カーライフ
2022-8-29
鉄チンホイールのかっこいいおすすめカスタム5選!塗装方法も解説!
鉄チンホイールとは?特徴をチェック!
鉄チンホイールとは「スチールホイール」のことです。語源の由来は諸説ありますが、物体を成形する際に使う鉄砧(てっちん)という鉄の塊が、スチールホイールの黒い塊に似ていることが関係していると言われています。
鉄チンホイールはクラシカルな雰囲気が魅力的で、あえて鉄チンホイールを装着するユーザーも増えています。また、アルミホイールが主流の現在でも、鉄チンホイールは軽自動車やコンパクトカー、商用車などに採用されています。
なお、株式会社スタルジーによる自家用車に関する調査・アンケートでは、「好きなホイールの種類を教えて下さい」というホイールのデザインに関する質問に対して、最も人気だったのがスポークホイールで、続いてディッシュホイールとメッシュホイールが同数でした。デザインの参考にして頂ければと思います。
鉄チンホイールのメリットとデメリットをご紹介!
鉄チンホイールのメリット3つとデメリット2つを紹介します。
メリット
・安価に購入可能
・強度が高い
・クラシカルな雰囲気になる
鉄チンホイールはアルミホイールに比べて価格が安く、軽自動車などの純正車種に採用されていることから強度の高さも確保しています。本体だけでも丈夫で傷がつきにくいですが、ホイールカバーを装着するとさらに傷や汚れの付着を防ぐことができます。
また鉄チンホイールはクラシカルな雰囲気が人気を集め、近年カーカスタムのトレンドになっているのをご存じでしょうか?鉄チンホイールをカスタムしてから装着すると、車好きから注目されるのは間違いありません。
デメリット
・デザインのバリエーションが少ない
・熱がこもりやすい
アルミホイールに比べてデザインのバリエーションが少ないことは一番のデメリットと言えるでしょう。また、鉄チンホイールはスポークの隙間が少なく熱がこもりやすいため、ブレーキパッドの消耗が早くなるといった不具合も起こりやすくなります。
ただし自動車メーカーの鉄チンホイールは、日常で使用する分には熱がこもることの影響はありませんので安心してください。
鉄チンホイールはダサい?その理由とは
鉄チンホイールがダサいと言われる理由は、アルミホイールに比べてデザインの自由度が低くカスタムも行いにくいためです。アルミホイールはデザインが多彩で純正車種での採用率が高く、社外品からはおしゃれな製品も販売されています。
アルミホイールと比べてしまうと、どうしても見劣りする部分があることは否めません。また、ホイールカバーも樹脂製で質素なデザインが多いため、かっこ悪いと言われる原因の一つと言えるでしょう。
逆に言うと鉄チンホイールを装着している車が少ないからこそ、カスタムを施すと注目を集めるチャンスでもあります。
鉄チンホイールのおすすめカスタム5選!
鉄チンホイールをかっこ良くする、おすすめのカスタム方法5選を紹介します。初心者向けと上級者向けに分けてお伝えしますので、ぜひ参考にしてオリジナリティー溢れるホイールに仕上げてください。
【初心者向けカスタム①】トリムリングの装着
ホイールのリム部分に装着するだけで、大きくイメージを変えられるのが「トリムリング」です。トリムリングは一般的にステンレス製で、光沢のある円形のものです。
装着方法はホイールにはめ込むだけです。誰でも簡単に取り付けられるのでカスタム初心者でも失敗しません。また、近年クラシックカーのカスタムのブームになっている「デイトナ風」に仕上がるのも嬉しいポイントです。
「デイトナカスタム」とは、フロリダ州デイトナビーチで行われるレースの参戦車両「NASCAR」をモチーフにしたカスタムです。
【初心者向けカスタム②】リムステッカー貼り付け
ホイールのリム部分に、カラードのステッカーを貼るお手軽カスタムです。価格もリーズナブルで車体にタイヤがついている状態でカスタムできるため、手間もかかりません。
リムステッカーは赤や金、紫などのカラーラインナップがありますので、ボディカラーとのバランスを考えて購入しましょう。
【初心者向けカスタム③】センターキャップの装着
ホイールにセンターキャップを装着すれば、車はクラシカルな印象に仕上がります。自動車メーカーのエンブレムロゴもありますので好みで選択してください。
黒一色の鉄チンホイールにメッキの華やかさが欲しい方は、ぜひ装着を検討してみてください。
【上級者向けカスタム①】塗装
ホイールにスプレーで塗装すると、見た目が一段と変化するのでカスタムをしている感覚が楽しめます。ここでは鉄チンホイールを塗装する工程を簡単にお伝えします。
1. マスキングテープでホイール以外を養生する
2. ホイールの塗装を剥離剤で剥がす
3. ホイール表面の傷や凹みをキレイに整える
4. 念入りにホイールを脱脂する
5. 塗料がつきやすくなる下地スプレーを塗布する
6. スプレーで塗装を施す
7. 必要に応じてクリアー剤を塗布する
塗装時のポイントとしては、念入りに脱脂を行うことで、塗装の乗りが良くなり耐久性が飛躍的に上がるので覚えておきましょう。
スプレー缶の使用量の目安は、1本で14インチホイール4本を塗装できるくらいです。鉄チンホイールの塗装はDIYでも十分に可能ですので、道具を揃えてぜひチャレンジしてみてください!
【上級者向けカスタム②】切断・溶接加工
ホイールに切断や溶接加工を施し、深リムにするカスタム手法です。車高を下げてもホイールがフェンダーからはみ出にくくなるため、迫力のロースタイルが手に入ります。
鉄チンホイールを加工するためには専用の設備や知識が必要となります。依頼する際は加工実績や信頼のある業者を選んでください。
ホイール塗装の料金は?〜相場を専門店とDIYで比較〜
専門店とDIYで鉄チンホイールを塗装する場合の料金の相場は以下の通りです。
専門店でホイール塗装する場合の費用相場
・1本9,000円前後(4本36,000円前後)
専門店へホイール塗装を依頼すると、相場は上記のようになります。カラーラインナップが豊富で、DIYより自分好みのカラーに塗装しやすいのがメリットです。
鉄チンホイールの塗装はほとんどのカーショップで対応可能ですので、キレイに仕上げたい方はぜひお近くのカーショップを訪れてみてください。
DIYでホイール塗装する場合の費用相場
・ホイール用塗装スプレー 1,500円
・サンドペーパー 1,000円
・マスキングテープ 500円
・クリアー塗料(メタリックカラーの場合) 1,000円
合計4,000円
DIYで塗装すれば専門店に依頼するよりも費用をかなり抑えられます。塗装の経験がある方は鉄チンホイールの塗装にぜひチャレンジしてみてください。
鉄チンホイールをかっこよく!メッキ加工の方法を解説
1. ホイールの塗装を剥がす
2. ホイール表面の傷や凹みをキレイにする
3. 脱脂する
4. メッキ加工を施す
鉄チンホイールは黒く塗装されているのが一般的ですので、まずは剥離剤を使って黒い塗装を剥がします。塗装されたままの状態ではメッキ加工ができないので注意しましょう。
メッキをホイールにつきやすくするために、サンドペーパーでホイール表面の傷や凹みをなめらかに整えます。表面を整えたら脱脂剤で油分やブレーキダスト、泥などの汚れを丁寧に落としてください。
表面の汚れや油分を落とす作業は塗装においてもっとも大切な工程です。キレイに洗浄したら、専用の設備でメッキを液体状にしてから鉄チンホイールを漬け込みます。ホイールにキレイなメッキの被膜ができたら完成です。
メッキ加工は金属を溶かすための設備が必要ですので、専門業者へ依頼してください。ぜひ鉄チンホイールにメッキ加工を施して、オリジナリティー溢れるホイールに仕上げましょう!