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2023-1-6

ヴォクシーとノアの違いを内装/外装などから徹底比較!買うならおすすめはどっち?

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ヴォクシーとノアは兄弟車!?その歴史や見分け方を解説

ヴォクシーとノアは兄弟車にあたり、2001年11月にライトエースノアの後継車として登場しました。両側スライドドアを搭載するためファミリー層から根強い人気の、ミドルサイズのミニバンです。

発売当時のキャッチコピーですが、ヴォクシーは「I am a Father,」ノアは「ノアなら叶う、夢がある」でした。それぞれ開発の方向性が異なることを意味していて、現在でもそれは変わりません。
 
2007年6月に2代目、2014年1月には3代目にフルモデルチェンジして、3代目からハイブリッドモデルが追加されています。2022年1月に現行型(4代目)に移行して、全幅が1.7mを超えたこともあり、全車3ナンバー車となりました。

両車の一番簡単な見分け方が「ヘッドライトの形状」です。上下二段に分かれているのがヴォクシー、単一形状がノアです。目の前を通った車がヴォクシーかノアかで気になるという方は、ぜひヘッドライトの形状に注目してみてください。

ヴォクシーとノアを徹底比較!

ヴォクシーとノアの違いをわかりやすく7つの項目に分けました。比較することで違いが明確になり、失敗することなく自分に合った愛車が見つかります。

ヴォクシーとノアの違い①  種類・グレード

ヴォクシーはエアログレードのみで、ノアは標準ボディとエアロボディをラインナップします。お互いにガソリン車とハイブリッド車が存在し、グレード構成は以下の通りです。
 
【ヴォクシー ガソリン車】

グレード S-Z S-G

 

【ヴォクシー ハイブリッド車】

グレード S-Z S-G

 
【ノア ガソリン車】

グレード Z G X S-Z S-G

 

【ノア ハイブリッド車】

グレード Z G X S-Z S-G

 
ノアはグレード展開が多い分、価格差が大きくなります。両車の駆動方式には2WDや4WD、E-Fourの設定がありますので、ライフスタイルに合わせて適切に選ぶことが可能です。

ヴォクシーとノアの違い② サイズ

ヴォクシーとノアのボディサイズを比較しましたのでご覧ください。

ノア ヴォクシー
全長×全幅×全長 4,695mm×1,730 mm×1,895~1,925 mm 4,695mm×1,730 mm×1,895~1,925 mm
ホイールベース 2,850mm 2,850mm
室内長×室内幅×室内高 2,805mm×1,470mm×1,405mm 2,805mm×1,470mm×1,405mm
車両重量 1,600~1,710kg 1,610~1,710kg
最小回転半径 5.5m 5.5m

 

プラットフォームを共有するノアとヴォクシーは、車両重量を除いた数値が同じであることがわかります。ヴォクシーの重量がノアより10kg重いですが、これは内外装デザインや装備品による違いです。

ヴォクシーとノアの違い③ 外装〜色やパーツ〜

ヴォクシーとノアの違いがもっともわかりやすい部分が外装です。「先鋭、独創」がコンセプトのヴォクシーは、ダイナミックに開口した迫力のあるフロントグリルが特徴的です。
 
ウインカーといったライトユニットは薄くシャープな印象を与え、ヘッドライトはグリル内部に収まっています。5つに分かれた独創的なフォグランプ形状は、国産車の中で非常に珍しいと言えるでしょう。
 
「堂々・モダン・上質」「王道・アグレッシブ」がノアのコンセプトです。標準モデルが上質で王道的、エアロモデルは華やかさがあります。
 
標準モデルのフロントフェイスは全体を外板色で覆った、とてもプレーンな印象です。エアロモデルはメッキパーツやブラックの樹脂素材を組み合わせた、アグレッシブさが魅力的です。ここから両車のボディカラーについてお伝えします。
 
【ヴォクシー】

ボディカラー S-Z S-G
ホワイトパールクリスタルシャイン
メタルストリームメタリック
マッシブグレー
アティチュードブラックマイカ
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
グリッターブラックガラスフレーク

 
【ノア】

ボディカラー Z G X S-Z S-G
ホワイトパールクリスタルシャイン
メタルストリームメタリック
アティチュードブラックマイカ
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
グリッターブラックガラスフレーク
レッドマイカメタリック
スティールブロンドメタリック

 
ノアだけが、グレードによっては選択できないボディカラーがあるので、よく確認しておきましょう。

ヴォクシーとノアの違い④ 内装〜座席や色〜

ヴォクシーとノアの内装は同じ造りですが、特定のグレードにしか存在しないカラーがあります。ヴォクシーの内装色は天井色を含めてブラックで統一され、クールな印象です。

「S-Z」のシート表皮は長方形をいくつも重ねたデザインで、高級感を感じさせる仕立てです。

ノアの場合、エアログレードの内装色はブラック1色ですが、グレードによってはダークブラウンやフロマージュが選択できます。ノアの「S-Z/Z」のシート表皮は、モアレ模様のようなデザインのテープが、縦方向にアクセントとして施されています。

ヴォクシーとノアの違い⑤ 性能

ヴォクシーとノアのもっとも燃費の良いグレード同士で比較すると、以下の数値となります。

  

ヴォクシー ノア
ハイブリッド車 2WD 23.0㎞/L 23.4㎞/L
E-Four 22.0㎞/L 22.0㎞/L
ガソリン車 2WD 15.0㎞/L 15.1㎞/L
4WD 14.3㎞/L 14.4㎞/L

 
意外に思うかもしれませんが、ノアの燃費の方がヴォクシーより「0.1〜0.4km/L」上回っていることがわかります。これはノアの車両重量1,600㎏〜1,710㎏に対して、ヴォクシーの車両重量が1,610㎏〜1,710㎏という違いの表れと言えそうです。

ヴォクシーとノアの違い⑥ 本体価格

ここでは、ヴォクシーとノアの本体価格の違いを見ていきましょう。
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【ヴォクシー ガソリン車】

グレード S-Z S-G
7人乗り 7人乗り 8人乗り
本体価格(2WD) 3,390,000円 3,090,000円 3,090,000円
本体価格(4WD) 3,588,000円 3,288,000円 3,288,000円

 
【ヴォクシー ハイブリッド車】

グレード S-Z S-G
7人乗り 7人乗り 8人乗り
本体価格(2WD) 3,740,000円 3,440,000円 3,440,000円
本体価格(E-Four) 3,960,000円 3,660,000円

 
【ノア ガソリン車】
 

グレード Z G X S-Z S-G
7人乗り 7人乗り 8人乗り 7人乗り 8人乗り 7人乗り 7人乗り 8人乗り
本体価格(2WD) 3,240,000円 2,970,000円 2,970,000円 2,670,000円 2,670,000円 3,320,000円 3,040,000円 3,040,000円
本体価格(4WD) 3,438,000円 3,168,000円 3,168,000円 2,868,000円 2,868,000円 3,518,000円 3,238,000円 3,238,000円

 
【ノア ハイブリッド車】

グレード Z G X S-Z S-G
7人乗り 7人乗り 8人乗り 7人乗り 8人乗り 7人乗り 7人乗り 8人乗り
本体価格(2WD) 3,590,000円 3,320,000円 3,320,000円 3,050,000円 3,050,000円 3,670,000円 3,390,000円 3,390,000円
本体価格(E-Four) 3,810,000円 3,540,000円 3,270,000円 3,890,000円 3,610,000円

同じエアログレードで比較すると、ヴォクシーの方がノアより5〜7万円程度高くなります。これは内外装に使う素材や面積などの違いによるものです。

また、ノアは唯一200万円台で購入が可能なので、予算が限られているという方はぜひ購入を検討してみてください。

ヴォクシーとノアの違い⑦ 新車販売台数と納期

2022年1月〜11月までの新車販売・登録台数は、ヴォクシーが50,409台、ノアが52,434台となっています。(一般社団法人日本自動車販売協会連合会より)このことから、ノアの人気がわずかに高いということがわかります。

気になる納期ですが、トヨタ公式サイトによると2022年12月時点でどちらも6ヶ月以上待ちです。グレード・仕様により納期は異なりますが、更なる納期遅れが発生する前に早めの注文を心掛けてください。

ヴォクシーとノアの共通点

ヴォクシーとノアの共通点を2つ紹介します。ミニバンとしての機能をさらに高めた、新機能の搭載に要注目です。

ヴォクシーとノアの共通点①  安全性能

ヴォクシーとノアは、トヨタ最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備しています。(グレードによって内容は一部異なります)

トヨタ車として初搭載となる「アドバンストドライブ」は、渋滞時の運転操作を支援して、ドライバーの疲労軽減に役立ちます。並列駐車を支援する「アドバンストパーク」は、特に都心部で生活する人の大きな心の支えになるはずです。

ヴォクシーとノアの共通点② フリーストップバックドア

世界初採用となる「フリーストップバックドア」は、バックドア開閉時に任意の角度で保持できる機能です。車両の後方にスペースがなくても荷物の出し入れが容易に行える、ファミリーに嬉しい機能と言えるでしょう。
 

結局買うならヴォクシーとノアどちらが良いの?口コミとともに選定ポイントをまとめました!

ヴォクシーとノアのどちらを買うか迷っている方は、実際の口コミも参考にしてメリットとデメリットを整理しましょう。
 
【ヴォクシーの口コミ】
 ・ベビーカー自転車を縦に積むことができるのでとても良いです。
 ・パワースライドドアがとても便利で助かっています。
 ・車体の高さが低いので荷物の出し入れがしやすいです。
 ・外装はかなり攻めたデザインをしているので賛否が分かれると思いました。

 
個性的な外観は好みが分かれますが、積載性の高さやスライドドアの利便性に高評価をつける方が多いです。
 
【ノアの口コミ】
 ・前方の視野が広いので運転がしやすいです。
 ・落ち着いたデザインなので気に入っています。
 ・床下収納があるので便利です。
 ・アクセルを踏んだ時の音が大きいと感じました。
 

ヴォクシーよりも万人受けする外観は、派手さを抑えた車を好む方におすすめです。前方視界に優れるので運転が苦手な方は検討する価値が大いにあります。
 

【番外編】セレナやエスクァイアもヴォクシー/ノアと似ている?

日産セレナはヴォクシー/ノアのライバル車種にあたり、エスクァイアは3代目ヴォクシー/ノアとの兄弟車です。どちらもボディサイズや使い勝手が似ているのでユーザーは購入時に迷われるかもしれません。
 
電気自動車のような走りを体感したい方はセレナ、車に高級感を求める方はエスクァイアをおすすめします。
 
新型ヴォクシー/ノアは渋滞・駐車時での優れた支援システムや、世界初のフリーストップドアを搭載する商品力の高い1台です。独創的でエモーショナルな車がお好きな方は「ヴォクシー」を、上質で王道的なミニバンを求める方は「ノア」がおすすめです。
 
徹底比較したこの記事を参考にして、あなたのお気に入りのグレードを手に入れてください。

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