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2019-8-1

マツダ デミオとアテンザの車名を変更。じつはマツダのクルマは歴代で英数字の車名が多いメーカーなんです。

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マツダは2019年5月に発表されたマツダ3から、これまでアクセラやデミオ、アテンザといった名前がついていた車種が続々と英数字の名前に変更されているんですね。しかもただの英数字ではなくて、「MAZDA 3」などという名前になっているんです。ただし、「3(スリー)」という名前じゃなくて、あくまでマツダのマツダ3と呼ぶのが正しいようですね。細かいことをいうと「CX系」も、正しくはマツダの「MAZDA CX-5」となるのでしょうか? そのあたりは明確にされておらず、モヤモヤします。
しかし、車名変更とはいっても、この英数字を組み合わせた名称は海外モデルでは従来から使用されていたので、変更というよりも全世界統一させたといったほうが正しいかもしれませんね。
それでは現行車種でどのように変更されたかチェックしてみましょう。

アクセラ→MAZDA 3

mazda3

ファストバック


mazda3

セダン


従来のアクセラは5月のフルモデルチェンジを機会に、「MAZDA3」へと名称が変更されました。アクセラ自体もその前は「ファミリア」という車名でした。ファミリアはマツダ初の小型乗用車として長い歴史を持つ車種なんですね。

デミオ→MAZDA2

mazda2
このクラス、コンパクト5ドアハッチバックのパイオニアといっても過言ではない(初代がめちゃくちゃヒットしたので)デミオですが、ついに名前が消滅してしまいました。ちょっと気はしますが、MAZDA2となった途端に、なぜか欧州高級コンパクトカーのようにみえてしまうのはなぜでしょう?

アテンザ→MAZDA6

mazda6
第3弾として車名変更したのが、これまでのアテンザがMAZDA6になりました。もちろん、セダンもステーションワゴンもどちらもMAZDA6です。こちらもMAZDA3同様に歴史は長く、祖先は「カペラ」というクルマになります。ファミリアとカペラといったら、マツダの二枚看板だったので、いまもなお受け継がれているのはファンにとっては嬉しいですよね。

ROADSTER→そのまま

ロードスター
ここまでくると、名車ロードスターも海外ネームのMX-5に変更されるのかと思いきや、ロードスターはロードスターのままのようですね。今後も変更する予定はないとのことです。海外ではMX-5やミアータといった名前で親しまれていますが、日本では圧倒的に”ロードスター”ですよね。

懐かしのマツダ英数字車名ヒストリー

となると、数字が歯抜けしているMAZDA4とかMAZDA5の存在が気になるところではありますが、現状ではそこに該当するクラスのクルマがないため、名前は使用されていませんね。過去にも例はありません。
そのかわりといってはなんですが、マツダはこれまでも英語と数字の組み合わせがじつに多いメーカーなんですね。日本車でいうとレクサスはすべてアルファベットの名前ですが、それを除くとトップクラスに割合が多いと思います(すみません、未確認です……)。
せっかくなので、かつて販売されていたマツダの英数字車名のクルマをいくつか思い出してみましょう。

RX-7

rx-7
やはり、有名どころといったらこちら「RX-7」でしょう。なぜFD3Sではなくて、FC3Sなのかというのは書き手の世代がそうだからしょうがありません。FC3Sは正確には「サバンナRX-7」ということは大目に見てください。とにかく、有名ですね。

AZ-1

az-1
こちらはもはや伝説の名車といっても過言ではない「AZ-1」です。軽自動車でありながら、ガルウイングだし、外装はFRPだらけだし、ミッドシップだしというスーパーカーを彷彿とさせるパッケージは斬新すぎていまだかつて右に出るクルマはないでしょう。旧規格サイズなのでいまの軽自動車よりもかなり小さいです。エンジンはスズキの名機「F6A」のターボ(レッドゾーンはなんと9000rpmから!)を搭載していたので、スズキも開発に携わっていたのかと思いきや、完全にマツダが作ったクルマです。スズキには「キャラ」という名前でOEMしていましたね。
と、ここまでは有名なクルマを紹介しましたが、ちょっとマニアックでマツダらしいクルマも紹介したいと思います。

AZ-3


レア度★★★★★
デビュー:1991年
昭和生まれの人ならギリギリ知っている人もいるかもしれませんが、平成生まれでAZ-3を知っていたら、その人はかなりの変態クルマ好きです。こちらはオートザムというマツダの販売チャネルで売られていた車種で、ユーノスのチャンネルではプレッソという姉妹車がいました。スタンダードなクーペボディでなんとも特徴がないようにみえますが、じつはエンジンに秘密があります。V6エンジン型式を当時の世界最小である1.8Lで実現しています(1993年のマイナーチェンジで追加)。だからといってものすごいパワフルかというとそういうわけでもなく、V6エンジンをお手軽に楽しみたいという人向けのかなりニッチなマシンです。

MS-8



レア度★★★★★
デビュー:1992年
こちらはかつてマツダの販売チャネルのひとつであった「アンフィニ」の「MS-8」です。だいたい、「AZ-」はオートザムで、「MS-」はマツダのセダン、「RX-」はロータリーのスポーツカー(Xがスポーツカーっぽい)、「MX-」がマツダのスポーツカーといった振り分けになっていた時代のようです。
そんな中でも異彩を放っていたのがこの「MS-8」。マツダ好きの間では語り継がれている「クロノスの悲劇」のうちの1台であります。クロノスの悲劇を簡単に説明すると、90年代初頭にカペラの後継車種として登場したクロノスという車種を、マツダの多チャンネル販売の戦略により、姉妹車を無数に作りまくったら、それがメチャクチャ失敗してマツダが経営難に陥ってしまったという話です。詳しくはWikipediaのクロノス記事に載っています。
MS-8はいわゆる中型セダンになるのですが、当時としてはたぶん日本の乗用車初となるインパネシフトを採用するという斬新さ。いまとなってはミニバンを中心にインパネシフトは一般的ですが、当時はこの位置にあるシフトレバーに狂喜乱舞したものです。ハッキリいって本当に使いやすかったです。
そして写真をみてなんとなくおわかりいただける通り、ベンチシートを採用しています。厳密にはセンター部に乗車はできませんが、左右ウォークスルーはセダンの常識をはるかに超えた便利さと新しさがありました。
けど先述の通り、クロノスの悲劇によって知名度はほとんどなく、埋もれてしまった名車といえるでしょう。

車名もデザインもどんどん洗練されましたね

いかがでしたでしょうか?マツダの新車名を紹介するつもりが、マツダの歴史まで話を広げてしまいました。けど、こうみるとマツダは、売れようが売れなかろうがいつも個性的なクルマを作っていて、日本にはなくてはならないメーカーですよね。しかも最近は妙にオシャレな雰囲気まで手に入れていて、これからの展開も気になります。今年の東京モーターショーでは、また驚かせてくれることを期待しましょう。