開発情報
2024-4-21
【KUHLエアロパーツ開発速報!】GRスープラSUPRA「D1」で勝つためのエアロパーツ開発続報!「俺だ!レーシングGRスープラ」D1GP参戦発表!
先日、「D1GP」で勝つためのGRスープラ用エアロパーツ「KUHLRACING 90R-GTWR SPEC-D(仮称)」開発スタートのご報告をさせて頂きましたが、本日はその続報‼となります。
**以前ご報告させて頂きました「KUHLFam!」ブログ記事も参考にしてください⇩
➡➡➡KUHLFam!ブログ「D1GPで勝つためのエアロパーツ開発速報!」記事はこちらをクリック・タップ
「D1GP2024」の開幕戦も近づいている中、エアロ開発もかなり進んでまいりました。
その「KUHLエアロパーツ開発続報!」の前に、「俺だ!レーシング」さんの2024年度D1GP参戦発表会の模様についてご報告させて頂きます。
「俺だ!レーシング」GRスープラ・D1GP2024参戦体制発表!
昨年2023年シーズンから、マシンのカラーリングやドライバーまで全く新しくなっての参戦となります。
ちなみにこちらが昨年のカラーリングでした⇩
エヴァンゲリオンレーシングとしてレッドカラーをベースとしたマシンとなっていました。
このカラーリングも個人的には非常に気に入っていたのですが・・・今年はなんとなんとのこのようなカラーリングとなりました⇩
ライトブルーとホワイト&レッドを基調とした非常に明るいカラーリングへと変更となりました~!
ライトでモダンな印象の非常に美しいカラーリングではないでしょうか!
エアロパーツのディテールもはっきり出ていて、個人的にも非常に気に入っております。
マシンスペックは昨年からの正常進化版となり、エンジンやサスペンションなど大きな変更点はないですが、カラーリング変更だけでこれだけ印象が変わるのは刺激的ですね!
そして今シーズンこのマシンをドライビングするのは・・・「山中真生」選手となります⇩
山中選手は昨シーズン、D1GPのひとつ下のカテゴリーである「D1ライツシリーズ」で、最後までチャンピオン争いを演じ、ドライバーズランキング2位、単走シリーズチャンピオンを獲得したという抜群の実績と実力を持った選手となります。
KUHLRACINGワイドエアロキットを装着したこのマシンで、どんな走りを魅せてくれるのか非常に楽しみでワクワクしますね。
**この「俺だ!レーシング」さんのD1GP2024参戦発表会の模様はこちらの記事も参考にしてください⇩
➡➡➡俺だっ! レーシングのドライバーは山中真生に決定! – D1 OFFICIAL WEBSITE (d1gp.co.jp)
というわけで、今年も引き続きKUHLRACINGエアロの「D1GP」参戦が決定したわけですが、これまでの参戦ノウハウやデータを生かして「D1GP」で勝つためのエアロパーツ「KUHLRACING 90R-GTWR SPEC-D(仮称)」を開発し、順次本戦に投入していきたいと思います。
それでは「KUHLRACING 90R-GTWR SPEC-D(仮称)」の開発続報をお届けさせて頂きます。
D1GPで勝つための要素を満載したエアロパーツ「KUHLRACING 90R-GTWR SPEC-D(仮称)」開発続報!
新規開発していますリアバンパーやリアウイングのマスターモデルが完成し、これから生産型の開発へと移ります。
ご覧の様に、左右フェンダー上部(リアウイング左右)のウイング部分が、まだウレタン造型中ですので、この左右のウイング部分が最後になりそうです。
後方へと大きく反り上がったウイング形状など、かなり個性的⁉なデザインに仕上げています。
この一見個性的に見えるデザインには・・・実は「D1GP」で勝つためのノウハウが多数盛り込まれています。
ドリフトはタイヤを滑らせるという印象から、グリップ力はあまり関係ないと思われがちかもしれません・・・。
しかしながら、滑らせながらも最大限グリップさせながら、深い角度とハイスピードでコーナリングしていく必要があります。
また、1000馬力を超えるハイパワー車両を滑らせるということで、実は車体の安定性やグリップ力を高める事は、マシン開発の上で、非常に重要なポイントとなります。
そこで、コーナリング中の姿勢安定、ドリフト中のコントロールの良さを高めるために、この反り上がったウイング形状としたというわけです。
そしてさらに、ウイング両端を左右のフェンダー上部まで延長することにより、広い面で空気の抵抗を生み出し、風が当たりにくいスライド中の横向き姿勢でも安定したダウンフォースを得られるようにとデザインしています。
そして「D1GP」で勝つためのエアロパーツの要素として、「ゾーン」通過に有利なボディ形状も必要です。
「ゾーン」とは、ドリフト競技の採点のなかで、必ず車体が通過しなければいけない領域(ゾーン)の事です。
ドリフト競技では、リアタイヤを滑らせてコーナリングを行うのですが、ボディの一部(主にリア部分)が必ずゾーンを通過するように滑らせる必要があるというわけです。
そこで少しでもゾーンを通過しやすい様なボディ形状が必要となるのですが、四角い形状が有利と考えられています。
というわけで、そのゾーン通過を有利にするために、今回リアフェンダー(黒い部分です)を後方へと大きく延長しています。
そしてバンパー形状も純正バンパーの丸い形状から、四角いエッジが立った形状へと大きく変更させて頂きました。
そして他にも「D1GP」で勝つためのエアロパーツのポイントとして、リアバンパーのスラント(傾斜)形状と、アンダーディフューザーを無し⁉にした点が挙げられます。
⇧リアバンパー下部に大きな開口を設けて、アンダーディフューザーの無い⁉シンプルな形状でまとめています。
この理由としましては、「D1GP」では競技中に短時間でのタイヤ交換、ファイナルギアの交換などが必要となります。
限られた時間の中で効率よく作業をするためには、このようにディフューザーが無く、開口部の大きいバンパー形状が望まれます。
また、コース外への飛び出しによる泥汚れや、タイヤカスなどのバンパー下部への蓄積を防ぐことも出来るます。
そしてアンダーディフューザーが無いことによるダウンフォースの低下についてはウイングが補うというわけです。
そしてバンパーのスラント(傾斜)形状にも理由があります。
ボディの中で出来る限り上の部分が、車体の一番長い(出ている)ポイントとすることで、ドライバーからのボディサイズ感覚が分かりやすくなります。
分かりやすく言い直すと、従来のKUHLエアロパーツは、バンパーよりもアンダーディフューザーが突起(出ている)しているので、ボディの長さをドライバーがつかみにくいというデメリットがありました・・・。
「D1GP」では、2台が並んで走って先行車にいかに接近してドリフト出来るかを競う「追走」と言われる競技がメインとなります。
その追走時に、他車との「距離感をつかみやすい」という点は非常に有利に働きます。
そこで、バンパー上部を最も突起させ、そこからスラント(傾斜)形状にて絞り込む新しいスタイルに仕上げてみたというわけです。
スラント(傾斜)形状は、この後サイドステップ、フロントバンパーにも採用させて頂きます。
リアバンパー同様に、フロントバンパーも上部が最も突起し、バンパー下部は奥へと引っ込ませるスラントデザインを予定しています。
これまでのKUHLエアロパーツのデザインとは一線を画す新しいスタイルの完成を楽しみにしていてください。
それでは「D1GP2024」に参戦される「俺だ!レーシング」チームと山中真生選手の応援をどうぞよろしくお願いいたします!