個と販売できるわけではないので、金型コストをペイすることが出来ないのが現状です。
そこでKUHLでは、金型に代わる素材として「シリコン」を代用しています。
真空BOXの中で、「シリコン型」に原料を注入することにより、インジェクション成形でないと出来ない形状の製品でも量産することが可能です。
**もしアフターパーツメーカー様の中で、この「シリコン型成形」にご興味のある方は、いつでもお気軽にお声かけ下さい。コスト・製造方法などについてご紹介させて頂きます**
このように「KUHLJAPAN大阪工場」では、多数の機械設備を使用することにより、さまざまな形状のエアロパーツを量産しています。
**この真空機械によるエアロ製造につきましては、また別の機会に詳しくご紹介させて頂きたいと思っています**
「VRARVA ORCUS」にもこのエアロ製造ノウハウを多数取り入れ、「FRPハンドレイアップ製法」のみではなく、「真空機械製造」も取り入れ開発・製造を行っています。
それでは「VRARVA ORCUS」の完成はもちろんのこと、KUHLが今後、創り出すエアロパーツを楽しみにしていてください。
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