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2018-10-5

【ホンダ・新型インサイト発表】新しいハイブリッドシステムは超低燃費が期待できる!

タグ: ホンダ

10月4日にホンダから新型インサイトを発売するという発表がありました。いまやハイブリッドカー大国の日本ですが、いったいどんなクルマなのかチェックしてみましょう。

新型ハイブリッドシステム・1.5L SPORT HYBRID i-MMDを搭載

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こちらが新型インサイトの画像ですが、じつは発売を発表しただけでまだ正確な情報は公開されていません。ただわかっているのは、ハイブリッドシステムは「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載して、1.5L DOHC i-VTECエンジンと組み合わされるということだけです。あとはHonda SENSINGも標準装備されるみたいですね。
ここで注目したいのがハイブリッドシステムで、これまでSPORT HYBRID i-MMDと組み合わされるエンジンは2.0Lのみで、1.5Lは初めてになるんですね。つまりこのシステムがどれほどのパフォーマンスを発揮してくれるかは未知数というわけです。SPORT HYBRID i-MMDの評判がいいので、おのずと性能に期待してしまいますよね。それでは現時点のホンダがラインアップするハイブリッドシステムをおさらいしてみましょう。

ホンダは3タイプのハイブリッドシステムを展開

SPORT HYBRID i-MMD

画像はオデッセイハイブリッド用

SPORT HYBRID i-DCD

画像はフィットハイブリッド用

SPORT HYBRID SH-AWD

画像はNSX用


ホンダのハイブリッドシステムはすべて「SPORT HYBRID」という名称がついていて、「i-MMD」「i-DCD」「SH-AWD」の3タイプにわけられます。今回新型インサイトに搭載されるハイブリッドシステムはこのうちの「i-MMD」で、現在だとオデッセイ、ステップワゴン、CR-V、アコードの4車種に搭載されています。それもすべて2.0L i-VTECエンジンとの組み合わせだけなんですね。1.5L i-VETCと組み合わされるのは「i-DCD」で、こちらはフィット、フリード、ヴェゼル、シャトル、ジェイド、グレイスの6車種になります。では、「i-MMD」と「i-DCD」はなにが違うのかというと、「i-DCD」は停車、発進、減速、クルーズなど、比較的パワーを必要としない場合はモーターのみで走行して、そのほかの状況ではモーターとエンジンを組み合わせて走行します。対して「i-MMD」はモーターを2個搭載しており、そのほとんどはモーターのみで走行します。エンジンはモーターへの発電用をメインとしつつ、よっぽどパワーが必要なときはエンジンのみで走行するという仕組みになっています。つまりほぼ電気自動車的なハイブリッドシステムというわけですね。ニッサンのe-POWERにエンジンだけで走れるモードがついている状態といったらわかりやすいでしょうか。
詳しくはコチラ
🔳ホンダ・テクノロジー図鑑「SPORT HYBRID i-DCD」
https://www.honda.co.jp/tech/auto/i-dcd/topic2/
🔳ホンダ・テクノロジー図鑑「SPORT HYBRID i-MMD」
https://www.honda.co.jp/tech/auto/i-mmd/topic1/
ちなみに「SH-AWD」はスーパーハンドリング・オールホイールドライブの略で、NSXとレジェンドのみに採用されています。こちらはエンジンと3つのモーターを使用して、かなり複雑な機構により新次元のハンドリングや加速性能を手に入れたまったく異なるシステムです。興味のある人はこちらも詳しく解説されているサイトがあるのでチェックしてみてください。
🔳ホンダ・テクノロジー図鑑「SPORT HYBRID SH-AWD」
https://www.honda.co.jp/tech/auto/sh-awd/
ということで、1.5L i-VETCエンジンとi-MMDの組み合わせによるハイブリッドシステムはかなり期待十分というわけです。

プリウスとの真っ向勝負再び!

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まだ詳細な情報のない新型インサイトですが、じつはアメリカではすでに販売が開始されています。今回のニュースは日本仕様の発売が発表がされたというだけなんですね。そこでアメリカ仕様のインサイトをチェックしてみると、システム最高出力は151hpとなっており、全長が約4663mm、全幅が約1818mm、全高が約1412mm、ホイールベースが約2700mmとなっています。つまり、現行の50系プリウスとガチンコ勝負になりそうなんです。あくまでアメリカ仕様との比較なので、日本仕様がどうなるかわかりませんが、スペックを比べてみましょう。
【新型インサイト(アメリカ仕様)】
・全長:約4663mm
・全幅:約1818mm
・全高:約1412mm
・ホイールベース:約2700mm
・システム最高出力:151hp
※サイズは米国表記のインチをミリに変換したので正確ではありません。
【50系プリウス】
・全長:4540mm
・全幅:1760mm
・全高:1470mm
・ホイールベース:2700mm
・システム最高出力:122hp
いかがでしょうか?若干新型インサイトのほうが大柄に思えますが、日本仕様はもしかしたらもう少しコンパクトにしてくるかもしれませんね。

ハイブリッドカーに新たな風を起こすか期待!

画像は2009年2月にデビューした2代目インサイト


インサイトはかつて2代目を発売したときにプリウスとの因縁があります。リーズナブルでコンパクトなハイブリッドカーとしてデビューをしてまたたく間に人気となったと思いきや、その3ヶ月後にライバルのプリウスが30系にモデルチェンジのタイミングで予想していた価格よりも下げてきたり、前モデルの20系プリウスと併売するといった戦略に出て、インサイトはすっかり影を潜めてしまいました。しかし、この3代目インサイトでふたたび脚光を浴びる可能性が高いですね。
発売は今年(2018年)の冬とのことなので、正式発売を楽しみにしましょう。 

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