カーライフ
2022-3-31
人気のホイールデザインをご紹介!選び方や注意点も解説!
この記事では車のホイールの構造や表面カラーによる違い、選び方まで徹底解説します。ホイールの購入を検討されている方は、デザインの種類や購入時の注意点にも目を通してください。おすすめホイールブランドもお伝えするので、選び方で失敗したくない方必見の内容です!
ホイールとは?素材・構造・カラー・サイズに様々な種類があります!
車のホイールとは、タイヤに組み込まれている車輪状のものです。エンジンから伝わる動力源を、地面に接するタイヤに伝える重要な役割を果たしています。ホイールの役割は主に2つ、車の印象を左右する「デザイン」と重量による「運動能力」です。
ホイールの素材は大きく分けて4種類ありますので、それぞれの特徴を解説します。
【ホイールの素材①】スチールホイール
スチールホイールは鉄砧(てっちん)ホイールとも呼ばれ、一昔前は国産車の定番ホイールでした。デザインバリエーションは多くありませんが、壊れにくく現在でも一部の純正車種に採用されています。
【ホイールの素材②】アルミホイール
アルミホイールはアルミニウム合金で製造され、軽量かつデザイン性が高いのが特徴です。国産車・輸入車問わずほとんどの車に採用されており、社外品ホイールとしても人気があります。
【ホイールの素材③】マグネシウムホイール
マグネシウムホイールはアルミニウム合金より軽量な、マグネシウム合金で製造されたホイールです。重量を同等サイズのアルミホイールと比較すると、3分の2ほどしかありません。
軽量なホイールは車の軽快なハンドリングやコーナリング性能の向上に直結するため、F1などのレースシーンで多く採用されています。
【ホイールの素材④】カーボンホイール
カーボンファイバーで製造された超高強度かつ超軽量なホイールです。海外のハイパーカーメーカーであるブガッティやケーニグセグなど、ごく一部の車種にのみ採用されています。
ホイールの種類 | 重さ | デザイン性 | 加工のしやすさ | 価格 |
---|---|---|---|---|
スチール | × | × | △ | ◎ |
アルミ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ |
マグネシウム | ◎ | ◯ | × | × |
カーボン | ◎ | ◯ | × | × |
アルミホイールの構造は「鋳造」と「鍛造」の2種類
アルミホイールの構造は製造方法によって「鋳造」と「鍛造」に分かれ、おもにデザイン・重量・価格に違いが出てきます。
鋳造(ちゅうぞう)
金型に溶かしたアルミ合金を流し込み、そのまま冷やして固める製造方法です。デザインバリエーションが豊富でコストを抑えられることから、流通しているほとんどのアルミホイールは鋳造製です。
鍛造ホイールに比べて重量が重く耐久性が低いという弱点がありましたが、近年の「フローフォーミング製法」により弱点を克服しつつあります。フローフォーミング製法とは、アルミホイールのリム部分をスピニングマシンで圧力を加えながら成型する加工法のことです。
鍛造(たんぞう)
金型に溶かしたアルミ合金を流し込み、冷やして固める際に何千トンもの圧力をかけて製造する方法です。高い圧力をかけることでアルミ合金内のス(気泡)がなくなり、薄く剛性の高いホイールに仕上がります。
鍛造ホイールは量産が難しいことから、価格が高い傾向にありますが性能や所有満足度の高さから人気が衰えません。
ホイールの人気カラーを3つ紹介
ホイールを購入するうえで覚えておきたい、代表的な人気カラー3つを紹介します。
【人気カラー①】ブラックポリッシュ
ブラック塗装したホイールの一部を研磨(ポリッシュ)し、アルミ地を見せる表面処理方法です。ブラックとシルバーのツートンホイールというと、イメージが湧きやすいかもしれません。
純正ホイールや社外品ホイールでも多く採用されており、ホイールカラーの定番的存在です。
【人気カラー②】ブラッシュド
アルミ素材の表面に研磨ペーパーを入れて仕上げる表面処理方法です。研磨加工を途中で終わらせたような無骨さで、金属感が感じられるものになっています。
アルミ表面を筆で払ったようなキレイな細かいラインは、プレミアムホイールに多く採用される人気カラーです。
【人気カラー③】マットブラック
マットブラックのホイール表面は、あえて光沢感を無くしたザラザラとした仕上がりです。スポーティーデザインを意識している近年の車に、マットブラックのホイールカラーは相性が抜群です。
2018年頃から流行しており、マットブラックカラーのホイールがメーカーオプションで設定されている車種も多数存在します。
ホイールにはさまざまなデザインが!種類を解説
ホイールのデザインは大きく分けて4種類、それぞれの違いを解説します。
【ホイールデザイン①】スポーク系
スポーク部分を強調するデザインで、ホイールの王道的存在です。クセがなくシンプルなデザインは、どんな車種にもマッチします。
スポークの太さによって、力強くみえたりスポーティにみえたりと表情が大きく変化します。
【ホイールデザイン②】メッシュ系
メッシュ系ホイールは細かな網目形状が特徴で、軽快で疾走感を感じさせるデザインです。軽量なホイールが多いことから、レースカーやスポーツカーでの採用が多くみられます。
【ホイールデザイン③】ディッシュ系
ホイールのディスク面が、ディッシュ(皿)に覆われたようなデザインが特徴です。ディスクの大部分を覆うことで、インパクトや重厚感を表現したい方におすすめです。
【ホイールデザイン④】フィン系
フィン系デザインは本数の多い細身のスポークがラグジュアリーな印象を与えます。クラシカルな印象も併せ持ち、メルセデス・マイバッハやトヨタ センチュリーなどの最高級車に採用されています。
ホイールはどう選ぶ?選び方のポイントをチェック!
ホイール選びは何を基準に考えたらいいのでしょうか?ホイールの選び方のポイントを2つお伝えします。
【ホイールの選び方①】車とのバランスを考える
ホイールを選ぶ際は愛車とのバランスが取れているかどうかを考えましょう。ホイールは素材やデザイン、カラーによって車の印象を大きく変えられるカスタムパーツです。
例えば、都市型SUV車には力強さと無骨な印象を与える「スポーク系ホイール」や、ラグジュアリーで都会的な「フィン系ホイール」がおすすめです。
【ホイールの選び方②】好きなブランドで統一する
好きなブランドのホイールを購入し、エアロパーツなどと同一ブランドで揃える方法です。ブランドオリジナルのエアロパーツやホイールなどは、同一ブランドで揃えることで「統一感」が出るように設計されています。
ブランド愛が強い方にぜひおすすめしたいホイールの選び方と言えるでしょう。
ホイール選びを失敗しないための注意点とは?
ホイール選びで失敗しないための注意点を2つ紹介します。
【注意点①】ホイールが適合しない場合がある
「適合表」を確認せずにホイールを購入すると、装着できなかったりボディに干渉したりする恐れがあります。愛車にホイールが装着できるかを判断するためには、メーカーが発行する「適合表」が必要です。
装着できるかわからない場合は、ホイールメーカーや店舗スタッフに必ず確認しましょう。
【注意点②】妥協して購入すると後悔する場合がある
予算や流行などでホイールを購入した場合、後悔する可能性があります。ホイールに限らず、製品を購入する際は、素材やデザインなどを含め「本当に自分が気に入ったもの」を選び妥協しないことが大切です。
色々な製品を見聞きしていくと、自分の本当の好みがわかりますので焦らず少しずつ視野を広げていきましょう。
人気のホイールデザイン3選!おすすめブランドもご紹介
ホイールからエアロパーツの販売、コンプリートカー製作までを手がける車の総合カスタムメーカーであるクールレーシングのホイールブランドをご紹介します。
クールレーシングはカスタムカーの祭典「東京オートサロン」に毎年車を出展したり、運営するYouTubeチャンネルの登録者数が22万人を超えていたりと多くの実績があります。
今回は、クールレーシングのホイールブランド「VERZ WHEELS(ヴェルズ ホイール)」の中から3つを抜粋して紹介します。人気のホイールデザインやコンケーブ形状を取り入れた製品がありますので、ぜひ購入する際の参考にしてみてください。
【おすすめホイール①】DESIGN(デザイン)
「デザイン」は、ヴェルズホイールの中で最もラインナップ数が豊富なシリーズです。繊細かつ軽快なデザインが印象的なメッシュ系やフィン系、力強い5本スポーク系など5種類のラインナップを取り揃えています。
カスタムオーダープランなら、コンケーブ形状の深さを変えたりディスクにブラッシュド加工を施せたりできますので、まずは目を通してみることをおすすめします。
コンケーブ形状とはディスク面のスポークが、ホイールの中心に向かって途中でグッと急降下する形状のことです。ホイールの立体感や奥行きを表現する手法で、ホイール業界のメガトレンドになっています。
「DESIGN(デザイン)」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【おすすめホイール②】KRONE(クローネ)
鍛造2ピースホイールをラインナップする「クローネ」は、6本スポーク系とメッシュ系の2種類があります。鍛造2ピース構造の採用で強度問題をクリアし、市販品ホイール最上級とも言える、ウルトラディープコンケーブ形状を実現しています。
2ピース構造でミリ単位のインセットオーダーを組むことで、愛車とホイールのバランスを極限まで高められるでしょう。
「KRONE(クローネ)」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
【おすすめホイール③】FORGED(フォージド)
「フォージド」はクールレーシングブランド初となる1ピース鍛造ホイールです。エッジが立って硬質感を感じられるスポークは、2段階に角度を変えながら中心へ急降下するコンケーブ形状が印象的です。
コンケーブの深さは「ミドル・ディープ・ウルトラディープ」から選べますので、好みの車高や適合についてスタッフとよく相談してから購入しましょう。
「FORGED(フォージド)」について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。