大型連休などではクルマで移動する人が増えることによって、必然的に交通事故も増えてしまいますよね。どんなに運転に長けた人でも、事故は自分の運転技術だけが要因ではないので、防ぎようがないこともあります。誰だって事故なんておこしたい人なんていないですよね。でも、もしクルマに自動ブレーキが装備されていたら防げた事故なんてこともあるはずです。もちろん自動ブレーキシステムを100%信用しきってはいけないと思いますが、あるとないでは大きく違います。事故ってほんの些細なタイミングやきっかけで運命が左右されてしまうので。そこで各自動車メーカーが装備している自動ブレーキの性能を比較してみました。

表を比較すると完璧と呼べるメーカーはありませんが、トヨタのプリクラッシュセーフティシステムが一歩リードしているという印象ですね。ただ、プリクラッシュセーフティシステムには単眼カメラにミリ波レーダーを組み合わせたものと、レーザーレーダーを組み合わせたものの2種類があって、「単眼カメラ+ミリ波レーダー」タイプのほうが性能はかなり上です。また、ホンダの衝突軽減ブレーキは作動速度と衝突回避速度の幅が広いので、システムの作動条件は優秀ですが、二輪車は認識できないようです。また、夜間での作動をしっかりと明記されていないので、システムが作動するかどうかが不明です。意外なところでいうと、自動運転システムでかなり評価の高いスバルのアイサイトですが、自動ブレーキ部分に関してはメーカーの資料にもほとんどその記述がないですし、不明な点が多いのが残念です。

メーカーによって自動ブレーキの性能に差があるとはいえ、やっぱりあるとないでは大違いです。もし、自分やまわりの人が少しでも安全な車、事故を起こしにくい車に乗ったほうがいいと思うのなら、できるだけ自動ブレーキを装備した車に乗りたいですね。最新の車を買うというのは簡単な話ではありませんが、事故を起こしてしまう代償に比べたら、備えておいて損はありません。

KUHL 片岡孝裕
公式YouTubeチャンネル「KUHLRacing TV」は登録者数27万人を突破。ドリフト好きが高じてカスタム業界へ進み、クールホールディングスを創業。愛車はR35 GT-R。国産車を中心に、“走り”と“スタイル”を追求したカスタムカーを全国へ展開し、エアロパーツのコンセプト立案からデザインまでを統括している