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2019年2月28日

自動ブレーキ搭載義務化で2020年までに消えてしまう車がある。買っておくならいましかない?

2019.02.28

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2月12日に国連欧州経済委員会(ECE)が、2020年のはじめから衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)を義務化するっていう規則に40カ国・地域が合意したと発表しました。もちろんその国のなかには日本も入っています。

つまり簡単にいうと、2020年以降は自動ブレーキの搭載されていない新車は売りませんってことなんですね。まだどういう規則にするのかは決まっていないようですが、基本的に乗用車と軽自動車、小型商用車は対象となるようです。

これを発表したのが、自動車メーカーでもなく、日本の政府でもなく「国連」だってのが効力の巨大さを感じさせます。
国連といえば漫画ワンピースでいうところの”世界政府”みたいな存在。ワンピース好きならそれだけで、ことの重大さを理解していただけますでしょうか?ちなみに、この合意した国のなかには、アメリカや中国は入っていないようです。さすがです。
てことは、アメ車は自動ブレーキを標準装備する気がないのかな?なんてことも思っちゃいますね。

とはいえ、日本の新車の約70%はすでに自動ブレーキが搭載されているんですね。じゃああとの30%はなにか?今回は自動ブレーキが搭載されていないがゆえに、絶版となってしまうのではないだろうかという車種をピックアップしてチェックしたいと思います(一部商用車は除く)。

スポーツカーは自動ブレーキを搭載していない車が多い!

トヨタ・86

トヨタの自動ブレーキはトヨタセーフティセンスの一部としてプリクラッシュセーフティという名称で設定されています。さすがトヨタ、ほぼ全車に設定されているわけですが、設計が一世代前になってしまっているからなのか、残念ながら86は非搭載車となっています。
ちなみにレクサスは全車プリクラッシュセーフティが標準装備となっています。

ニッサン・GT-R

ニッサン・フェアレディZ

ニッサン・ノート ニスモS

※画像はノート e-POWER ニスモ Sなので異なります。

ニッサン・マーチ

ニッサン・キューブ

ニッサン・ティアナ

 

ニッサンでは先進安全装備をニッサンインテリジェントモビリティと呼んでおり、その中のインテリジェント エマージェンシーブレーキが自動ブレーキにあたります。ニッサンはプロパイロットなどの自動運転も積極的にアピールしているだけに、搭載車種が多いのかと思いきや、やはり設計が古い車種には搭載されていません。その中にはR35 GT-RやフェアレディZが含まれており、もし2020年までに自動ブレーキを搭載できなかったら絶版車になってしまうの?という不安が頭をよぎります。どうなるかはわかりませんが、新車で欲しい人は絶版になってしまう前に購入を検討しておいたほうがいいかもしれませんね。また、ノートはノート ニスモ Sのみ自動ブレーキ非搭載車となっています。これだけマニュアル車なんですね。

ホンダ・NSX

ホンダ・シビック タイプR

ホンダ・S660

ホンダ・N-ONE

ホンダ・N-BOX スラッシュ

ホンダ・N-WGN

自動運転技術にチカラを入れているホンダは、ホンダセンシングという名称で各車種に先進装備を搭載しています。そのなかで自動ブレーキは衝突軽減ブレーキ(CMBS)といってほとんどの車種に備わっていますが、ここでもやはりスポーツカーは除外されています。S660はまだしも、NSXやシビック タイプRはまだ出たばっかりの車種なので2020年に消滅するとは到底考えられません。しかも、シビックはタイプR以外のハッチバックとセダンには衝突軽減ブレーキが搭載されているので、物理的に無理ということはなさそうです。あと、ほかのNシリーズはデビューしてから時間がたっているので、しょうがないといったところでしょうか。

スバル・WRX STI

スバル・BRZ

自動ブレーキのパイオニアといえばスバルのアイサイトですよね。独自のステレオカメラ方式による精度の高さは随一ともいわれています。また、スバルではダイハツとのOEM車を数台(ジャスティや軽自動車)ラインアップしていますが、そちらはスマートアシスト搭載で自動ブレーキに対応しています。それだけ自動ブレーキにチカラを入れているスバルですが、WRX STIとBRZには搭載されていません。BRZは86との姉妹車なので86と同様なのはわかるとして、WRX STIの場合はWRX S4にアイサイトが搭載されているだけに搭載できないことはないと思ってしまいますよね。ホンダ・シビック タイプRと同じくスポーツモデルには搭載しないという方針なのでしょうか?

デリカ D:5

デリカ D:3

パジェロ

i-MiEV

ミツビシではミツビシセーフティテクノロジーといって衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)をほとんどの車種で搭載をしていますが、やはり長期販売している設計の古い車種には自動ブレーキが搭載されていません。驚きなのがマイナーチェンジをして話題沸騰中のデリカD:5ですが、じつはあの強烈なフェイスデザインに変身したのはディーゼル車のみで、ガソリン車はこれまでと同じなんですね。なので、ディーゼル車のデリカD:5には自動ブレーキを搭載していますが、ガソリン車のデリカD:5には自動ブレーキを搭載していないという現象がおこっています。

ダイハツ・コペン

ダイハツはスマートアシストという技術で衝突回避支援ブレーキ機能をほぼ全車種に搭載しています。一部、メビウス(プリウスα)とアルティス(カムリ)はトヨタからのOEMなのでトヨタセーフティセンスになりますが、スマートアシストは着々と進化を続けています。しかし、たった1車種だけ、コペンシリーズだけはスマートアシストを搭載していません。これも他メーカー同様にスポーツカーだからという枠組みだからなんでしょうか?

マニュアル車でも自動ブレーキは搭載している!

ここまでみると日本のスポーツカーのほとんどが自動ブレーキを搭載していないことになります。そうなると、もしかしたらマニュアル車には技術的に自動ブレーキを搭載できないのでしょうか?いえ、そんなことはありません。自動ブレーキのシステム構造は各メーカー異なっていますので、一概にはいえませんが、マニュアル車でも自動ブレーキを搭載している車種があります。

マツダ・ロードスター

マツダはアドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)という名称で自動ブレーキを展開していますが、スポーツカーであるロードスターにも搭載されています。オートマチック車はもちろん、マニュアル車にも搭載されているんですね。

というか、マツダ車は全車に自動ブレーキが搭載されているし、全車にマニュアル車が用意されています(一部グレードは除く)。もし、マニュアル車がよくって、自動ブレーキがついている車種を探している人はマツダ車なら選びたい放題ということですね。こんな稀少な自動車メーカーはほかにありません。

スズキ・スイフトスポーツ

また、スズキも全車にスズキ セーフティ サポートを展開して衝突被害軽減ブレーキを搭載しています。そしてそのなかにはスイフトスポーツも含まれており、もちろんマニュアル車でも自動ブレーキが搭載されています(セーフティパッケージ装着車)。スイフトスポーツはかなり軽量ボディに作られているにもかかわらず、しっかりと先進の安全装備も搭載しているなんて、かなり優秀な車ですね。

スポーツカーを買うならいましかない!?

いかがでしたでしょうか?上記の車種以外にもグレードによって自動ブレーキが搭載されていないものはまだまだあります。しかし、2020年の自動ブレーキ搭載義務化によって、これらのスポーツカーが絶版してしまったら大変です。各メーカーはなんらかの対応をしてくるとは思いますが、たとえ一部改良で対応したとしても、重量増などでスポーツカーとして、いまと同じパフォーマンスを維持できるのでしょうか?できないから現時点で自動ブレーキがついていないのでは?価格が猛烈にアップしてしまうの?など色々な憶測を考えてしまいます。車は新型車を発売するときは大々的に宣伝されますが、絶版となるときはコッソリいなくなってしまいます。いざ買おうと思ったときには、オーダーストップになっているなんてこともあります。”いま発売されているスポーツカーが欲しい”人は、なくなってしまう前に手に入れておきたいですね。

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