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2023-8-23
【エアロ】VRARVA ORCUS(ブラーバ オーカス)開発状況、新工場【デリカ:D5】
こんにちは。撃つ!撃つ!撃つ!斬る!斬る!斬る!長岡です。
2001年の今日はカプコン社からPS2ソフト「デビルメイクライ」が発売されました。
元々はバイオハザード4として開発されていたものの「既成概念に囚われない新作にする」というプロデューサーの要請からアクション性を前面に押し出して作られていました。
その後アクション演出はさらに強化されゲームの方向性が変化したため、完全オリジナルタイトルとして開発・販売された経緯があります。
硬派な難易度と派手に敵を倒す爽快感、スピーディなアクションと簡単操作でコンボが決められる事が人気を呼び、国内では65万本を売り上げました。
さて本日は奇想天外のカスタムカー「VRARVA ORCUS」の開発状況と大阪新工場の設備をご紹介します。
■開発は最終段階へ■
フロント周りを現車合わせでモデリング中です。
ライト類以外は全て交換しており、ベース車がデリカD5だと分からないほど手が入っています。
押し出しが強く上部をボリュームアップしているため、実寸より大きく見えるのもポイントです。
片側で30mmのワイド設定となります。
サイド~リア周りはパーツ点数の多さ、スライドドアといった難関をクリアするため開発中です。
完成まで乞うご期待。
VRARVA ORCUS コンプリートカー詳細:https://vrarva.jp/completecar/orcus/
■KUHL JAPAN 大阪工場紹介■
これまでエアロ開発・製造は大阪の藤井寺工場にてハンドレイアップ(人の手で積層成形していく方法)、真空機械によって行ってきました。
しかし藤井寺工場が手狭になってきたことや、最大級の真空成型機・5軸ルーターを導入したこともあり大阪府八尾市に新工場を開設しました。
大型バンパーも成形可能な真空成型機です。
こちらはデリカD5オーバーフェンダー用の型となります。
この型を真空成型機に固定、材料となるABSシートを加熱、真空吸引によって成形したシートを冷却・離型という工程を経て作られます。
取り出した成形品は余分な箇所のカットや穴あけ等の加工が必要となりますので、この5軸ルーターがトリミングや仕上げを行います。
この方法は従来のFRPハンドレイアップ製法と比較して塗装工程が減り量産に向いているため、納期短縮と大量生産が可能になります。
こちらは換気ブースです。
先ほどのABS真空成型では出来ない形状や、FRPの方がいい場合も多数存在するためFRPハンドレイアップ製法のカットや仕上げに用います。
最後はKUHLが独自研究を続けている世界最大級の真空機械で、シリコンを使って射出成型の代わりとして量産していきます。
射出成型はペレットと呼ばれる粒状の樹脂を加熱して溶かし、金型に流して成形する方法です。
組み立て前のプラモデルが分かりやすい例かもしれません。
長所は大量生産や精度の高さにありますが、金型が最低でも数百万円するため何千何万と売らなければ元が取れないのです。
その点、こちらの真空機械は金型の代わりにシリコン型を使うことで射出成型でないと作れない形状も量産可能になりました。
というわけで、今後のKUHLエアロパーツをどうぞお楽しみに。以上、オーカスと新工場の紹介でした。
※アフターパーツメーカーさまの中でシリコン型成形に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
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