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2025-11-10

【R35前期の不具合あるある直します】日産R35GT-RのメーターLED打ち替え!

KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極


日産R35GT-RのメーターLED打ち替え!


KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極

今日もKUHL大阪ブログをご覧頂きありがとうございます!大阪店メカニックの水野です!今日のテーマは「LED打ち替え」です。

R35の他にもLED打ち替えと言えばエアコンパネルやウィンドウスイッチなど純正の色から好きな色に打ち替えるといった事例はマイナーなカスタムで難易度も打ち替えるLEDによってもかなりまちまちです。

メーターLED打ち替えはカスタムの色より修理としての側面の方が大きいです。というのもR35前期型に関しては主に触媒による排熱でメーター周りが高温になり熱に弱いLEDが球切れを起こすことが多いです。(※中期以降では排熱に対する対策が施されており比較的球切れの事例は少なめです。)

そこでメーターをAssyで交換するのも勿論手段としては有りなのですがかなり高額なパーツですので可能であればAssyでの交換は避けたいです。ですのでKUHLではメーターLEDの打ち替えをしており、推奨しております。

今回はその作業を少しずつ紹介させていただければと思います!


メーター打ち替えに使用した工具や電装品


メーター打ち替えでは基盤から直接はんだ付けされたLEDチップを取り除いたり接続をしますのでかなり厳重な静電対策や異物対策をするために丁重で細かな道具が必要になります。

これらは必要な道具の一部とその例ですので少しだけ紹介します!

KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極ピックツール

ピックツールです。

メーター構成部品の精密機器部や各種ツメで引っかかっている部分をこういったピックツールで保持などをします。すべて使うわけではありませんがこれだけ繊細に出来るような道具が必要です。

はんだごてとはんだ

はんだごてもできるだけ細かな作業が出来るように温度調節はもちろん、先端もアタッチメントが変えれるようになっているので先端の細いものに変えます。

チップを外す際には1本では時間がかかるので2本同じものを用意して作業をしていきます。

外すときの温度と取り付けるときの温度は変えて前者では420℃、後者では370℃付近で作業します。

KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極ダイオード検査用アノードカソード

ダイオード

LEDチップの単体点検に使用します。アノード(+側)、カソード(-側)をよく見てチップが点灯するかをよく見ておきます。

ダイオードで点検するために家庭用電圧から引ける12V変換コンバータも用意しておきます。

KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極

LEDチップ

これが今回の打ち替えの主役です。3528白色6000K4極というサイズを使います。3528は前後2桁で分けたサイズを表しており、3.5mm×2.8mmになります。採用されているチップによってサイズはまちまちですがR35のメーターLEDはこのサイズです。

また4極というところに注目する必要が有り、LEDチップにはおよそ4極もしくは2極があります。メーターのように調光が必要な箇所には4極、LEDの点灯⇔消灯の2通りで良ければ2極といったイメージです。4極の方が2極に比べて取り付けの難度は高くなっています。

アノード1極に対してカソードが3極になっており、カソードの通す極を変更することで調光を行っています。

これらは工具の一部でその他基盤やその周りを触れる際には素手ではなく綿の手袋の装着は必須です。

これを踏まえて作業を進めていきます。


LED打ち替え作業の流れ


KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極

現車からメーターを外して基盤にアクセスしていきます。メーター本体や針に向かうカバーを開けるタイミング辺りから静電を防ぐため手袋は必ず装着します。

大小のカバーの取り付けの順や針の初期位置、LEDチップ、基盤についているシフトインジケーターの液晶のカプラーなど、全ての位置に誤差が出ないように慎重に行っていきます。

KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極

LEDチップを外した後の取り付け面のはんだの清掃の写真です。外したのみのチップ取付面は残ったはんだでボコボコになっているので清掃をして残ったはんだを取り除き取り付け面を平たくしていきます。

これを怠るとLED不灯や組み付け不良の原因になります。

KUHLR35GT-RメーターLED打ち替え日産3528白色4極

LEDチップは全部で24個あり、そのすべてを交換したら基盤をある程度組んだ状態でLEDの点灯確認をします。基板上でのダイオードでの点灯確認もしていますがあくまで単体の点検ですので最後は実際に現車に接続して確認をすることが必須です。

また、針も外しておりますので必ず行う事として、針のゼロ点を調整します。これは現車に写真の通り接続したとき、イニシャルチェックが入りますのでこのときの針の位置が悪いと特にタコメーターとスピードメーターは0に合わずに組み付けることになってしまいます。これをイニシャルチェックで限りなく0と合うところで組み付けをしていきます。

写真が少し少なかったですがおおよそこのような流れで作業を進めて現車セッティングで最終確認をすることが必要な場面もありますので非常に繊細な作業になってきます。

R35の前期では特に多い事例となっておりますので一度確認してみて切れているようであれば是非LED交換をおすすめいたします!

今回行いましたメーターLED打ち替えは8~10万円にて承っております!その他色の変更、エアコンパネルなどのLED打ち替えも依頼承っておりますのでよろしくお願いいたします!


メカニックの水野よりブログ定期更新についてお知らせ


今回のブログ11月前半をもって、メカニック水野のブログ定期更新は人事異動に伴って11月後半より【KUHL KARS AICHI】からお送りいたします!

毎度なかなかお目にかからない作業の瞬間を内容濃くお届けして参りますのでよろしくお願いします!


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