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2019-2-19

【新型ハイエースを速攻カスタム】ローダウンしたらどうなるかイメージ画像を作ってみました。

タグ: トヨタハイエース


2月に入ってから、Twitterを中心としたSNSでは新型ハイエースの目撃情報がにぎわっていましたね。次期ハイエースは2020年にモデルチェンジともいわれているので、目撃されるにはちょっと早いかなと半信半疑でしたが、2月18日にトヨタから正式な発表があって合点がいきました。
目撃されていたハイエースは、フィリピンを中心に新興国で販売される専用モデルだったんですね。新興国っていうのが、どこの国のことを指しているのかは不明ですが、トヨタの発表ではハッキリと日本は従来モデルを継続販売していくとうたっています。せっかくの新型ハイエースなのに、ちょっともったいない気がしちゃいますよね。
ということで”もし日本で発売されたら”という前提で、カスタムのイメージ画像を作ってみました。

アルファードとヴェルファイアを彷彿とさせる迫力!

ノーマルの新型ハイエース

hiace,新型

カスタムしたイメージの新型ハイエース


まずベースとしたのはショート・標準ルーフのバンです。現行の200系ハイエースではさしずめワイドロングのDXあたりといったところでしょうか。
今回加工した内容は、まず未塗装の前後ウレタンバンパーやドアハンドルをボディ同色にして、パネルとなっているリアウインドウ部分をプライバシーガラス風にしました。そこから車高をローダウンさせて、KUHLのオリジナルホイール「VERZ KCV03(ヴェルズ ケーシーブイゼロスリー)」を装着させてみました。20インチ相当のサイズ感ですね。
いかがでしょうか?ハイエースならではの硬派さにミニバンっぽさが融合してかなりカスタムベース車として楽しめそうですね。これにエアロがつけば完璧です。
しかもこの新型ハイエースは、200系ハイエースよりもサイズが大きいことはもちろんですが、なんと30系アルファードとヴェルファイアよりも巨大です。
こちらがボディサイズです。
 
■ショート・標準ルーフ
全長:5265×全幅:1950×全高:1990mm ホイールベース:3210mm
■ロング・ハイルーフ
全長:5915×全幅:1950×全高:2280mm ホイールベース:3860mm
 
いまのところ2タイプもボディ形状が発表されていますが、ロング・ハイルーフはまだしも、ショート・標準ルーフでも30系アルファードとヴェルファイアよりも大きいです。
ちなみに30系アルファードとヴェルファイアのサイズはコチラ。
 
■30系アルファード・ヴェルファイア(3.5L・SC/ZG 2WD)
全長:4950(4935)×全幅:1850×全高:1935mm ホイールベース:3000mm
※( )内はヴェルファイアの数値
 
悠々とひとまわり大きいですね。ちなみに国産車で全長5メートルをラクラク超えている車種はレクサスLSとセンチュリーぐらいなもので、ランクルでも5m以下、レクサスLXでやっと5080mmくらいなので、いかに新型ハイエースが巨大かがわかりますよね。

新型ハイエースのいま発表されていることまとめ


トヨタの発表ではまだ細かな詳細まではわかりませんが、ここでいまわかることをまとめてみたいと思います。ちなみに2月18日にフィリピンで初披露しただけで、まだ発売日などは不明です。もちろん価格もわかりません。
使われているボディはまったく新しく設計されているので、専用のプラットフォームはTNGAの設計思想にもとづいて「環状骨格構造」を採用しているとのことです。空間の多いハイエースではこの構造がかなり効果的で、乗り心地、静粛性能、安全性能を向上させています。

TNGAの環状骨格構造って?

こちらは50系プリウスのリアまわり


50系プリウスの場合は左右のCピラーを環状につなぐことで環状骨格構造を実現しています。C-HRやカムリなんかにも採用されていますね。これによってボディのネジれを抑制しているというわけです。

新型と思われるV6・3.5Lエンジン『7GR』を搭載

こちらは新型クラウン(GWS224)に搭載されている新型V6・3.5Lエンジンの『8GR-FXS』


新型ハイエースには2つのエンジンが用意されていて、ディーゼルエンジンは従来と同じく2.8Lの『1GD』型となっていますが、ガソリンエンジンはこれまでの2.0Lと2.7Lではなく、3.5L となります。しかもそのエンジン型式が『7GR』と発表されているんですね。じつは7GRというエンジンはこれまで搭載されている車種はありません。GRという型式からV6型であることは間違いないと思いますが、トヨタのV6・3.5Lエンジンはこれまで2GR系が主流でした。もちろん30系アルファードとヴェルファイアも2GR系です。それが謎の『7GR』というエンジンに置き換わることを示唆しているのでしょうか?
最近では新型のクラウンがV6・3.5Lの新型エンジン『8GR』を搭載していますが、こちらはハイブリッド専用エンジンでモーターとの組み合わせが前提となっています。

セミボンネット型でひさびさの後輪駆動?


また、謎が残るのはディーゼルの『1GD』型エンジンはハイラックスやランクルプラドでも採用されており、縦置き後輪駆動が基本です。ということは新型ハイエースも後輪駆動になることが濃厚です。そして、公開されている写真をみるかぎり、運転席と助手席の下にはエンジンルームらしきものがないので、フロントボンネットにエンジンが収まることは確実でしょう。しかもV6の後輪駆動となれば、かつてトヨタでは2002年まで販売されていたグランドハイエースやグランビア以来のことで、E51エルグランドなど、FRミニバン好きにはたまらない車になるかもしれません。

「ショート・標準ルーフ」「ロング・ハイルーフ」の2タイプのボディ形状

ショート・標準ルーフのフロント


ショート・標準ルーフのサイド


ショート・標準ルーフのリア


ロング・ハイルーフのフロント


ロング・ハイルーフのサイド


ロング・ハイルーフのリア


200系ハイエースのように標準ボディ(ナローボディ)とワイドボディという区分けはなく、ボディ幅はひとつです。ショートが200系でいうところのロングで、ロングが200系でいうところのスーパーロングという位置づけになります。

インパネデザインは2タイプ

バンとコミューターのインパネ


ツーリズムのインパネ


新型ハイエースには「バン」「コミューター」「ツーリズム」と3タイプ用意されています。「バン」はその名の通り、荷物を運ぶために作られた仕様で、「コミューター」は乗合バス的な仕様で、「ツーリズム」はより快適性をアップさせたバス的な仕様になっています。なので、「ツーリズム」のみインテリアが乗用車的になっているんですね。

荷物をしっかり積める「バン」


ハイエースの「バン」ユーザーとしてはもっとも気になるのが、荷室長ですよね。200系ハイエースの場合はショートに該当するロングでも3mを確保しているのは、さすがキャブオーバー型のなせるワザといったところです。セミボンネット型になったことで荷室がスポイルされているかもしれませんが、その分全長が長くなっています。まだ正式はスペックが公開されていないので、なんともいえませんが、運送会社でよく使われている約1200mm四方のパレットは積み込むことはできるようです。

驚異の17名乗車を可能にする「コミューター」


とにかく人を運ぶのに特化しているのが「コミューター」です。写真はコミューター最大乗車定員の17名仕様となっており、もはや完全なバスです。ほかにも10名乗車など多数ラインアップしているので、詳しくはコチラのリンクからチェックしてみてください。
https://newsroom.toyota.co.jp/en/toyota/26613254.html

大人数でも快適に移動する「ツーリズム」


「コミューター」と役割は似ているかもしれませんが、こちらは快適さが違います。まずみてわかるとおり、シート形状がしっかりとしています。これだけで快適さが違うでしょう。そしてコミューターでは鉄板がむき出しとなっている内装部分までしっかりとパネルが装備されているので、どちらかというとワゴン的な雰囲気を楽しめそうですね。後部座席の跳ね上げ機能もついているので、ミニバン的に使うことができそうです。

日本でもぜひ販売して欲しい魅力がある!


いかがでしょうか?まだまだ謎が多い新型ハイエースですが、かなり魅力的なデザインと内容になっているのではないでしょうか?現時点でのトヨタの発表では『市場環境が異なる日本においては、従来モデルのハイエースを継続していきます』とだけなので、決して日本では販売しませんとは言っていません。トヨタに熱烈なラブコールをおくればもしかしたら……と考えたくなってしまいますね! 

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