@雑記 やっぱりSEMAはカスタム以外にもブッ飛んでいたっていうお話。

どうも僕です(・ω・)ノ

 

 

 

毎年ラスベガスで開催されておりますカスタムカーの祭典”SEMA SHOW”。

例年どんだけブッ飛んでいるのかはさておき、今年も何かと面白いクルマが展示されていたみたいで話題に困りません。

 

 

ENTRY NO.1 「 盗難車 」

いきなりアクセル全開です( д) ゚゚

Quintin Brothers Auto and Performance社が制作したダッジ「チャレンジャー」は、出展前に停めていたホテルの駐車場で盗難にあったのだとか。

程なくしてネバダ州ハイウェイパトロールやラスベガス警察のパトカー計14台によって壮大なカーチェイスが始まります。(ゴリゴリのカスタムカーでそんなことされたら怖いです)

最終的に逃げられないと判断した犯人はチャレンジャーごとパトカーに突っ込み、デモカーは大損壊。最高出力1000馬力オーバーのハイパーカーが無残な姿へと変わってしまいます。

ですが同社はこのチャレンジャーを「そのまま」出展することに決定。まじですか。

その理由を担当の方は、このように語りました。

 

「私達は、このチャレンジャーを出展するという目的のためだけに、多くの時間と費用をかけました。盗難、破壊されたことは非常に残念だが、地元警察をはじめ多くの人々の協力によってチャレンジャーは戻ってきました。そんなトータルの意味での”現状”をみんなに見てもらうために、あえてこのまま出展することにしたんです」

 

もちろん同社だって、きっとフルカスタムされた最高の状態を見てもらいたかったことは言うまでもありません。

しかし、戦いのキズさえも”コーディネート”してしまうという選択は、中々誰にもできるものではないと思うんですよね…あっぱれでございます。

ちなみにこのニュースは主要テレビ局のニュースでも大々的に取り上げられ、全米に放送されました。

企業としての大きな選択が、これ以上ない広報活動を生んだ素敵なケースですね\( ‘ω’)/

 

 

ENTRY NO.2 「 黒こげ車 」

どうせ映画かなんかの撮影に使われた的なヤツだろ\( ‘ω’)/

と思っていたのですが、こちらは山火事から多くの命を救った素敵な一台という、これまたトンデモヒストリーを引っ提げたお車でした。すんません。

ランプ類の米国大手メーカーSPYDER社のブースには、車両右側が黒焦げのタンドラ(北米トヨタ)を出展。

このクルマは2018年11月にカリフォルニア州北部で発生した山火事の際、地域の病院で看護師長を務める男性が、迫りくる山火事から患者達を避難させ、炎のなかを自らも同僚と一緒に避難したときに乗っていたクルマなんだとか。

なぜランプメーカーの展示車両が、黒焦げタンドラなのか…?

実はこのタンドラ、ランプ類は熱で溶けてしまったものの、なんとこの状態でもライトは点灯して、自走も可能だったとのこと。とんでもなくタフです( ゚д゚)

どんな状況下においても、必要時に”ちゃんと機能する”ことの大切さを教えてくれる一台ですね。

 

 

また、お国柄というのか、面白いなぁと思うのは、SEMAには毎年最終日に出展車両がパレードランを行う「SEMA IGNITED CRUISE」というイベントがあります。

ショーカーの中には、超ド爆音のサウンドカーがガンガン走行したり、鉄道用ホーン(←!?)を鳴らしながら巨大なピックアップトラックが走行したり…日本では考えられないようなブッ飛びカスタムカーがガシガシ走っている横を、警察官も楽しそうに交通整理しているんだそうです。

カスタムが容認されている、のではなくて、何かを楽しむ余裕があるっていう方が大きいように思います。

日本と向こうのハロウィン比べたら一目瞭然でしょう(‘ω’)

 

KUHLも、そんな人々の前に出て、何かをくすぶり揺さぶることができるように。

これからも面白いモノづくりを行っていければと思います\( ‘ω’)/

 

 

 

 

KUHLJAPAN 中條

 


 

◆出典元
くるまのニュース:日本は無理? 過激がウリの米カスタムカーショー大人気! なぜ盗難車から焦げた車まで展示するのか

 

ボコボコチャレンジャー、黒焦げタンドラの画像もあるよ\( ‘ω’)/

さらにパレードランの中に…KUHLは写ってるかな!?