カーライフ
2021-8-18
新車はどこで購入するべき?ディーラーとそれ以外の店舗を徹底比較!
いつも「KUHLFam!」ブログをご覧頂き誠に誠にありがとうございます。
今回の記事は、少し視点を変えた「新車購入」に関するコラム記事となります。
KUHLコンプリートカーやKUHLエアロパーツの最新情報のご紹介だけではなく、今回のような「車に関する幅広いコラム記事」も、積極的に配信していきたいと思います。
車やカスタム初心者の方も楽しんでいただけるような分かりやすい内容を配信していきますので、車好き・カスタム好きの方が少しでも増えると嬉しいなあ~と考えています。
というわけで、これからも引き続き「KUHLFam!」ブログをご愛読頂きます様よろしくお願いいたします。
<KUHL片岡より>
新車を購入する先はディーラーだけではありません。この記事では、新車の購入先ごとのメリットやデメリットだけでなく、納車までの流れやトラブルを防ぐための注意点についても詳しく解説しています。新車を安く購入する値引き交渉のコツもぜひ参考にしてください。
新車をディーラーで購入するメリット・デメリット
新車をディーラーで購入するメリット・デメリットには、主に次のようなことが挙げられます。
メリット
・全国でサービス基準が一定
・人気車でも納車の優先度が高い
デメリット
・純正品しか対応できない
・値引きの幅が少ない
メーカーの名称が含まれる店名を持った正規販売店が「ディーラー」です。正規販売店ならではの安心感がウリにはなりますが、反面その制約がデメリットになる部分も出てきます。
この内容について、詳しくみていきましょう。
新車をディーラーで購入するメリット
新車をディーラーで購入する最大のメリットは「全国どこでも一定基準のサービスが受けられる」ということです。
メーカーのマニュアルに沿って運営されるため、品質や設備の水準だけでなく、保証など購入後のアフターサービスについても全国で差がありません。
さらには生産メーカーと直接契約を結んでいるため、人気車種でも納車の優先度が高いというのもポイントです。
新車をディーラーで購入するデメリット
新車をディーラーで購入するときのデメリットとしては「価格面での交渉が厳しい」ということです。
また、購入時に他社の比較対象があっても、取り扱い車種の優位性を説明することしかできず、中立公正なアドバイスには期待ができないということもあります。
ほかにも、サービス水準が定まっているため、オプション類や修理のときの部品は全て純正品に限られ、新車値引きの範囲にもやはり上限というものがあります。
新車を少しでも安く手に入れるために「価格」で選ぶユーザーには、あまり向いていない購入先と言えるかもしれません。
ディーラー以外で新車を購入できる店舗とは?
実は、新車を購入する先として、ディーラー以外にもサブディーラー(販売店・新車取扱店)と呼ばれる店舗があります。
サブディーラーとは、メーカーと直接契約している特約店ではなく「ディーラーの販売代理店」として新車を取り扱う業者のことです。
個別生産メーカーの特約店ではないため、国産・輸入車を問わず「複数ブランドの新車を取り扱える」という特徴も持っています。
店舗のスタイルとしては、中古車の販売店やユーザー車検の代行業を行うお店などさまざまで、サブディーラー自体の数はかなり多く存在しています。
ディーラー(特約店)ではなく、このサブディーラー(販売店)を利用することには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
新車をディーラー以外で購入するメリット・デメリット
新車をディーラー以外で購入するメリット・デメリットには、主に次のようなことが挙げられます。
メリット
・価格が安くなる可能性が高い
・比較ができ選択肢が広がる
デメリット
・対応はお店ごとの品質水準になる
・保証に制限があることもある
特約契約を結んでいない販売店「サブディーラー」は、取り扱いメーカーの制約を持たないため、選択肢の自由度の高さで優位性を持っています。
しかし、サービスが統一化されているディーラーと違い、販売店ごとに異なる品質や設備などの環境がネックになってしまう恐れもあるのです。
この内容について、詳しくご説明しておきます。
新車をディーラー以外で購入するメリット
サブディーラーで新車を購入する最大のメリットは「新車価格が安い」ことになります。
販売店であるサブディーラーには、ディーラーを経由して新車が提供されますが、その仕入れ価格が一般ユーザーに提供するものと同じでは利益が出せません。
つまり、新車の仕入れ費用については、当然一般ユーザーの値引き価格よりも安く入るため、この差額を値引きに充てられるというわけです。
メーカーごとの制限もありませんので、同じクラスの他社の新車と比較できることや、オプションも純正品以外に選択肢が広げられるメリットもあります。
新車をディーラー以外で購入するデメリット
サブディーラーで新車を購入するときに、もっともデメリットになるのが「販売店ごとの品質に影響される」ということでしょう。
接客水準だけでなく、整備環境では知識や設備にもお店ごとに大いに異なるため、当たり外れが激しくなるというのが最大のネックになります。
ほとんどの標準的な新車保証は受けられますが、ディーラーでは受けられてもサブディーラーでは受けられない保証もある点に注意が必要です。
新車はどこで購入するべき?店舗選びの基準を解説!
新車を購入する店舗選びの基準については、ユーザーの求める内容で変わってきます。
先述したように、新車の購入先を大きく分けたときには「ディーラー(特約店)」と「サブディーラー(販売店)」の2つがあります。
一体どちらを選ぶ方が良いのか?ということについては、購入するユーザーが何を求めるのかの要素が重要なのです。
たとえば、ディーラーでは制限が多くなると申しましたが、逆にサービス内容が統一化されてシンプルなため、わかりやすいという面もあります。
対してサブディーラーでは、お店選びの時点から自由度が高い分、選択を間違えるとアフターサービスに影響が出ます。
このように、どちらも一長一短ですので、新車を購入するお店選びの基準は、ユーザーごとに「お店に求めるものは何か?」によって変わってきます。
ここでは3つの例を挙げて、状況によって変わるおすすめの例をご紹介しておきましょう。
①新車を購入した後の管理や故障が不安
日常的な定期点検はできても、故障したときにすぐに相談できる安心感は常に持っておきたい、そんな人はやはり「ディーラー(特約店)」での購入がおすすめです。
新車とはいえ、機械には故障はつきものです。また、最新の安全装備や電子機器が増えたものになると、使い方ひとつにも不安が出ることもあります。
ディーラーであれば、アフターサービスについても一律水準になるので、保証内容がお店ごとに変わる心配もありません。専属の営業マンが担当になるので、困ったときの対応も一本化できるというのも魅力になります。
②新車の購入価格をとにかく抑えたい
新車の購入価格をとにかく抑えたい人は「サブディーラー(販売店)」での購入がおすすめになります。オプションも社外品を選択すれば費用を抑えられ、値引き交渉でもディーラーより下げ幅に期待ができます。
また、販売店の数が多いことを活かし、店舗ごとに「値引き幅が違う可能性がある」というポイントも見逃せません。
③新車の購入には比較検討を多くしておきたい
カタログやネットを見て車種を選んでも、やはり実際の購入前に他社製品との優劣が気になることは否めません。このように悩むときには「サブディーラー(販売店)」で多くの車種を同時に比較することをおすすめします。
複数のメーカーの新車を取り扱うサブディーラーであれば、その場で実車による比較検討も可能です。実際に多くの新車の運転席に座ることで、画像や文字では見えなかったこともしっかりと見えてきます。
値引き交渉のコツとは!新車を安く購入する方法
新車をできるだけ安く購入するための方法として、値引き交渉に入るときに気をつけておきたいことがあります。
・タイミングを見定める
・具体的な目標を持って交渉する
・より多くの見積もりをとる
一般的には、ディーラーで「値引きは車両価格の10%程度が目安」と言われているので、コツをしっかり掴んで最低限この値引き水準を目標にしたいところです。
たくさんの見積もりをとることは、値引き価格だけでなく交渉スキルを上げるのにも効果的です。たとえディーラー同士でも販売チャネルの違いがあることを利用して、積極的に多くのお店を回って交渉していきましょう。
値引きに期待できるタイミング
新車の値引き交渉を優位にするためのコツとして、より良いタイミングを選ぶことは欠かせません。
・決算期などの営業成績に関わる時期
・モデルチェンジの予定が公表されている
もっとも値引き交渉が効果を得やすいタイミングは、決算期など営業マンが成約数が欲しいと思うときです。
また、該当車種のモデルチェンジが決まっているときなども、在庫を抱えないために大きく値引きを受けられる可能性が出てきます。
このような時期には、特別なオプションを装備する「実質値引き」もあり、支払い額以上の状態になることもあります。
値引き交渉のコツ
次に、実際の交渉のときに気をつけておきたいポイントなどをご紹介しておきます。
・購入を即断する発言や行動を見せる
・下取り車両の買取額を上げてもらう
・購入先の推奨ローン会社の利用
・購入先の取り扱う自動車保険の加入検討
新車の値引き交渉で、もっとも大切なのは「すぐにでも決めたい」という意思表示です。購入するかしないかわからない人を相手に、最大限に有利な条件を提示する営業マンはいません。
目標とする金額を具体的に伝える、頭金や押印の準備があるなど「価格さえ折り合えばすぐにでも」という意思が伝わる発言や行動を積極的に見せることが重要です。
ほかにも、購入先の推奨するサービスや金融機関を利用することで「実質割引」になるケースもあるので、積極的に利用して新車の購入費用を抑えていきましょう。
予約はするべき?新車の購入から納車までの流れを解説!
新車を実際に購入するときの流れから、手続きや必要なものについてもお伝えしていきます。
新車は購入契約を済ませた後でも、納車まではおおよそ1〜2ヶ月程度かかることがあります。特別なオプションを装備したり、人気車種を注文したときには、生産状況によってさらに伸びる可能性もあることを知っておきましょう。
新車の納車時期は、メーカーの生産・在庫状態の影響以外にも、ローンの承認期間・下取りの有無・駐車場の状況などで変わってきます。
乗り出しの希望時期が決まっているときには、あらかじめそのことを伝えて予約をしておく方が良いかもしれません。
新車を購入するときの流れ
新車を購入するときの流れを簡単に示すと以下のようになります。
1.予算を決め車を選ぶ
2.見積もりをとる
3.購入先を選ぶ
4.契約手続き(購入意思を示す売買契約)
5.ローンなどの決済確認
6.納車(引渡し手続き)
納車の際には、契約のときの打ち合わせによって、引き取りに行くか自宅など指定箇所への配送で納車されるようになります。
納車時には、担当者と現車を見ながら最終的なチェックや装備の説明を受けるようになりますので、注文内容と間違いがないかよく確認するようにしましょう。
契約手続きについて
全額現金で購入するときを除き、各種ローンを利用するときには、申し込んだローン会社の審査で承認が降りてから契約は進みます。
個別で銀行ローンなどを利用するときには、購入先からの見積もりを銀行などに提出してからの審査が行われるため、承認が降りるまで時間がかかることもあります。
新車購入に必要なもの
新車を購入するときに必要なものは以下の内容です。
・印鑑(認印可)
・印鑑証明書
・登録手続きの委任状(普通車のとき)
・申請依頼書(軽自動車のとき)
・車庫証明申請書類(申請書・所在図・配置図)
・親権者同意書(未成年のとき)
ほとんどの登録手続きは、委任状によって購入先が済ませてくれますが、普通車と軽自動車で必要な書類に若干の違いがあります。
委任状などの必要書類は、購入先でもらえるため自分で個別に取得する必要はありませんが、実印で押印する書類と認印で良いものの違いをよく確認しておきましょう。
車庫証明書申請について
車庫証明(自動車保管場所証明書)は、賃貸または家族所有の土地などで名義が違うときと、自己名義の敷地かで書類や手続きの手間が変わります。
・土地の名義が自分のとき:本人が「自認書」に署名捺印する
・土地の名義が本人以外とき:所有者に依頼して「使用許諾証明書」に署名捺印をもらう
また、地域によって軽自動車の車庫証明が必要なところもあるなどの違いにもご注意ください。
下取り車があるとき
新車を購入するときに、今まで乗っていた車を下取りで出すときに必要になる書類もあります。
・印鑑証明書
・譲渡証明書
・車検証
・自賠責保険証明書
・リサイクル券
これ以外にも、現在住所と車検証の住所が異なるときには、住民票が必要になるなどの状況もあります。普通車と軽自動車での書類の違いもあるので、必要書類については購入先によく確認をしておいてください。
トラブルが心配?覚えておきたい新車購入時の注意点!
新車の購入のときに起こる代表的なトラブルは、購入店とのやり取りで起こるものや、車両の故障や不具合になります。
引渡しの手続きのチェックのときには、頼んだ注文との違いがないかや、ボディの傷・各部の異常・異音がないかなどもよくチェックしておきましょう。
購入店とのやり取りトラブル
購入店とのやり取りトラブルでもっとも多いのが、納車されたときに「注文した内容と違う」ということです。
・頼んでいたボディの色と違う
・内装の装備が希望のものと違う
・指定したオプションが付いていない
上記のような例では、担当者とのやりとりの中で、お互いの認識が違っていた恐れがあります。契約前の見積もり内容の最終チェックは入念に行っておきましょう。
車両の故障や不具合トラブル
次に、車両側の問題として「納車してすぐ故障した」というのも多いトラブルです。
・ナビやバックカメラの不具合
・オイル漏れしていた
・エンジン、ミッションの故障
・各種警告灯の異常点灯
もちろん、ほとんどが新車保証で対応してもらえる範囲のものです。しかし、やはり納車してすぐというのはあまり気分はよくないものです。
新車の商談回数はどの程度にしておくべき?
商談回数を重ねて多くの要望を出していくと、担当者が混乱してしまい見積もりの内容が大きく変わってしまうリスクがあります。
このようなトラブルを避けるためにも、商談はできれば3回程度で済ませるのが理想です。
商談回数の理想が3回の理由としては、初回で商品説明と雰囲気を知り、2回目から本格的な商談に入り、3回目では希望の要点を絞った交渉ができるからです。
商談の理想のタイミング
新車の商談は、平日よりも特にイベントをしていない土日の方が有利になります。
平日は法人の顧客周りや納車手続きなどで忙しくなりがちですが、閑散期のイベントもない土日であれば時間に余裕を持って交渉できるというわけです。
商談では担当者の人間性などもよく見ておき、新車の購入先は価格の安さだけでなく、アフターフォロー体制も含めて選ぶようにしましょう。