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2024-12-25

【ホンダ シビックTYPE-R FL5】SPOONダウンサス取り付けーKUHL前橋駒形STORE

こんにちは!KUHL前橋駒形STORE メカニックの水野です。

本日はシビックTYPE-R(FL5型)のダウンサスの取り付けを依頼いただきましたので作業をご紹介します!


フロントからご紹介です!先に注意ですがかなり工数が多く写真が少ないですが、取り外し前の写真です。
FL5型はフロントストラットタイプですがかなり特殊な「デュアルアクシスストラットサスペンション」というサスペンション形式と言うそうです。
ホンダではよくあるナックルにダンパーが差し込まれている形でFL5も漏れなくそのタイプでした。

写真は取り付けたあと、1G締め付け前の写真です。
順番としては、
1.スタビリンクとカプラー類、レベライザーやブレーキホースのダンパーに纏っている配線類などを外します。
※このタイミングでアンダーカバーを外しておきます。これがビックリするほど大きく3パーツほどあります。
2.ロアアーム、タイロッドエンド、ナックルとロアアームをつなぐテンションロッドを外します。
※ロアアームとタイロッドエンドはジョイント径が違いますのでプーラーの取り扱いに注意して作業します。
3.ナックル下部のボルト(長短2本)を外します。
4.ダンパー下部のボルトナットを外しておきます。
5.ジャッキなどでロアアームを支持してアッパーマウントの3本のナットを外します。
※スプリングを外しますのでダンパートップのナットを緩めておきます。
これで外す準備はできました。

※写真はスプリング交換後の写真です。
このままショックを外していきますが車外にダンパーを引き出すのが大変でした。。ナックルとロアアームを切り離したうえでナックルを内側へ入れ込みフェンダーに傷を付けないようにそっと取り出しました。ダンパーが入り込んでいる部分に浸透潤滑剤をたっぷり流し込むとかなり抜きやすく入れ込みやすかったです。
またあまりナックルを手前に引っ張り出しすぎるとドラシャが抜ける可能性もあるのでジャッキで支持しながらスプリング交換しました。

スプリングは持ち込みでSPOONのダウンサスです!前後20mmダウンでバンプラバーのカットも必要になります。(説明書記載)
フロントに関しては前後巻方向が違います!これもホンダのこだわりですね~!巻き数は2巻ほど多く、干渉異音対策でチューブが入っています。

基本的に逆順序で取り付けていけば問題なくいけました。整備マニュアル通りにトルク管理して終了です。
ダンパーを引き抜くためにかなり難儀しました。2人での作業は必須です。

対してリヤ側はかなり容易です。バンプラバーのカットですがリヤは付いておりませんでした。試走にてバンプタッチもありませんでしたのでアライメントを取り直して完了です。夜の撮影でフェンダー周りが少し見えづらいですがおおよそ指1本半ほどのクリアランスでした。純正より巻き数の関係でしっかりとした味になっています。
FL5型が出てきて足周りのカスタムとしてSPOONのダウンサスがよく選ばれますが選ばれる理由がわかった作業でございました。

今回はご依頼いただきありがとうございました!FL5型に関しては半日お預かりしての作業になります。ご依頼のご相談有りましたらKUHL前橋駒形STOREにてお待ちしております!