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2018-12-27

【5分でわかる】50系プリウスの前後期の違い。マイナーチェンジでどこが変わったかを解説。

タグ: トヨタプリウス


2018年12月17日に50系プリウスがマイナーチェンジをして新発売されました。プリウスが50系にモデルチェンジしたのが2015年12月9日なので、ちょうど3年になりますね。大人にとっての3年ってあっという間ですが、中高生などの学生さんにとっては長い3年ですよね。3年あればたくさん成長できます。トヨタもこの3年間に新しい技術などを開発しているので、マイナーチェンジした50系プリウスがどれだけ成長したのかを前期モデルと比較しながらチェックしていきましょう。

車両本体価格が全体的にアップ

後期モデル(50系プリウス)

※北海道、沖縄は価格が異なります

前期モデル(50系プリウス)

※データは2015年12月9日発売当初のものになります ※北海道、沖縄は価格が異なります


フルモデルチェンジやマイナーチェンジをするたびに車両の価格がどんどんあがっていくは世の常というものですが、50系プリウスもご多分に漏れず価格が上昇しています。ベーシック的なグレードの「S」(2WD)を比較すると前期モデルが247万9091円なのに対して、後期モデルは256万5000円になっています。その差は8万5909円です。結構高くなりましたね。ちなみに「S “ツーリングセレクション”」(2WD)になると10万4073円も高くなっています。ちなみに最上級グレードになる「Aプレミアム “ツーリングセレクション”」(2WD)は前期モデルが319万9745円なのに対して、後期モデルは328万4280円です。その差は8万4535円となっています。

前後バンパーまわり以外はほぼ変更なし

後期モデル(50系プリウス)

フロント


リア

前期モデル(50系プリウス)

フロント


リア


マイナーチェンジの醍醐味といえばやっぱりフロントとリアのデザイン変更にあります。前期と後期の画像を並べましたが一目瞭然ですね。かなり前衛的だった前期のデザインは影を潜めて大人しいスタイルになっていますね。バンパーデザインだけではなくて、ヘッドライトやテールランプの形状そのものから変わっているので、印象がだいぶ異なります。また、フロントのLEDフォグランプは前期モデルのアクセサリーランプ一体型からそれぞれ別々の位置に変更されています。後期モデルはバンパーロアグリル横の丸いランプがフォグランプで、バンパー左右の縦型のLEDがアクセサリーランプになっています。リアコンビネーションランプも前期ではリフレクターも一体型になっていましたが、後期は別体となっていますね。

画像を重ねて見比べてみましょう


画像を重ねてビックリするのが、画像自体は一緒でCG処理を施しているだけなんですね。おかげで違いがよくわかります。ポイントはやはりフロントとリアのデザインですが、こうしてみるとヘッドライトが大幅に変わっているのにボンネットの形状は変わっていないのかもしれませんね。またフェンダーを含めてサイドまわりも一切変わっていないようにみえます。
ちなみにこちらのボディカラーですが、前期モデルは「エモーショナルレッド(3T7)」ですが、後期モデルは「エモーショナルレッドⅡ(3U5)」となっています。鮮やかさがアップしているとのことですが、これは実車を見比べてみなくてはわからないかもしれませんね。 ブルーメタリックは新色です。

最近のトヨタ車らしい目つきになりました


ヘッドライトの下側ばバンパーに食い込む独特のデザインは斬新でした


縦基調だったテールランプは横基調に変更されたことでワイド感がでましたね

ついに縦型ナビが選べます

後期モデル(50系プリウス)

前期モデル(50系プリウス)

後期モデル(50系プリウス)

前期モデル(50系プリウス)


インテリアはなんといっても前期モデルでは一部のグレードしか採用されていなかった縦側のナビがセットできるところにあります。11.6インチのT-Connect SDナビゲーションシステムはぜひ使ってみたいところですね。ただし全グレードに装備できるわけではなく、Aプレミアム“ツーリングセレクション”、Aプレミアム、A“ツーリングセレクション”、Aの4グレードのみのオプション設定となっているので気をつけましょう。
また専用通信機DCMを全車に標準装備しているので24時間365日オペレーターがドライブをサポートしてくれます。しかも3年間無料。

こちらも画像を見比べてみましょう


大きく変わるところはナビを中心としたインパネまわりのデザインとなります(Aプレミアム“ツーリングセレクション”、Aプレミアム、A“ツーリングセレクション”、Aのみ)。また、前期モデルでは随所にホワイト加飾のパネルが採用されていましたが、後期ではブラック加飾となり上質感をプラスしています。
ちなみに後期モデルでもクールグレーの内装色は選べるようになっています(一部グレード除く)。

Toyota Safety Senseが標準装備!


前期モデルの50系プリウスでは先進安全機能は「Toyota Safety Sense P」が採用されていました。主な機能はこちらです。
■プリクラッシュセーフティ(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
■レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
■レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)
■オートマチックハイビーム
後期モデルになって「Toyota Safety Sense」という名称に変わりましたが、主な機能は同じです(厳密なセンサー感度の変更などは不明)。しかし、前期モデルでは基本的に「A」系統のグレードのみの設定でしたが、後期モデルになって全グレード標準装備になりました。

リアクロストラフィックアラート

Aプレミアム“ツーリングセレクション”、「Aプレミアム」、A“ツーリングセレクション”、「A」にT-Connect SDナビゲーションシステムとセットまたは、ナビレディセットとセットでオプション設定


追加された安全機能は「リアクロストラフィックアラート」といって、駐車場から後退するときに、左右後方から車が接近してきたら、レーダーで検知してドアミラー内にあるインジケーターの点滅とブザーで危険を知らせてくれるという機能です。車をバックさせるときは死角になりやすいことが多いので、うれしい機能ですね。Aプレミアム“ツーリングセレクション”、「Aプレミアム」、A“ツーリングセレクション”、「A」にT-Connect SDナビゲーションシステムとセットまたは、ナビレディセットとセットでオプション設定。

先進的さを実感できる


今回のマイナーチェンジではパワートレーン関する変更は発表されていません(こっそり変更している可能性はありますが)。主となるのは、安全装備の標準化に加えて、専用通信機DCMの標準装備です。これによって、コネクティッドカーとしてさらに進化したわけです。すごく簡単にいうと、車は自動運転となって、インターネットにつながるモノへと少しづつ変わっていっているようです。まだまだ進化の途中ではありますが、マイナーチェンジをした新型の50系プリウスは車の最先端を感じられる1台といえるでしょう。 

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