エアロパーツコンプリートカー
2024-12-19
40アルファードALPHARD用スタイルキット・エアロパーツ完成!フロント・サイド・リアハーフスポイラー・スカートタイプ!分割組立式パーツのため送料が安くDIY装着もOK!
長らく開発を続けて来ました40アルファード用KUHL STYLE KITのサンプルがようやく完成しました。
今年早々から3DCADにてデザインを進めて来て、ファーストモデル・セカンドモデルとサンプルを製作して来ましたが、ようやく満足のいくエアロパーツデザインを完成させることが出来ました。
実はファーストモデルは今年の8月に完成していたのですが、大幅なデザイン修正を行う事になり、10月にセカンドモデルが出来上がりました・・・が、納得のいくデザインではなかったので、さらにサードモデル‼の開発を行っていました・・・。
KUHLのエアロパーツシリーズの中で「KUHL STYLE KITシリーズ」は「ノーマル車高・ノーマルホイールでも似合うエアロパーツ」というコンセプトを掲げ、最新のモデリング・製造方法を駆使して開発するエアロパーツとなります。
ここでいう最新のモデリング・製造方法とは、3DCADによってデザイン・モデリングを行い、真空成型機などの真空機械を使用して量産を行うというものになります。
KUHLではここ5年間ほどで、新しいエアロパーツのモデリング・生産手法の確立に取り組んでおり、デザイン・モデリング・量産までの全工程を自社内製化出来るところまで進化して来ました。
そのKUHLの新しいエアロパーツ製造技術を駆使して作り上げた製品が、この「KUHL STYLE KIT」シリーズというわけです。
ちなみに、先行でリリースさせて頂いている「KRUISE KR-40ARR」薄型ディフューザーエアロが、オールハンドメイドのFRP製品となります⇩
40ALPHARD KRUISE KR-40ARR SPOILER
KRUISEシリーズはFRP製品の強度の高さとデザインの自由度を生かして、このように薄型形状のエアロパーツ製品となっています。
このFRP製品に対して、今回の「KUHL STYLE KIT」エアロパーツは、ABS製品の大型ハーフタイプエアロ・スポイラーとなります⇩
それではKUHL STYLE KITエアロパーツ・デザインのコンセプトやコダワリのポイント、苦労した点について語って行きたいと思いますのでお付き合いください。
40ALPHARD アルファード用エアロ・スタイルパーツ KUHL STYLE KIT ハーフタイプエアロ・スポイラーのデザインを解説。
今回開発させて頂いたアイテムは下記となります⇩
40ALPHARD KUHL STYLE KIT アイテム・価格一覧(全て税込価格・塗装代は1トーン価格)
①フロントハーフスポイラー3分割タイプ(ABS製品) 未塗装¥88,000 塗装代¥33,000
②サイドスカート3分割タイプ(ABS製品) 未塗装¥110,000 塗装代¥44,000
③リアハーフスポイラー3分割タイプ(ABS製品) 未塗装¥88,000 塗装代¥33,000
*価格・仕様は予告なく変更となる場合がございますのでご了承下さい。
そして今回のエアロパーツのコダワリポイントの一つとして挙げられるのが、フロント・サイド・リアともそれぞれ3分割タイプとなっている点です。
KUHL STYLE KIT 40ALPHARD エアロキットは「分割組み立て式エアロパーツ」
どういうことかと言いますと、アルファードの場合、サイドスカート(サイドパネル)はドアごとに装着されるので、分割タイプとなるのは当然かと思いますが、フロント・リアも、もともと3分割されているパーツを組み合わせて装着するという「分割組み立て式エアロパーツ」となっているというわけです。
なぜこのようにわざわざ分割式としているのか?と思われますよね・・・。
それは分割式とすることで、梱包サイズを非常にコンパクトにすることが出来るという点です。
エアロパーツはかなりの大型製品となるため、梱包サイズが特大となり、送料が半端なく高額になってしまいます。
さらに国内では個人宅への配送も断られてしまいます・・・。
エアロパーツをオンラインで購入する場合、まず送料のお客様負担が高く、なおかつ営業所止めとなってしまうという点が大きなネック部分だと思っていました。
その点、分割式とすることで梱包サイズが格段に小さくコンパクトになるため、送料の負担が少なく、なおかつ個人宅での受け取りも可能となります。
また、この梱包サイズのコンパクト化は、海外輸出にも非常に有利となります。
KUHLエアロパーツは海外輸出も多いのですが、大型の梱包サイズでは送料も非常に高くなるので、ロットをまとめてコンテナ輸送が基本となります。
しかしながら、この梱包サイズならEMS等を利用した海外の個人ユーザーさんへの個別発送もお安く出来るようになります。
このように送料・パッキングのメリットが非常に高いのですが、もう1点のメリットはDIYでの装着も可能となる点です。
通常ハーフスポイラーは大型パーツの為、一人で装着することはなかなか難しいです。
しかしながら分割組み立て式の場合、プラモデル感覚で順番に簡単に装着することが出来るので、DIY装着によりお店での取付工賃が必要なくなります。
一方では、分割式とすることで、開発・生産型・トリミングなどすべてのコストが増加し、1体式の2倍以上のコストが必要となります・・・。
しかしながら、KUHLが常日頃から考えている「エアロパーツをもっと身近に気軽に楽しんで頂きたい」ために、分割タイプとさせて頂いているというわけです。
また冒頭に少し触れたように「KUHL STYLE KIT」シリーズのエアロコンセプトとして「ノーマル車高・ノーマルホイールでも似合うエアロパーツ」という根幹があります。
というわけで、こちらが少しだけローダウンした場合のスタイルとなります⇩
⇧ホイールはKUHLオリジナル「VERZ-WHEELS DDR01」21インチホイールに、245/40R21サイズのタイヤを装着し、30㎜ほどのローダウンを行ったスタイルとなります。
**ノーマル車高・ノーマルホイールでのスタイルが気になる思いますが、今回は撮影出来ていません・・・。また次回あらためて撮影させて頂きます。
純正バンパーやドアパネルに大きく被せるハーフスポイラーのため、ボディとの一体感を演出しやすいです。
そこで出来る限り、バンパーやドア上部からエアロパーツを被せることで、「ボディの一部」という演出をすることで、ノーマル車高でも似合うデザインに仕上げています。
ちなみに、エアロパーツがかなり下方向に下がって見えるかもしれないですが、純正バンパー比わずか10㎜のダウン量に留めているのもコダワリのポイントです。
せっかく装着した「エアロパーツをこすりたくない」「段差を気にせずどこでも行きたい」という方も多いと思いますので、ダウン量はごくわずかにとどめているというわけです。
それではフロントハーフスポイラーから順番にご紹介させて頂きます。
KUHL STYLE KIT 40ALPHARD フロントハーフスポイラー・スカート
今回デザインする上で、最も悩んだのがフロントスポイラーとなります。
もともとアルファードのフロントバンパーが、かなり柔らかいラウンドフォルムとなっているため、そこにエッジの効いたデザインを合わせると、違和感(取ってつけた感)が出てしまいます・・・。
ノーマル車高でも似合うボディとの一体感と、KUHLらしいスポーティさの両立を実現させることに苦労しました。
正面から見ると、Vラインを基本とした両サイドに行くにしたがって跳ね上がるスポーティなライン構成としました。
そして両サイドはスポーティなカナード風の意匠を入れて、後方へと駆け上がるシャープな面を構成しました。
そして造型・陰影を強調させるために2トーンの塗り分けを施して、よりディテールが生きる塗り分けとなっています。
純正バンパー比・最大10㎜のダウン、前方延長20㎜以内に留めることで、本来はデザインに制限が出てくるところ、先端から内巻きにシャープな面構成でさげていく事で、実寸以上に大きく見せる視覚効果を狙っています。
下面(底面)にもう1段しっかりと面を設けるなど、見え方⁉ に徹底的にこだわってデザインしています。
それでは次にサイドスカート(ドアパネル)についてご紹介していきます。
KUHL STYLE KIT 40ALPHARD サイドスカート・ドアパネル
サイドスカートはフロントフェンダー部分・フロントドア部分・スライドドア部分の3分割タイプとなります。
フロントと同じく純正から10㎜以内のダウン量に留めています。
デザイン的には非常にシンプルにまとめていますが、後方部分にカナード・フィン形状のアクションを入れる事でスポーティ性を高めています。
形状的には、逆ゾリのキツめのシェイプ形状によりどっしり感をUPさせ、後方に駆け上がる面を入れる事で、フロントスポイラーとの親和性、空気の流れを感じさせるラインを取り入れています。
アルファードのドアパネルはボディの最大幅に近いため、大きく広げることが出来ない点がデザインの難しいポイントです。
そこで、最後部に逆ゾリフィン・カナード形状を入れる事でスポーティ性のUPはもちろんのこと、立体感も演出しています。
最後にリアハーフスポイラーのご紹介です。
フロント同様にVラインを基本としたライン構成としています。
ボディサイドに行くにしたがって跳ね上がるシャープなエッジラインが特徴です。
そして両サイド下部には、カナード形状のシャープな塊り感を加えることで、空気の流れを感じさせつつ、ワイド&ローに見える視覚効果を狙っています。
フロント同様に下面(底面)に、もう1段内巻きの面を設けることで、ボリューム感と純正ボディとの一体感を加えています。
そしてフロント同様に2トーン塗装を施すことで、ディテールと立体感をより強調させています。
そしてサイド面には、サイドスカートとの一体感を演出するシャープなフィン形状を入れる事で、立体感を加えています。
また、上面のラインを後方に行くにしたがって下げていき、リフレクターを交わすためにさらにパキッと落とし込んでいる形状も、エアロパーツを大きく見せすぎない工夫となります。
これが今回完成しました40アルファード用「KUHL STYLE KIT」エアロパーツの全貌となります。
今回はサンプル完成報告となりますので、量産スタートは3月以降を予定しています。
予約受注はKUHL全店舗にてスタートしますので、興味のある方はぜひともお気軽にお問い合わせ下さい。
また、このKUHL STYLE KIT エアロパーツを装着したデモカーは「東京オートサロン2025」に、もちろん出展させて頂きます。
黒色デモカーでの出展を予定していますので、仕上がりをぜひとも楽しみにしていてください。
同じく40ヴェルファイア「KUHL STYLE KIT」エアロパーツもデビューさせて頂きますので、合わせて楽しみにしていてください。
来年はKUHLの新しい試み「KUHLカスタマイズPAC(仮称)」がスタート。業界初のカスタマイズ保証&定額プランがスタートします。
そしてそして来年度KUHLでは「全く新しいカスタマイズ販売」をスタートする予定です。
もっともっと皆様に、気軽にエアロパーツやローダウン・カスタムホイールの装着を楽しんで頂き、クルマカスタマイズの楽しさ・魅力を堪能してもらいたい‼ という思いから、お車持ち込みでも、お得にお気軽にカスタマイズが出来る販売スタイルをスタートさせたいと思っています。
詳細につきましては、新年早々のYouTubeチャンネル「KUHLRacingTV」にてリリースさせて頂く予定です。
業界初‼ の試みとなりますので、発表をぜひとも期待してお待ちください。
それでは40アルファード「KUHL STYLE KIT」エアロパーツをよろしくお願いいたします。